
世田谷の地に根ざして100余年。歴史と活気にあふれる国士舘大学 世田谷キャンパス
世田谷区とのつながりが深い総合大学

大講堂の前に立つ、創立者 柴田 德次郎(しばた とくじろう)氏の銅像
1917(大正6)年に麻布で創立された国士舘は、吉田 松陰の精神に鑑み、1919(大正8)年に現在の松陰神社隣接地(世田谷4)へ移転。現在は7学部を擁する総合大学へと発展しました。キャンパスでは現在も再整備が進められており、2028年には新校舎の供用開始も予定されています。
キャンパスのシンボルである「国士舘大講堂」は国の登録有形文化財にも指定され、地域に親しまれています。また、世田谷区内にある大学と産業界、世田谷区が連携し、高等教育の活性化や地域の発展を目指す「世田谷プラットフォーム ※1」に参加。2024(令和6)年には世田谷区と包括連携協定 ※2を締結するなど、地域とのつながりも深い大学です。
そんなキャンパスの魅力のひとつが、充実した学食です。5つの食堂・レストランがあり、学生の利用が多い時間帯(11時30分~13時30分)を除けば、一般の人も気軽に利用することができます。
地元の老舗パン屋が手がける「精養堂」
大学で最も長い歴史を持つのが、8号館地下1階にある「精養堂(せいようどう)」です。
店名を聞いて、ピンとくる世田谷区民の方もいるのでは? 実はここ、松陰神社前にある1912(明治45)年創業のベーカリー「ニコラス精養堂」が運営している食堂なんです。現店主の祖父である創業者 太田 睦賢(おおた ぼっけん)氏と柴田 德次郎氏との縁から、長年にわたり学食を提供し続けています。

昔ながらの雰囲気が漂う精養堂。ランチタイムには多くの学生でにぎわう/国士舘大学提供
精養堂の魅力は、なんといってもボリュームとリーズナブルな価格。一番人気は70年以上愛されている「鶏南蛮定食」です。カリッとした衣に甘酸っぱいソースが絡み、食べ応え十分。通常サイズでもご飯は230gと多めですが、プラス50円で大盛り(360g)に変更も可能です。
ほかにも「唐揚げ定食」390円、「生姜焼き定食」400円、「豚キムチ定食」380円など、胃袋を満たす“がっつり系”のメニューが充実しています。

鶏南蛮定食(鶏肉1枚/ご飯通常サイズ)380円。鶏肉を2枚に増やすと480円
また、世田谷区の食育事業「せたミール ※3」にも参加しており、食塩相当量3g未満に抑えたチキンカツタルタル弁当など、健康に配慮したメニューも開発。さらに、学生と企業が連携し、使用済みの容器をリサイクルする「水平リサイクル ※4」の試験導入にも取り組むなど、サステナブルな活動にも力を入れています。

食材やだしの旨味をいかしたチキンカツタルタル弁当480円/国士舘大学提供
タピオカも楽しめる! 本格中華の「香苑レストラン」
続いてご紹介するのは、1号館地下1階にある「香苑(こうえん)レストラン」。ここでは、中国人シェフによる本格的な中華料理を楽しむことができます。大きな窓からキャンパス内にある憩いの広場「建学の森」をのぞむゆったりとした雰囲気も魅力です。

白を基調とした清潔感のある店内/国士舘大学提供
一番人気は、週替わりの「国士舘スペシャルランチ」500円。麺類やおかずにご飯、小鉢などが付いたお得なセットで、3種類から選ぶことができます。

国士舘スペシャルランチ500円の一例/国士舘大学提供
ほかにも、「回鍋肉(ホイコーロー)定食」450円、「チンジャオロース定食」450円など、本格中華がずらり。「ゴマ団子」260円や「焼売」120円といった点心も揃っています。食後やティータイムには、午後12時40分から販売される手作りの「タピオカドリンク」がおすすめ。フルーツソースをたっぷり使ったさわやかな味わいで、キャンパス内でもテイクアウトして楽しむ学生の姿が多くみられます。

タピオカドリンクのマンゴーミルク(左)とイチゴミルク(右)。Mサイズ450円、Lサイズ550円
10階からの眺望も魅力「Starlight」
34号館10階にある「Starlight(スターライト)」は、タコライスやガパオライス、唐揚げなどが人気のレストラン。「週5で通う」という熱烈なファンや、カフェ感覚で利用している近隣のシニア世代、ママ世代など、幅広い世代に愛されています。

ユニークなメニュー名のイカス!タコライス!500円。気温に合わせてサルサソースの辛さを微調整するこだわりの味
晴れた日には、新宿の高層ビル群や東京タワー、スカイツリーまで見渡せる抜群の眺望も魅力です。3日前までの予約で夜間(17時~20時)の利用も可能なため、美しい夜景を見ながらのディナーも楽しめます。

10階からの景色。冬晴れの日には富士山が見えることも/国士舘大学提供
このほかにも、「EVERYFOOD(エブリフード)」、「アンブラン」の2店があり、その日の気分やお腹の空き具合に合わせて選ぶことができます。

令和7年に新東京食堂から名称変更したEVERYFOODの人気メニュー、唐揚げ丼500円/国士舘大学提供

精養堂の隣にある食堂、アンブランの豚カルビ定食460円/国士舘大学提供
梅ヶ丘駅からほど近く、世田谷区役所のすぐ隣という立ち寄りやすい立地も魅力の国士舘大学 世田谷キャンパス。しっかりランチを味わうのはもちろん、お弁当のテイクアウトやタピオカをドリンクでのひと休みなど、さまざまな楽しみ方ができます。
散歩や用事の合間に、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
◇文中補足
※1 「世田谷プラットフォーム」
世田谷6大学と世田谷区、区内産業界による産官学連携を進めるためのプラットフォーム。
https://setagaya-univ.jp
※2 世田谷区との「包括連携協定」
人的交流の推進、知的・物的資源の相互活用、調査および事業を共同実施し、地域社会の持続的発展に資する事業を目的とした協定のこと。https://www.kokushikan.ac.jp/information/contribution/community/
※3 「せたミール」
区内のスーパー・小売店・飲食店などで
「1食分の野菜量」や「適塩の味」を気軽に体験できる食事のこと。
https://www.city.setagaya.lg.jp/02244/3011.html
※4 「水平リサイクル」
使用済みの製品を再び同じ製品や用途に再生すること。
https://journal.meti.go.jp/keizaiword/43796/
◆各食堂の営業日時、場所など
夏季授業休止期間など、営業予定日が変更される場合もあるので、詳細は、以下の国士舘大学のサイトにてご確認ください。
※11:30~13:30は、『本学専用時間帯』です。
※食堂業者の都合により、営業時間が変更する場合があります。
◎国士館大学 厚生施設(世田谷キャンパス)学生食堂
https://www.kokushikan.ac.jp/campus_life/support/facility/setagaya/
文/渡辺裕希子(合同会社まちとこ)
撮影/壬生真理子(合同会社まちとこ)