南烏山 世田谷文学館 コレクション展「下北沢猫町散歩」開催中

世田谷文学館では、3/31まで、コレクション展「下北沢猫町散歩」が開催されています。

世田谷文学館コレクション展「下北沢猫町散歩」 開催概要

小田急線と井の頭線が交差し、小劇場やライブハウスのメッカ、個性的な本や雑貨、古着の店が生まれ、カフェや飲食店がひしめきあう下北沢。
2013年に小田急線の駅と線路が地下化され、街はその様相を大きく変えつつあります。変わらないのは、行き交う多くの若者たちと、迷路にも似たその街並みです。
東京近郊の農村から新興住宅地へ、そして演劇・音楽の町、若者の町へと下北沢がめまぐるしい変貌を遂げたこの百年の間に、多くの作家が出逢った風景をそれぞれの作品に書き留めました。
武蔵野の原野で教え子たちと遊んだ坂口安吾、自宅周辺を散歩するうち幻影の町「猫町」に出くわす萩原朔太郎、自宅を新築したのもつかのま、パートナーと別れてしまう宇野千代、古びたアパートの一室を豪奢な宮殿に見立てた森茉莉、さらには近年の吉本ばななや又吉直樹らの作品までをとりあげ、〈まち〉に地層のように積み重なり、刻まれてきた人びとの記憶を、当館コレクションとともにたどります。

*本展は下北沢で晩年の10年間を暮した詩人・萩原朔太郎の没後80年を記念する企画展「月に吠えよ、萩原朔太郎展」(10/1~2/5)の関連企画として開催いたします。あわせてお楽しみください。

「下北沢猫町散歩」主な紹介作品・作家

幻想と迷宮…萩原朔太郎『猫町』、吉増剛造『太陽の川』 青春の光と影…坂口安吾『風と光と二十の私と』、萩原葉子『蕁麻の家』 恋と仕事…宇野千代『生きて行く私』 生命のかがやき…中村草田男『火の島』、齋藤茂吉『つきかげ』、日野啓三『神の小さな庭で』 雨過山房にて…横光利一『夜の靴』戦火の中、戦火のあと…中村汀女『花影』、加藤楸邨『火の記憶』 夢をつむぐ空間…森茉莉『贅沢貧乏』、植草甚一の古書店構想 下北沢と作家たち…石川淳、高木彬光、森瑤子 「下北沢の懐は深く」…吉本ばなな『もしもし下北沢』、藤谷治『燃えよ、あんず』ほか

チラシ表(PDF)

チラシ裏(PDF)

会 期

2023年3月31日(金)まで開催中

※同時開催 企画展「月に吠えよ、萩原朔太郎展」~2023年2月5日(日)

開館時間

10:00~18:00(展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで)

休館日

毎週月曜休館(月曜が祝日の場合は開館、翌日に休館。ただし、1月9日は開館し、1月10日に休館。2月20日~2月28日は館内整備期間のため休館)

会 場

世田谷文学館 1階展示室(南烏山1-10-10 )

料 金

一般 200(160)円/大学・高校生 150(120)円/65歳以上、小・中学生 100(80)円/
障害者手帳をお持ちの方 100(80)円(但、大学生以下は無料)
※ ()内は団体割引と「せたがやアーツカード」割引料金
※障害者手帳をお持ちの方の介添え者(1名まで)は無料になります
※各種割引については、手帳など証明できるものをお持ちください
※企画展開催中は企画展のチケットの半券で、本展をご覧いただけます。混雑状況によって入場制限させていただくことがあります

交通案内

京王線「芦花公園」駅南口より徒歩5分
小田急線「千歳船橋」駅より京王バス(千歳烏山駅行)利用、「芦花恒春園」下車徒歩5分

お問合せ

世田谷文学館
〒157-0062 世田谷区南烏山1-10-10
TEL 03-5374-9111  FAX 03-5374-9120
Email webmaster@setabun.net
HP  https://www.setabun.or.jp

主 催

公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館

後 援

世田谷区、世田谷区教育委員会

 

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