おもいでの世田谷

長く住まう区民の話から、街の歴史を知るおもいでの世田谷。時を刻んできた街の片鱗や、今はなき姿が見えてくる。

2013.01.31

【終了】世田谷文学館「帰ってきた 寺山修司展」関連イベント

「世田谷文学館」では、世田谷を舞台に活躍した作家とその作品を紹介するコレクション展を行っています。2〜3月開催「帰ってきた 寺山修司展」では、展示にちなんだ関連イベントも行われます。

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南烏山にある「世田谷文学館」を知っていますか?世田谷を舞台に活躍した作家とその作品を紹介するコレクション展を行う近代総合文学館で、これまでに手塚治虫展や宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展などが開催されてきました。この文学館で、2〜3月「帰ってきた 寺山修司展」が行われます。

言わずと知れた詩人、劇作家の寺山修司。10代で俳句界に新風を巻き起こし、18歳で「短歌研究」新人賞を受賞後は、俳句や短歌の定型の枠を越えた詩作を展開し、歌謡曲の作詞や放送詩(ラジオ)を手がけました。30歳前後には世田谷区下馬に移り住み、当地において演劇実験室・天井桟敷を設立。演劇や映画へと活動を広げていきました。

今もなお、寺山ファンは新しい世代を中心に増え続けています。没後30年の年に開催する本展では、近年発見された新たな資料も交えながら、総数約500点にのぼる資料によって、彼の創作活動の原点ともいうべき、10代から20代にかけての文学活動をご紹介し、《ことばのひと―寺山修司》を再検証します。そして、この展示にあわせて、関連イベントが3つ開催されます。

まず1つ目は、3月2日開催「子ども文学さんぽ『やってみたい+たんけんしたいをかたちにしよう!“テラヤマラソン”でオリエンテーリングだ!』」。小・中学生を対象に、代々木公園を舞台に、公園を楽しく走りまわって“テラヤマラソン”をしながらクイズに挑戦します(申込締切2月9日)。

2つ目は、3月16日開催「はじめての短歌・はじめての百人一首」。歌人の天野慶さんによる、小・中学生にむけたイベントです。初心者でも安心。からだを大きく動かしながら短歌を楽しみます。(申込締切3月2日必着)。

そして最後は、3月17日に開催する寺山修司が監督・脚本を手がけた映画『さらば箱舟』の上映会です。

イベントへの参加方法は、3月17日の映画上映会は当日受付にて行いますが、他の2つについては、各締切日までに往復ハガキ(1イベントにつき1枚)にて、(1)イベント名(2)参加者全員の氏名・年齢・住所(3)返信面に代表者の氏名・住所を明記のうえ、世田谷文学館「寺山展関連イベント」係までお送りください。応募者多数の場合は抽選となります。結果は締切後、返信ハガキでお知らせします。イベントの詳細は、世田谷文学館のサイトをご覧ください。

ぜひ寺山修司の展覧会とともに、展覧会を通して開催されるイベントに、訪れてみてはいかがでしょうか。

※写真「『われに五月を』出版の頃の寺山修司 1957年」

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世田谷くみん手帖編集員

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