
Circle of Peaceロゴマーク
らぷらすの区民企画協働事業でチャリティイベントを実施
2021年12月、三軒茶屋にある“世田谷区立男女共同参画センターらぷらす”で、フィリピン・サンマルティンの子どもたちを支援するチャリティイベント“女の子はサンタクロースになれるの?”が開催されました。
イベントでは、児童書の読み聞かせでジェンダーについて考える取組みや、フェアトレード雑貨の販売、また子ども達の手作り品の販売が行われました。

チャリティイベント『女の子はサンタクロースになれるの?』の様子
フィリピンの児童養護施設サンマルティンとの出会い
イベントを主催したのはCircle of Peace代表のシャープ茜さん。世田谷区在住の3人の男の子のお母さんです。子育てをしながら、大学院で平和学を学ぶ中、2019年に修士論文の調査のため渡比した際に、マニラ近郊の児童養護施設サンマルティンを訪れ、約160名の元ストリートチルドレンや恵まれない家庭の子どもたちと出会ったことをきっかけに、彼らを支援していきたいと考えたそうです。

マニラから車で数時間の所にある児童養護施設サンマルティン
現在、フィリピンは、貧富の差が広がっており、貧困にある子どもたちが数多くいます。児童養護施設は約800施設あり、官民が連携し運営されています。
多様な学びができる環境を、寺子屋活動
2020年、日本で新型コロナウイルスがまん延し、学校が休校になると、Circle of Peaceは、子どもたちのために、寺子屋活動を始めました。活動に賛同する大人に協力してもらい、子どもたちに、タンザニアに留学した時の話や、世界一周の旅の話をしたり、絵本の読み聞かせをとおして、世界や社会について考えました。また、身体を自由に動かすダンスもしました。

寺子屋は、楽しい!がキーワード
2021年、Circle of Peaceは、サンマルティンとの世田谷のオンライン交流をスタートさせました。世田谷やその他地域の子どもたちと、サンマルティンの子どもたちが、日本の文化や習慣を一緒に学びます。サンマルティンの子どもたちは、日本の文化を珍しそうに興味深く聞いてくれたそうです。

サンマルティンの子ども達は1つの画面をみんなで共有
何度か交流会が続くと、今度はサンマルティンの子どもたちが英語とフィリピンの言語タガログ語を、日本の子どもたちに教えてくれました。はじめは、聞きなれない外国語に説明が必要だった子ども達も、段々と自分から理解し伝えようとするようになり、今ではお互いが言語や文化を学べる機会となっています。
子ども達の未来のために出来る限りの事をする

シャープさんが走ることは支援の一環
シャープさんは、他にもサンマルティンにクライミングウォールを建てる費用のために、クラウドファンディングを行ないました。そのために「42.195kmを走りきる」と題しSNSで自らマラソンレポートを行ない寄付金を募りました。

クラウドファンディングの寄付金で作られたクライミングウォール
Circle of Peaceの活動は、フィリピン子どものために、様々な繋がりを作りだし、経済的な支援だけでなく、言葉や文化を学ぶ機会や、国を超えた人同士の結びつきを作りだしています。
支援の輪が自然に広がって繋がっていく
Circle of Peaceが主催するチャリティイベントでは、フェアトレード商品の販売をしているNPO法人ハロハロや、動物保護に関心のある美容師が参加しています。

丁寧に作られたカラフルなフェアトレード商品
今後、Circle of Peaceは、子ども達の未来のために応援したいという人や団体と繋がり活動の輪を広げていきたいそうです。

フィリピンの児童養護施設サンマルティンのゲートで
Circle of Peace
https://www.instagram.com/circleofpeace.heiwanowa/
身近な世田谷の子ども達、そして遠いフィリピンの児童養護施設の子ども達のため、Circle of Peaceのイベントに参加したい、一緒に活動したいという方を募集しています。