2023.03.30
世田谷発!まったく新しいタイプの絵カード「オノマトペカード」
まったく新しい絵カード「オノマトペカード」が、子どもの発語に悩みを抱えている家庭や、子どもの発達を支援している言語聴覚士などの専門職の方々、療育施設などから注目されています。この「オノマトペカード」は、長年子どもたちの言語・コミュニケーションの発達支援に従事している言語聴覚士の石上志保先生が考案したものです。
世田谷区民に伝えたい「あたらしい動き」をくみん手帖編集部がご紹介。施設、イベント、取り組みなど遊びから暮らしに役立つものまで。
世田谷代田~東北沢間の小田急の線路跡地にできた「下北線路街」をご紹介します。
5月28、29日、2022年5月にNANSEI PLUSの開業をもって全面開業となった下北線路街では、まちびらきイベント「下北線路祭」が開催されました。
2004年より始まった小田急線の世田谷代田駅から下北沢駅、東北沢駅までの線路の地下化に伴い、全長1.7㎞の線路跡地につくられた新しい街が「下北線路街」。今ではファッション、グルメ、アート、映画館、ホテル、温泉など様々な13の施設が並んでいます。
この街のコンセプトは「BE YOU.シモキタらしく。ジブンらしく」。自分らしくいられる街、多様性を尊重し、つながりの機会が多い街という意味が込められています。かつて街を南北に区切っていた線路跡を人々が行き交い、人々の新たな交流の場に変化しています。
2016年に最初に開業したリージア代田テラスから2022年に開業したNANSEI PLUSまで、魅力ある13施設を、あらためてご紹介します。(地図参照)
環状七号線の西側、富士山が見える坂道に並ぶ、落ち着いたたたずまいの賃貸のテラスハウスです。下北線路街の開発はここから始まりました。(2016年開業)
東京農大のオープンカレッジ、農大に縁のある日本酒や加工食品を販売しているアンテナショップ、本格イタリアンのカフェレストラン、青森の農業法人直営のお米や食材、加工品のお店が集まっています。毎月第2・4土曜日に農大や青森にゆかりのある生産者等の朝市が開かれます。(2019年開業)
「カルディーコーヒー」でおなじみの地元企業キャメル珈琲が運営するベーカリー&カフェスタンドです。生地に深煎りコーヒー豆を練り込み、サクッと揚げた珈琲カレーパンが人気です。(2020年開業)
箱根から運ばれた本物のアルカリ性単純泉が楽しめる温泉旅館です。本格的な日本料理が堪能できる割烹や日本茶でお菓子をいただける茶寮があり、都会の喧騒を忘れてくつろげます。日帰りで訪れることもできます。(2020年開業)
子ども一人ひとりの主体性を大切にする認可保育園です。地域に開かれたコミュニティースペースやギャラリーを併設しています。(2020年開業)
個人の商いを応援する店舗・住居一体型施設が集まっています。世界の発酵調味料を扱う専門店、食材にこだわり抜いた飲食店等、個性的なお店での買い物や開放的な広場での飲食が楽しむことできます。様々なイベントも開催されます。(2020年開業)
高校生から社会人まで様々な人が共に暮らし学んでいます。下北沢のまちをキャンパスに見立て、まちの人たちとの関わり合い等を通して次世代が育つ場を目指しています。(2020年開業)
シモキタならではの個性的な作品を上映するミニシアター、カフェがあります。”食”がテーマの4つのお店に加え、アートギャラリーや園芸店があります。駅前広場では月2回オーガニックフードマーケットが開催されます。(2022年開業)
生活雑貨やグリーンショップ等シモキタならではの多様性あふれる商業施設です。ゆったりとした空間で人気のタイ料理や担々麵など個性派揃いの味を楽しめます。(2019年開業)
アニメに出てきそうな土管がある空き地です。常設のカフェスタンドや、オーナーが定期的に入れ替わるPOP UPキッチンがあります。小さいお子さんを安心して遊ばせながらお茶もできると、お母さん・お父さん方にとても好評だそうです。(2019年開業)
立ち呑み居酒屋「立てば天国」、日本茶業界の最高位「茶師十段」がつくる抹茶かき氷が大人気の「しもきた茶苑大山」、水タバコの店「シーシャ」等々、他所には無いシモキタならではのオーナーの個性が光ります。街中の路地を散策するような気分になる施設です。(2021年開業)
ライブや演劇など、パフォーマンスができる世界最高峰のオーディオ設備や厨房を備えた、最大300名まで利用できるエンターテイメントスペースです。ここからあらたなカルチャーが生まれます。(2021年開業)
国内外の旅行者のためのホテル。60室の客室を備えています。ホテルが提携した地元店のレコードを借りて、客室のオーディオセットで聴くこともできます。また、併設しているカフェバーは、一般の人も散歩などで立寄って、くつろぐこともできます。(2021年開業)
下北線路街は、開発にあたり、住民や商店街等、下北沢に関わる人たちが開発者である小田急電鉄と継続的に議論を重ね、この地域にふさわしい街づくりが進められ、2022年5月に全施設が完成しました。下北沢の人々や文化という個性を大切に、小田急電鉄がそれを支援するかたちでできたのが、この新しい街「下北線路街」なのです。
皆さんも、シモキタならではの個性的な人や文化に出会いに「下北線路街」にお出かけになりませんか?
この記事に関連するタグ:まちづくり, カフェ, 下北沢駅, 世田谷代田駅, 代沢, 代田, 北沢, 外食・飲食店, 映画, 東北沢駅
浦和ポンポコ
くみん手帖編集部
大阪府生まれ。翔んで埼玉の地から憧れの世田谷区で働かせていただいてます。 銭湯と居酒屋をこよなく愛しています。草深い埼玉で腹鼓を打つ「ポンポコ狸」の視点からハイセンスな世田谷を見ていきたいと思います。
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