2022.04.13
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世田谷で行われたイベントやワークショップなどの体験レポート。くみん手帖編集部およびくみんライターが参加した感想や、当日聞いたお話、エピソードなどをご紹介。
ウルトラマン商店街として知られる祖師谷大蔵にある「やおまんキッチン」は、50年以上の歴史をもつ青果店「八百萬商店」が、カフェスペースを併設してリニューアルオープンしたお店。野菜をたっぷり使ったランチやスムージー、野菜のシフォンケーキがおすすめなので、ご紹介します。
(くみん手帖編集部/山本多恵子)
[12月の特集] 人情も新しさも!商店街で元気になる買い物を
祖師谷大蔵駅北口から、祖師谷通りを8分ほど歩くと、ブルーの看板に「やおまん」と書かれた看板が目に入ります。旬の野菜に果物、人気の自家製ぬか漬けや白菜漬けが並ぶ青果店「八百萬商店」は、2012年5月に店舗の老朽化による建替えに伴い、八百萬商店直営のカフェ「やおまんキッチン」を併設しました。
店頭には、その日のおすすめ野菜泥ねぎやチンゲン菜、果物ではオレンジなどが並びます。看板には、カフェのおすすめメニューも。店に入るとパーテーションを境に、左側には色鮮やかな野菜や果物の並ぶ青果店スペース、右側は16席ほどの木のぬくもりを感じるシンプルなカフェスペース。カウンター席もあり一人でも入りやすい雰囲気です。
青果店ならではのカフェメニューは、野菜をふんだんに使いお肉と魚をメインにした日替わりランチ2種類とカレーなどの定番メニュー3種類。日替わりランチでは30種類以上の野菜が摂れ、メイン以外の副菜やデザートまで毎日変わるこだわりも、人気の理由です。
この日、私がいただいたのはサーモンのグリル香味ソースとフレッシュスムージー。サーモンはふわふわと柔らかく、グリルした野菜との相性もぴったりで、小鉢にはほうれん草の白和えや、青果店でも購入できるぬか漬けも。かぼちゃのサラダを作るときに、種類よってはホクホクせず、ペースト状になってしまうので、さつまいもを加えると綺麗な形になるなど、調理のポイントまで教えてもらいました。
野菜ジュースが苦手な私は、内心ドキドキしながらフレッシュ―スムージーを注文。出てきたジュースは緑色で、青菜の味しか想像できませんでしたが、一口飲んでみると、甘い!フルーツの甘みだけで作ったフレッシュスムージーで、ほうれん草や人参、バナナ、オレンジに、旬の果物を加えるそうで砂糖を使わなくてもこんなに甘くなるものかと感心しました。とろりとした口当たりで、これだけでも満足感が得られます。お客さまの中には、自宅で挑戦してみたけどうまくいかず、レシピを尋ねる方がいらっしゃるのも納得。
日替わりのランチ以外にもテイクアウトが可能なシフォンケーキも人気。ケーキに使う野菜や果物も日替わりで、取材した日は、かぼちゃとゆずがショーケースに並んでいました。
重さのある野菜を使ってふわふわのシフォンケーキを完成させるまでには、何度も試行錯誤を繰り返したそうです。
カフェの店長を務めるのは「八百萬商店」三代目の奥さま安藤裕子さん。カフェのオープン前から野菜ソムリエの資格を取得するなど意欲的な裕子さんは「もっと野菜の美味しさを伝えたい」とカフェの併設を提案し、オープンまでの一年間、カフェビジネススクールや調理学校に通ったそうです。
ご近所の方の利用が多いため、年配の方やダイエット中の方の希望に合わせてミニサイズのランチを用意したり、毎日通う方が飽きないメニューを考えることも。そんな工夫が楽しいと話す安藤さん。
「お客さんの健康を考えながらメニューを考えていますが、今後はどのように身体に良い点があるのか、世代別の食事にどんな食材、調理方法が適しているかなどを伝えていきたいです」(安藤さん)
老舗の青果店が仕入れる野菜を美味しく調理し、健康面でもサポートしてくれるカフェ。あなたも野菜不足を解消してみてはいかがですか?
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やおまん
[営業時間]11時30分~18時
[定 休 日]月曜・日曜・祝日定休(青果店は日曜日のみ休み、祝日はお問合せ下さい)
住所: | 世田谷区祖師谷4-1-21 |
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電話番号: | 03-3483-0788 |
この記事に関連するタグ:2013年12月の特集, やおまん, 八百屋, 外食・飲食店, 砧エリア, 祖師谷大蔵駅, 飲食
山本多恵子
宮城県生れ。世田谷在住。Web制作、アクセス解析が得意です。宮城県気仙沼市の食材を取り寄せ、郷土料理を作る「スローフード部」を定期的に開催しています。場づくりにも興味津々。世田谷と気仙沼をつなげること活動を日々模索しています。
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