【終了】砧公園 世田谷美術館 祈り・藤原新也 展

世田谷美術館では、2023年1月29日まで企画展「祈り・藤原新也」が開催されています。

1944年に福岡県門司市(現 北九州市)に生まれた藤原新也。東京藝術大学在学中に旅したインドを皮切りに、アジア各地を旅し、写真とエッセイによる『インド放浪』、『西蔵(チベット)放浪』、『逍遥游記(しょうようゆうき)』を発表します。1983年に出版された単行本『東京漂流』はベストセラーとなり、社会に衝撃を与えます。また同年に発表された『メメント・モリ』は、若者たちのバイブルとなりました。1989年には、アメリカを起点に西欧へと足をのばし、帰国後は自身の少年時代を過ごした門司港で撮影した『少年の港』をはじめ、日本にカメラを向けます。そして旅のはじまりから50年後、現代の殺伐を伝えるニュースを背に、大震災直後の東北を歩き、コロナで無人となった街に立って、これまでの道程と根幹に流れる人への思いを「祈り」というタイトルに込めます。そして藤原の見た、人が生き、やがて死へと向かうさまは、現在形の〈メメント・モリ(死を想え)〉へと昇華され、新たな姿でわたしたちの「いま」を照らします。
藤原の表現活動で特筆すべきは、写真、文筆、絵画、書とあらゆるメディアを縦横無尽に横断し、それぞれの領域において秀でた表現を獲得していることにあります。
本展は、祈りをキーワードに、初期作から最新作までの作品を一堂に展示して、藤原新也の多彩な仕事を立体的に展開します。(世田谷美術館ホームページ より)

【展覧会のみどころ】

●公立美術館初の大規模個展
これまで写真サロンやギャラリーで数多くの個展が開催されてきましたが、公立美術館で大規模に開催される個展は今回が初めてです。200点以上の写真と言葉により、50年以上にわたる藤原の表現活動の軌跡を俯瞰する初の機会となります。
●作家自身の眼で厳選された作品による、「祈り」の壮大な物語
本展は藤原の集大成ではありますが、主要な仕事を時系列で紹介する、たんなる回顧展ではありません。「祈り」というキーワードに基づいて、現在の視点から藤原自身が改めて厳選・編集した、新たなストーリーを持った展覧会です。
●迫力の大画面写真と書き下ろしの文章
大きいものでは3mの大画面に引き伸ばされた写真に、本展のために書き下ろされた文章が美しいレイアウトで添えられています。広い空間に大迫力の写真と言葉が並び、書籍や写真集で「読む」のとは一味違う、展覧会ならではの鑑賞体験ができます。
(世田谷美術館ホームページより)

会 場

世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)

会 期

2022年11月26日(土)〜2023年1月29日(日)

開館時間

10:00~18:00(最終入館時間 17:30)

休館日

毎週月曜日 ※※ただし2023年1月9日(月・祝)は開館、1月10日(火)は休館年末年始(12月29日~1月3日)

料 金

一般1,200円、65歳以上1,000円、大高生800円、中小生500円
・障害者の方は500円。ただし、小中高大学生の障害者は無料。介助者(当該障害 者1名につき1名)は無料(予約不要)。
・高校生、大学生、専門学校生、65歳以上の方、各種手帳をお持ちの方は、証明できるものをご提示ください。
チケット情報:本展では、展示室内の混雑を避けるため、「日時指定券」を販売しています(オンライン・クレジット決済、またはd払い)。オンラインでのご購入が難しい方、アーツカード等の各種割引をご利用の方は、美術館窓口で「当日券」をご購入ください。ただし、来場時に予定数の販売が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
オンラインチケット販売サイト https://www.e-tix.jp/setagayaartmuseum/

主 催

世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)

後 援

世田谷区、世田谷区教育委員会

お問合せ先

世田谷美術館(公益法人せたがや文化財団:世田谷区砧公園1-2)
TEL 03-3415-6011(代表)
展覧会のご案内 050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会サイト https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00211

 

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