三宿 夜間中学ドキュメンタリー映画「こんばんはⅡ」とお話の集い

  • 開催日時:2022年04月02日(土)13:45~16:00
  • 開催場所:北沢タウンホール2階第1集会室

”全国に36校しかない、夜間中学。そのひとつが、世田谷にあるのを、ご存じですか?
そこは、学校に行けなかった私の、学び場。この国で幸せに生きていく為に、学ぶことは、生きること”

2016年に成立した、義務教育の機会確保法は、あらゆる人の多様な事情による学ぶ機会の損失を取り戻す為の方策として、夜間中学の意義を認め、全都道府県への設置を促しています。

世田谷こどもいのちのネットワーク「学ぶことは生きること」

私たち世田谷こどもいのちのネットワークは、20年来、子どもの”いのち”と明るい未来への”希望”に拘って、活動してきました。2018年、この法律の成立に関わられた、元文部科学省の前川喜平氏のお話と、世田谷区長保坂展人氏との対談を、区内で志を同じくする個人・団体の方々と企画し、1200名の親子連れを含む方々と共に、子どもたちにとって「学ぶことは生きること」と、知る機会を持ちました。
この体験を通じ、「学び」は子どもに限らず人間誰もが、何時でも何処でも、その機会を得られるべきもの、この国で幸せに生きていく為に必要なものであると気づきました。

夜間中学のドキュメンタリー映画「こんばんはII」(森康行監督)の上映とお話の機会

その後、前川氏の実践を通じ、多様な学びの実践の場である夜間中学を訪れる機会を得、「学び」の現場を知る事が、私たち自身の、更なる学びのきっかけになりました。 そこで、全国に夜間中学校の設置をと活動され、1993年、山田洋二監督の傑作「学校」のモデルである見城先生と共に研鑽を積まれる、「夜間中学と教育を語る会」が、ひとりでも多くの方に学ぶ機会をと、2003年、夜間中学のドキュメンタリー傑作「こんばんは」監督の、森康行監督に依頼して製作された、「こんばんはII」の上映と、学びの当事者の方々お話を通して、学びを生きる歓びとする場を、より多くの方々にお知らせする機会を設けたく、この集いをご案内致します。

夜間中学とは

戦争による混乱期、義務教育を受ける機会を逃された方々、朝鮮半島から来日され、戦後引き続き日本にお住まいの方々、終戦時中国からの引揚にあたり、家族と別れ別れになり、その後帰国された孤児の方々、時移り、少子高齢化の下、社会の基幹部分を担うべく来日された外国籍の方々、そしてこの法律成立のきっかけとなった、不登校の増加とその延長としての、ひきこもりにより学びの機会を逸し、今に至る方々。
年齢・性別・国籍・障害のある無しに関わらず、おひとりおひとりの事情に応じた学びと、出会いによる学び合いの機会が、無償で得られる「学びの現場」が、夜間中学校です。

集い当日は、区立三宿中学校夜間学級の元教諭、中川恵理先生と、教え子で中国残留孤児であった卒業生のお話と、ご自身も夜間中学教諭であり、見城先生の後輩である「語る会」の澤井留里氏から、この国で幸せに生きていく為の「学び」について伺い、私たちひとりひとりにとっての、新たな学びとの出会いの機会に出来ればと考えます。

 

「こんばんはⅡ」映画とお話の集い

映  画「こんばんはⅡ」

夜間中学校と教育を語る会制作
森康行監督「こんばんは」2003年キネマ旬報ベストテン1位

お  話

区立三宿中学校夜間学級元教諭と卒業生の方
夜間中学校と教育を語る会 澤井留里さん

日  時 4/2(土)13:45~16:00(13:30開場)

会  場 北沢タウンホール2階第1集会室(定員40名)世田谷区北沢2-8-18

料  金 資料代 500円

申  込 

事前申し込み制 2/15(月)~ 受付開始

①チラシQRコードから
②メールから noriko.k.haga@gmail.com 宛て

>件名に「こんばんは2申込」、および「氏名」・「電話番号」を記載してください。

お問合せ・主催 

世田谷こどもいのちのネットワーク
TEL 090-3209-2527 芳賀

後  援  

世田谷区教育委員会

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