2022.07.25
本の新しい楽しみ方、世田谷区電子書籍サービス
世田谷区立図書館の電子書籍サービスをご紹介します。
世田谷で行われたイベントやワークショップなどの体験レポート。くみん手帖編集部およびくみんライターが参加した感想や、当日聞いたお話、エピソードなどをご紹介。
小田急線梅ヶ丘駅北口から徒歩5分の羽根木公園では、3/5まで第44回「せたがや梅まつり」が開催されています。春一番が待ち遠しい2/15、3年ぶりの開催でぎわう園内を訪ねてきました。
園内には約650本(白梅約380本、紅梅約270本)、およそ60品種の梅が植えられています。梅の品種によっては、開花の時期がことなるので、3月上旬まで楽しめます。
菅原道真にまつわる「飛梅」の分身として、福岡の大宰府天満宮より寄贈された「寒紅」「白加賀」。梅の研究家の増井義昭氏から寄贈された「中国野梅」等様々な品種が揃っています。
梅林の石畳に誘われ回遊すると、梅花の香りにほんのり包まれます
蒼空を仰ぐような枝ぶりに、ぼた雪が積もったかの如く咲く「八重野梅」
緋梅系の代表格「大盃」は、あでやかな緋色で粋な佇まい。(公社)北沢法人会の社団化35周年を記念して寄贈されました
しだれた枝にふっくら小ぶりの蕾も可憐な「藤牡丹」。
透き通るような黄金色の蠟梅(ロウバイ)。うつむいて咲くことから、花言葉は「ゆかしさ」「慈しみ」です
それぞれの梅の木には、二次元コードが設置されており、スマートフォン等で読み取ると、「梅品種スポット紹介」や、「梅林マップのご案内(現在地連動)」が表示されます。園内で咲いている梅の花の名や気になる名前の梅の木を探したり、楽しみながら散策ができます。
園内の梅には品種名や特徴等が分かる二次元コードが付いています。スマホ片手に撮影や梅の知識を得ながら散策できます
1976年に当時の区議会議員の方々が議員選出記念として、羽根木公園に55本の梅を植樹されたことからはじまり、10回ほどの記念植樹により、現在は650本・60品種の都内屈指の梅林となりました。1978年には地元商店街などが中心になって第1回「せたがや梅まつり」を開催。世田谷の春の風物詩となり今年で44回目を迎えました。
期間中、土・日・祝日は、地元商店街による模擬店で、梅に因んだ食べ物なども販売しています。また、抹茶サービスや餅つき、和太鼓の演奏などのイベントもあります。
丘の上広場には、歴代の記念植樹された梅の木と模擬店ブース。梅ジャム、梅大福など梅に因んだお土産が購入できます
区制70周年記念植樹された「藤牡丹」
天気が良く空気の澄んだ日には、分かれ道の梅林の間から富士山が望める絶景ポイント。分かれ道に「道知辺」の梅とは粋な計らい
羽根木公園は全体が小高い丘となっているので、梅景色が立体感もって楽しめ、お日柄が良ければ、富士山が見える絶景ポイントもあります。
紅白の梅香る羽根木公園で、春の訪れを感じる散策しませんか。
住所: | 代田4-38−52 |
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くみん手帖編集員 せたがや歩兎庵
"手考足思"を座右の銘に、まち・ひと・ものに纏わる思いやコトを採集し、大風呂敷を広げる、自称「マチアルキニスト」。
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