2023.12.08
上用賀 待望の再開! 生まれ変わった馬事公苑を紹介します
2017年から7年にわたって休苑し、改装工事を行っていた馬事公苑がついに再開しました。2023年 11 月3〜5日に行われたリニューアル記念イベント期間の来場人数は、なんと合計6万5,000人。この日を待ち望んでいた区民の方も、多いのではないでしょうか。そこで早速、新生・馬事公苑をぐるりと一周。その魅力や、おすすめの穴場スポットをお伝えします。
世田谷での暮らしを、よりよいものにするための情報。区民の衣食住に関わる取り組みやサービス、町の景観、子育て、町づくり、多世代交流の話など。
消防団をご存じですか?消防組織法に基づいた消防機関で、普段は自分の職業に就きながら、自らの意思で入団し、日頃から火災の予防や消火活動、防災訓練の支援など地域防災のリーダーとして重要な役割を担う団体です。令和6年6月2日の午前中、渋谷区にある東京消防庁消防学校で「令和6年 世田谷消防団 消防操法大会」が開催されました。
東京消防庁消防学校の門に設置された「世田谷消防団消防操法大会会場」の看板
消防学校の広い校庭には、ずらりとテントが並び、制服姿の人々で埋め尽くされています。大会に参加する18分団の団旗が勢いよく翻っています。
18分団の団旗が並び、風にはためく
団ごとに分かれたテントの中では、着衣を整えたり作戦を練ったり、万全の準備をしてたくさんの皆さんが控えていました。頼りがいのある姿ながらも、和気あいあいとした雰囲気で、団員のみなさんの絆を感じることができます。
第1分団
第2分団
第3分団
第4分団
第5分団
第6分団
第7分団
第8分団
第9分団
第10分団
第11分団
第12分団
第13分団
第14分団
第15分団
第16分団
第17分団
第18分団
開会式を終え、緊張感のある空気の中、消防操法審査が始まります。多くの方が観覧に訪れ、消防団員達の操法に注目します。
開会式に臨む消防団員が勢ぞろい。ピリッとした空気が漂います
来賓の保坂世田谷区長からも、消防団員の活動に謝辞が述べられました
昨年優勝した第8分団から杯の返還が行われました
大勢の方が真剣に見守る張り詰めた空気の中、大会がスタート
可搬ポンプからホース3本を1線に延長して、第1の標的を倒す基本操法。さらに、ホース1本を増加して、第2標的を倒す付加操法を審査されるものです。大変複雑で負荷の大きい作業で、指揮者1名隊員4名が個々の技術と、チームワークを発揮することが求められます。スタート前の整列から、緊張感が伝わってきます。
まっすぐ背筋を伸ばし、集中するスタート前の団員達
指揮者の号令の元、隊員達が見事な連携動作で、あっという間に装備を取り出し、息の合った動きで水槽から水をくみ上げ、ホースを伸ばす様子は、訓練のたまものです。
無駄な動き一つない見事な作業
審査官も見逃さないように動きを合わせて審査している
息のぴったり合った動きが素晴らしい
速さと共に正確さや安全性も重要
50m先までホースを伸ばして勢いよく放水!ものすごい水の勢いです。
すさまじい勢いの水が飛び出す
指揮者から遠くの的に放水の指示が出て、ホースを延長するために、放水金具を外し、可搬ポンプから長い重そうなホースを担いで、全速力で運んできます。こういった作業一つ一つの確実性や技術、そしてタイムが審査対象になっています。
確実で迅速な情報の伝達
重いホースを担いで駆けつける
80mを全速力で駆け抜ける
ホースを延長するため、一度金具を取り外す
作業分担しつつ、助け合いが随所で見られた
長いホースの取り扱いは大変難しい
日ごろの訓練の成果が表れる
ダイナミックな逆手での取り扱いは、訓練のたまもの
ものすごく長く延長されて、重く扱いにくいホースを何とか綺麗に伸ばし、最後の的に向かって大きく放水していきます。
火災に見立てた的に向けて放水する
どの団も他の団の操法を、身を乗り出して食い入るように見ています。賞賛のどよめきや応援の声が何度もあがりました。
感心したり、応援したり、誰もが熱心に観覧
大会では、多くの女性団員の活躍が目立ちます。出場して素晴らしい活躍をみせてくれる方もいれば、受付や場内アナウンスなど大会の運営をサポートしている方も多くいます。
総合受付で、丁寧なご案内
団ごとにお揃いのTシャツがお似合いです
聞き取りやすい場内アナウンス
雨が強くなってくる中、全18分団の熱戦が終わり、ついに成績の発表となります。 第8分団は昨年に引き続き見事1位となりました。
◆令和六年 世田谷消防団操法大会 団体成績
1位 8分団
2位 2分団・第12分団
3位 13分団・第17分団・第7分団
◆令和六年 世田谷消防団操法大会 担当別成績
指揮者 8分団
一番員 17分団
二番員 2分団
三番員 7分団
四番員 16分団
雨が強く、残念ながら表彰式は割愛されましたが、皆とても誇らしい表情で喜びを分かちあっていました。
どの団のどの方も本当に素晴らしいご活躍でしたし、こうして日々訓練を積んで備えている消防団の皆さんがいることで、地域に安全が生まれるのだと感じました。
優秀な団員に送られるメダル
輝く優勝カップ
雨の中、みなさまお疲れ様でした!
帰り際、消防学校の門の所で、大きな石碑が目にとまりました。数名の隊員が消火活動をし、放水の先を見つめている石碑です。消防職員の方が「その石碑の土台に、殉職した隊員の名前が刻まれているので、ご覧になってください」と教えてくれました。
刻まれた多くのお名前を拝見し、消火活動は命の危険と隣り合わせであり、訓練は防災力をあげるだけでなく、隊員たちの安全も守る重要なことなのだと感じました。
消防学校入口に設置されている消防顕彰碑
東京の防災に尽力され、その重責を全うされた殉職者の名が刻まれている
災害が起こったときに、地域防災は消防団が中核となります。地域の安全を守る大切な役割を担う消防団は、団員を募集しています。さまざまな訓練や学習を通して防災の知識を身につけ、地域に貢献できる消防団に参加してみませんか。
◆問合せ先◆
世田谷消防署
〒154‐0024 三軒茶屋2丁目33番21号
TEL 03-3412-0119
住所: | 世田谷区三軒茶屋2丁目33番21号 |
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電話番号: | 03-3412-0119 |
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ハイコラ ママさんライター
子供からシニアまで支え合える地域づくりを目指し、「おむつ替えMAP」の制作、「三茶テイクアウト」、「松陰通りテイクアウト」WEBサイト制作、「せたがやこども弁当」等の、親子と地域を繋ぐ子育て支援活動しています。
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