2013.09.29
変わりゆく下北沢の街で、変わらず愛される「kate coffee」
下北沢駅前の喧噪とは無縁の、茶沢通り沿いにあるカフェ「Kate coffee」。本がずらりと並び、ゆっくり過ごすには居心地抜群のステキな空間です。下北沢といえば若者の街のイメージですが、老若男女問わず、地元の人が多く訪れる人気のカフェになっています。オープンして7年、地元の方に愛される「kate coffee」の秘密をお聞きしました。
世田谷にはたくさんの「訪れたい場所」がある。古くから愛されてきたお店や、知る人ぞ知る穴場など、地元の情報をご紹介。思い出に残る昔の世田谷から今の世田谷まで。
桜上水のエコな手作りパン屋さん ベーカリーウッドペッカーをご紹介します。
子どもに安心・安全な食品を食べさせたい、しっかりした味覚を身につけさせたい、そういうお母さんは多いでしょう。桜上水駅前の小さなパン屋さん”ベーカリーウッドペッカー”は、そんなお母さん方にぜひ一度行っていただきたいお店です。
桜上水駅から歩いて1分、手描きの可愛いキツツキの看板がお店の目印です。お店の中には、たくさんの種類のパンが、所狭しと並べられています。商品のポップにはそれぞれのパンの詳しい説明があり、お店のご主人が声をかけてきたような「焼きたて 美味しいですよ!!」の札に思わず頬がゆるみます。
一番人気は、”バターブレッド”。子どもからは、”UFOパン”と呼ばれているそうです。
パンのかたちは、UFOマニアにはおなじみのアダムスキー型UFOにそっくりです。底の羽根はパリパリで甘く、上のパンはやわらかく薄味、中にはさまれた四つ葉バターの味わいが引き立ちます。昔、幼稚園に卸していたこともあるので、「懐かしい」と買いに来てくれるお客さんも多いそうです。
このお店では小さな子どもを連れたお母さんにも、やさしいパンを作っています。たとえば、”レーズンロール”。小さなお子さんを連れたお母さんが一緒にちぎって食べるのにちょうど良い大きさのリング型です。”小型食パン”も外から帰ってきた子どもにちょっとだけ切って食べさせるのによいサイズを心がけたとか。
自家製の北海道小豆を使ったつぶあんで作ったライ麦のアンパンも人気だそうです。つぶあんを少しいただくと、口の中で溶け始めてから、ほのかな小豆の香りが感じられ、自然な甘さがじんわりと広がります。
ウッドペッカーは、毎日食べても安全・安心で食べ飽きないパン作りを心がけているそうです。天然酵母は、30年以上種を注ぎ足して使っているもの。使用している果物や野菜は松原の自宅の菜園で有機栽培されたもの。他にも、100%国産小麦、バターは「四つ葉バター」、塩はメキシコまたはオーストラリアの天日塩と沖縄の海水で作った「シママース」等、身体にやさしい厳選された材料ばかりです。
「うちのパンは食べた瞬間に『おいしい!』ってわけじゃないんですが、噛みしめていただいて初めて、じわっとくるおいしさなんです」と、お店の畦田(あぜた)さんがウッドペッカーのパンのおいしさを教えてくれました。
ウッドペッカーは地球環境保護に深く共鳴し、当初から、様々なエコな取り組みをされています。
例えば、生ごみは世田谷区から提供された”コンポスト”※1でたい肥にして自家菜園で使用しています。卵の殻まで焼いてたい肥にするそうです。また、そもそもの食品ロスを出さないために、焼き上げてから時間が経ったパンは、値引き販売しています。さらに、プラスチックごみを削減するために、プリン用のスプーンを紙のスプーンに替えて5円で提供、売上は全額「福島の子どもたちを支援する団体」に寄付しています。加えて、電気も自然エネルギーの会社に切り替えたそうです。
こうした取り組みを経て、世田谷区がすすめる環境にやさしいお店の登録制度「せたがやエコフレンドリーショップ」※2 の募集を知り登録されました。
ウッドペッカーには、子どもも毎日安心して食べられるパンづくり、そして子どもたちの未来のために地球環境をまもるという強いこだわりがあります。
小さな子ども連れのお母さんの中には、子どもが無邪気にパンに触ってしまわないようお店の外で待たせる人もいるそうです。しかし畦田さんは、「お母さんとご一緒なら大丈夫ですよ。小さいお子さんのいるお母さんにこそ、お子さんとご一緒にパンを見ていただきたいんです」といいます。お子さんに安全・安心なパンを食べさせたい。食べ物本来の味を味わわせたいお母さんにおススメしたいお店です。
これからは自家菜園でつくった“キンカン”のパンが店頭に並ぶそうです。日差しに温かさが感じられるようになったら、上水公園の散策を兼ねて親子で訪ねてみてはいかがでしょう。
※1「コンポスト」とは
生ゴミや、枯れ草などの有機物を微生物の発酵分解によって、たい肥化するための道具
※2「せたがやエコフレンドリーショップ」とは
食品ロスの削減やプラスチックごみの削減に積極的に取り組む飲食店や小売店等を世田谷区が「せたがやエコフレンドリーショップ」として登録し支援する取り組み
住所: | 東京都世田谷区桜上水5-24-2 |
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電話番号: | 03-3302-8291 |
営業時間: | 7:00~19:00 |
定休日: | 日曜、祝日 |
URL: | https://www.instagram.com/woodpecker1103 |
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浦和ポンポコ
大阪府生まれ。翔んで埼玉の地から憧れの世田谷区で働かせていただいてます。 銭湯と居酒屋をこよなく愛しています。草深い埼玉で腹鼓を打つ「ポンポコ狸」の視点からハイセンスな世田谷を見ていきたいと思います。
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