あたらしい世田谷

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2013.07.12

世田谷の子どもに見せたい「せたがやホタル祭りとサギ草市」

 ホタル祭りとサギ草市は、7月13(土)〜14日(日)の2日間、代官屋敷とその周辺で行われるお祭りです。世田谷の子どもたちにもホタルを見せたい、との地元の方々の思いから始まり、3,000匹のホタルを見に約3万人が訪れます。すっかり暑さも本格化したこの夏、親子で参加してみてはいかがでしょう? [ 7月の特集 世田谷の夏のお祭り ]

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どんなお祭り?

 代官屋敷に設置されたホタルドームでは3,000匹のホタルを見ることができ、毎年行列ができるほどの人気です。最近はお母さんもホタルを見るのは初めての方が多く、その光を「LEDかと思った~」と感激して帰られる方もいるのだそう。昔は世田谷で育てていたホタルも、今では難しくなったため、他県から運ばれたものがお披露目されることになっています。
 同時に、世田谷の「区の花」であるサギ草は、咲き頃がちょうど7〜8月のため、この花を販売する市や展示を兼ねてお祭りは行われます。サギ草は白鷺の姿によく似た、真っ白で本当に美しい花です。
 上町の天祖神社前の参道には提灯や屋台が連なり、境内では地元の商店街、桜栄会の盆踊りも行われて盛り上がります。

子どもの頃に見たホタルを次の世代にも

 ホタル祭りとサギ草市が始まったのは、昭和56年のこと。当時、代官屋敷の池でホタルの養殖に成功した地元の方が、このホタルを世田谷の子どもたちにも見せたいとお祭りを始めました。
 現在、この運営を支えているのは「ボロ市保存会」のメンバーで、委員やボランティアスタッフのほとんどが年配の方々です。ボロ市やホタル祭りなど、世田谷に続くお祭りを次の世代にきちんと引き継ごうと、毎年ご近所や関係者との調整に大奔走しています。子どもの頃に身近にホタルを見て育った世代が、当たり前に見てきた風景をしっかりと今の子どもたちにも伝えたいとの思いが詰まった、上の世代から下の世代へのプレゼントのようなお祭りです。

サギ草伝説

 毎年、このお祭りが行われる時期に、代官屋敷の敷地内にある郷土資料館では「蛍とさぎ草伝説」展も開催されます。「サギ草伝説」には諸説あるものの、その一説をご紹介すると、こんなお話。

 室町時代の末、世田谷にまだ世田谷城というお城があった頃に、城主である吉良頼康卿が一羽の白鷺を仕留めました。この飼い主だったのが常磐姫。頼康卿に見初められて側室となり寵愛を受けますが、ほかの女房の嫉妬をかい追い込まれてしまいます。姫が父母に助けを求めるために放った白鷺は風雨に力つきて落ち、姫はお腹の子ども共々亡くなることに。姫の放った白鷺を葬った跡に咲いた白い花が「サギ草」と名付けられたのだそうです。

 そんな世田谷の古い言い伝えと、ホタルに込められた思いから続くこのお祭り。風情ある夏を味わいに、この週末出かけてみてはいかがでしょう?

【お祭りの概要】
開催日時:
平成25年7月13日(土曜日)・14日(日曜日)(小雨の場合決行)
13:00~21:00 ※ホタル観賞時間 両日とも17:00~21:00
場所:世田谷代官屋敷(世田谷1-29)および上町天祖神社周辺
参加費用:無料
託児所の有無:無
事前申込みの有無:必要なし

[ 7月の特集 世田谷の夏のお祭り ]

施設概要

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