2014.01.01
世田谷で四国88ヵ所巡り!? パワースポットで新年の願い事を
明けましておめでとうございます。2014年の始まり、新たな抱負や願いを胸に新春を迎えられたことと思います。旧年の感謝を捧げ、新年の無事と平安を祈願できる世田谷でも有名なパワースポットを訪ねて、新年にふさわしいお参りのお作法を教えてもらいました。
世田谷にはたくさんの「訪れたい場所」がある。古くから愛されてきたお店や、知る人ぞ知る穴場など、地元の情報をご紹介。思い出に残る昔の世田谷から今の世田谷まで。
環七と駒沢通りに囲まれた野沢3丁目エリア。その街角に、ひと際目を引くオブジェがあるコーナーガーデーンと白い一軒家が、ガーデンカフェ「ときそら」(以下“ときそら”)です。2020年10月に社会福祉法人はる が、地域の支援者の協力を得て就労継続支援B型作業所としてOPENしました。
“ときそら”の長いアプローチとチーク材のスライドドアの広い玄関は、個人宅の名残を感じます。リビングダイニングだった店内にテーブル席が約25席。壁面はギャラリーとして抽象絵画や工芸品などの展示に活用されています。陽光降り注ぐ大窓からは、約80坪ある手入れされたお庭が、四季折々の景色を見せてくれます。お天気が良ければ、是非お庭のテラス席へ。空とみどりのさわやかな風が心地よく、くつろぎながらお食事ができます。
“ときそら”のお客様はご高齢の方から小さなお子様までと世代の幅が広く、だれもが一緒に楽しめるよう、バリエーションあるメニューとなっています。食材も旬の世田谷産の野菜や国産の肉など、産地や素材にはこだわって使っています。
人気の「ランチコース」は、ワインが合いそうな前菜とブイヨンスープからはじまるミニコース。“ときそら”の名のごとく、それぞれ違う「そらいろ」のうつわが彩りよくお料理を引き立てます。ライスかパンが付くメインのお料理(お肉かお魚)は、国産ローストポークのハニーマスタードソースがけや牡蠣と春菊のドリアなど、旬の素材で月替わり。最後にプチデザートとコーヒーか紅茶が付き、毎月リピートで通いたくなります。
おすすめは、厳選した肉をミンチし、手ごねでつくる「国産牛のデミ玉ハンバーグ」。こんがりと焼き加減良く、滴る肉汁はたっぷりのデミグラスソースと相まってジューシーです。お箸を使っても柔らかく、口当たり良くほろほろ崩れるので、ご高齢の方やお子さんもでも安心して食べられます。
また、取り分けやシェアが出来て便利な「ピザ」は、自家製ハーブが効いたトマトソースとソーセージやシーフードなど、ハーフ&ハーフでトッピングもできます。カリッとした芳ばしさにぷりぷりしたトッピングで、アッという間に食べきれます。「フライドポテト」「ナゲット」などのフィンガーフードも、食べ始め期のお子様連れやアルコールのおつまみ等、もう一品としても好評です。
自家製レモンシロップの「レモネード」と「レモンスカッシュ」は、レモン特有の苦み無くスッキリ爽やかな喉越しです。「バニラトッピング」でアイスを追加することもできます。
季節のパフェや「せたがやそだちのアップルパイ」等のデザートでティータイムもゆったり楽しめます。また同系列の「パイ焼窯」の芳ばしい焼き菓子も種類豊富に揃っています。手土産としてギフトボックス詰めでのご購入も応じています。
「OPENがちょうどコロナ禍の行動制限で、外食もなかなか出来ない頃でした。そこで、気軽にテイクアウトできるお弁当メニューを準備しました。身近な街で、舌が肥えたご家族や外出しにくい高齢の方も満足できると好評でした。ご利用いただくお客様は近くのご高齢の方やご家族、隣の「のざわテットーひろば」に遊びに来た親子が多く、メニューは世代を超えて幅広く楽しんでいただけるよう工夫にしています。」と、“ときそら”の尾平さん。
“ときそら”は、「社会福祉法人はる」が精神障害者の就労継続支援B型作業所として運営している施設です。空き部屋とお庭を地域の福祉で活用したいオーナーとご縁で繋がり、利用者が様々な作業メニューで対応できる施設として生まれました。
“ときそら”の名前の由来は、ゆったりとした時間と空間を楽しんでもらえるようにと、「時間・空間」⇒「時空」⇒「ときそら」に。また、“ときそら”の「そら」は空豆にもかかっており、空豆の様に天に向かって伸びていけるようにという想いも込められているそうです。
「地域に根ざしたカフェ」「利用者が生き生きしっかり働き、能力を活かしながらやりがいを持てる作業内容」を掲げ、利用者も支援するスタッフもゆったりと楽しく、仕事に取り組むことを大切にしています。お庭の手入れや施設の掃除、カフェのホール、厨房作業など、様々な作業があります。利用者の得意なことを活かしながら、役割分担しています。
お庭での掃除や手入れを丁寧にコツコツ取り組む作業や姿勢が好評で、近隣のお庭の掃除等も頼まれ、行うこともあります。また、お庭は(一財)せたがやトラストまちづくりの制度「小さな森」に登録。ボランティアと一緒にお庭の整備や公開イベントなど、地域と繋がる場にもなっています。
店内のギャラリーは、運営委託している「汀(みぎわ)」を中心に、絵画・工芸品などを展示しています。サロンコンサートやミニ上映会など、ホームパーティのように身近な規模で開けることも“ときそら”の魅力です。利用者はこの展示やイベントの企画、照明などの作業も分担しながら学び、担当しています。
昨年の秋は、お隣にある「のざわテットーひろば」と連携イベントを開催。“のざわテットーひろば”の活動写真展や子ども向けイベントの会場として、地域の親子でにぎわいました。今後も“のざわテットーひろば”と連携し、コラボ企画を開催していくそうです。
「ここ“ときそら”は、利用者もスタッフもゆったりと無理のない仕事で、地域と交わる場を大切にしています。人との関わりが苦手だった利用者が、日々のお庭仕事から見える、カフェの仕事が楽しそうだと、自ら希望し、新しい仕事にも積極的に取り組めるようにもなりました。」と目を細めて語る尾平さん。
利用者とスタッフはもちろん、お客さまと地域での交流も“ときそら”の居心地よさを育んでいるようです。
丁寧に手入れされたお庭を眺め、季節を感じ、ゆったりとした気分でのお食事。そんなひと時を“ときそら”で過ごしませんか。
住所: | 世田谷区野沢3-14-1 |
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電話番号: | 03-6805-2174 |
営業時間: | 火曜~土・日曜日 11:00 ~ 17:00 LO 16:00(ドリンクLO 16:30)その他事業所が指定する日 |
定休日: | 月曜・日曜・祝祭日 |
URL: | https://www.tokisora.net/ |
その他: | Instagram https://www.instagram.com/tokisora_setagaya/ |
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くみん手帖編集員 せたがや歩兎庵
"手考足思"を座右の銘に、まち・ひと・ものに纏わる思いやコトを採集し、大風呂敷を広げる、自称「マチアルキニスト」。
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