赤いテントと看板が目印

山下商店街で、ひと際ぱっと目を引く鮮やかな赤いテントと看板の「洋食ボンバー」。
世田谷線山下駅から続く山下商店街の緩やかなカーブの先、ひときわ目立つ赤いテントが「洋食ボンバー」です。
ランチメニューがずらりと書かれた看板を眺めながら、店内に入ると、大きな厨房と長いカウンター、手前にはテーブル席があります。店内は、小さなお子様連れから、サラリーマンの男性グループ、ひとり豪快に食べている若者で、にぎわっています。

おすすめメニューが並ぶ入口の看板
筆者の定番、おひるのメニュー「SPF豚!霧島豚の生姜焼き定食」を注文。SPFとは、Specific(特定の) Pathogen(病原体) Free(無い)の略で、クリーンな環境で衛生的に育った豚である証。また霧島豚は鹿児島の銘柄豚で、肉質は柔らかく弾力に富み、旨みと栄養がたっぷり詰まっているのが特徴ということで、こだわりの豚肉に期待が高まります。
これぞ洋食屋の生姜焼き、キャベツはふんわりと絶品

カウンター越しに店主角野さんが、リズミカルに調理されています
美しく盛り付けられた熱々の生姜焼き定食が、どーんと目の前に。

SPF豚!霧島豚の生姜焼き定食(ランチ価格950円税込)
生姜焼きからは、湯気が立ちのぼり、生姜と醤油の香ばしい薫りが食欲をそそります。野菜もたっぷりついて栄養バランスもボリュームも満点。さらに、ランチはご飯とお味噌汁のお代わりも1杯無料です。
お肉を豪快に口に入れると、甘辛い醤油ダレとさわやかな生姜の風味が、豚肉と絡み合います。ああ、これが食べたかった!と、心の中で叫んでしまいます。
このあまりに香ばしい生姜焼きの薫りに惑わされて、お肉・ごはん・お肉・ご飯と夢中になってご飯も止まりません。
次に、付け合わせの大盛キャベツを一口。千切り切りキャベツが、生姜焼きのタレにキャベツが抜群にマッチします。

シャクシャクなキャベツは、タレと一緒に
しっかりと食べ応えのある豚の生姜焼きに絡み合うキャベツ、ホカホカなご飯とお味噌汁が、絶妙のバランスで、あっという間に食べてしまいました。
夜は、定食だけでなく晩酌にも
洋食ボンバーには、ボリュームたっぷりの定食を楽しみにしてくださる仕事帰りのお客様がたくさん来店されます。また、洋食をちょっとつまみながら晩酌したいお客様には、揚げ物は1個から、ナポリタンの1/2量などの単品メニューもあります。
毎日のようにリピートしてくださるお客様もたくさん
店主の角野さんは、「生まれ育った町で美味しい食事を提供したい」と話します。
元々、豪徳寺で生まれ育ち、居酒屋、和食店などで腕を磨いてきた角野さんは、1人で全ての調理を担当し、調味料なども出来る限り自家製のものにこだわっています。
角野さんの、洋食屋ボンバーには、赤ちゃん連れのご家族から、90歳の方まで幅広く、常連さんも多くご来店されます。こだわりの調味料等による味付けで、とりこになる常連の方々も多いそうです。
小田急線と東急世田谷線が交差する、山下商店街は、ちょっぴり下町感が漂い、安らげる雰囲気があります。美味しくて、ボリューム満点、居心地の良い、洋食ボンバー。筆者も通う地元の名店、皆さんにも是非味わっていただければと思います。
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