2022.06.15
山下 豪徳寺生まれの店主が腕をふるう洋食店 洋食ボンバー
豪徳寺、山下商店街の洋食屋ボンバー。店主が生まれ育った町で美味しい食事を提供し、筆者も通う洋食屋さんをご紹介します。
世田谷にはたくさんの「訪れたい場所」がある。古くから愛されてきたお店や、知る人ぞ知る穴場など、地元の情報をご紹介。思い出に残る昔の世田谷から今の世田谷まで。
世田谷に、二子玉川生まれのローカルクラフトビールがあるのをご存じですか。二子玉川で、地域に溶け込んだ、「ふたこビール醸造所」をご紹介します。
東急田園都市線二子玉川駅の西側、玉川高島屋S・C裏手にある少しレトロで風情のある一角の商業施設、柳小路南角(やなぎこうじみなみかど)の2階にふたこビール醸造所があります。
店内の大きな黒板には、7種類のタップリスト(ビール樽に繋がった注ぎ口のこと)が表示されています。厨房に並ぶ、150Lのクラフトビールを作る大きな3基の醸造タンクは、大迫力です。
ふたこビール醸造所では、クラフトビールだけでなく、用賀のスペシャルティコーヒーの専門店「ウッドベリー・コーヒー・ロースターズ」とコラボした珈琲ビールを開発。最近では、JA東京中央と世田谷産のブルーベーリー使ったフルーツビールを共同開発しました。
来店されたお客様は「クラフトビールは、どのようにビールが作られたのかを知ることが楽みのひとつ。ふたこビール醸造所では、原料は何処産で、どのような材料を使っているのか、タンクや時期による味の差などの“クラフトストーリー”を楽しむことができます」といいます。
2014年、二子玉川で地域の催し「地域での街にあったらいいものをプレゼンする場」が開催されました。これをきっかけに、市原さん(代表)と、小林さん(副代表)は、クラフトビールづくりをとおして、地域の新たな魅力を発信、活性化に繋げたいと、2015年に“ふたこ麦麦公社”を設立しました。
ふたこ麦麦公社では、“世田谷ホッププロジェクト”という、地域の希望者にホップの苗を配布し、育ててもらい、収穫した実を回収して、クラフトビールをつくるという活動を実施しました。これは、世田谷でホップを中心に街の風景を変えたり、人の輪が広がる場づくりを目指しているもので、2015年には約100株。翌年には約400株のホップの苗を配布し、“世田谷そだち”のビールを醸造してきたそうです。
2018年には、二子玉川に“ふたこビール醸造所”を開店。「二子玉川に様々な目的で訪れる方に、お店を使っていただけたら嬉しいです」とスタッフの栗本さんは言います。
ふたこビール醸造所の店内には、お店ではランニングやカヌーチームとのコラボTシャツなども販売されています。地域のランニングのチームは、お店で集合、ランニングスタート、多摩川を楽しく走り、店に戻ってきてビールで乾杯するのに利用されるそうです。ふたこビール醸造所は、地域の交流の場になっています。
また休日には、親子連れが、多摩川でのピクニックの際に、せたがや育ちの麦を使った麦茶や、ボリュームたっぷりのフードメニューをテイクアウトするのに訪れます。
ふたこビール醸造所は、クラフトビール醸造だけにとどまらず、二子玉川の地域に根付き、人の交流や多摩川の自然、世田谷の農業と繋がっています。まるで、地域の人、自然環境、特産物を繋ぐ結節点でのようです。皆さんも、地産のふたこビールで“二子玉川”を味わってみてはいかがでしょうか。
ふたこビール醸造所 アクセス
住所: | 世田谷区玉川3-13-7 柳小路南角2F |
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電話番号: | 03-6411-7125 |
営業時間: | 11:30〜23:00 |
定休日: | なし ※ 変更の可能性がありますので、ご来店の際はSNSなどでご確認ください。 |
URL: | https://www.futakobeer.com |
この記事に関連するタグ:クラフトビール, 二子玉川駅, 外食・飲食店, 玉川
ハイコラ ママさんライター
子供からシニアまで支え合える地域づくりを目指し、「おむつ替えMAP」の制作、「三茶テイクアウト」、「松陰通りテイクアウト」WEBサイト制作、「せたがやこども弁当」等の、親子と地域を繋ぐ子育て支援活動しています。
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