2021.11.26
【終了】砧公園 世田谷美術館 グランマ・モーゼス展
11/20~2/22 世田谷美術館
長く住まう区民の話から、街の歴史を知るおもいでの世田谷。時を刻んできた街の片鱗や、今はなき姿が見えてくる。
世田谷パブリックシアターにて、芸術監督でもある狂言師・野村萬斎氏の構成・演出・主演による『マクベス』が上演されます。3年前の初演でも「古典悲劇に新たな世界観を吹き込んだ」と高い評価を得た作品の再演をお見逃しなく。
三軒茶屋駅前のランドマーク、キャロットタワーの中にある世田谷パブリックシアターは、現代演劇と舞踊を中心とした専門的な活動と、市民の自由な創作や体験を通して新しい舞台芸術の可能性を探っている劇場です。世田谷パブリックシアターとシアタートラムの2つの劇場のほか、稽古場や作業場、音響スタジオなどのスペースも併設され、芸術監督や制作・学芸・技術分野の専門スタッフを配置した運営スタイルは、全国の公共劇場から注目されています。
その世田谷パブリックシアターで、2月22日から3月4日まで芸術監督でもある狂言師・野村萬斎氏の構成・演出・主演による『マクベス』が上演されます。
『マクベス』は、1040年のスコットランドが舞台です。ノルウェー軍との戦いに勝利を収めた帰り道、三人の魔女と出会った将軍マクベスは、「やがて王となるお方」と予言されます。マクベスとマクベス夫人はその言葉に魅了され、時の王ダンカンを暗殺し自ら王位につきました。しかし、良心の呵責(かしゃく)に苛(さいな)まれ錯乱状態に陥ったマクベス。再び魔女たちと会い、新たな予言を聞くことになります。
3年前の初演ではたった五人で演じる『マクベス』を上演し、「古典悲劇に新たな世界観を吹き込んだ」と高い評価を得た作品です。繰り返し上演することで作品を洗練させていくことを目指し、この度の再演となりました。今回はソウル、ニューヨークと海外公演も決定し、「今の日本人として世界各国の人に訴えうる、でも日本人にしかなしえない『マクベス』」をご覧いただきたく新演出で挑みます。
野村萬斎氏は『マクベス』の魅力をこう語っています。
「物語で描かれる怨霊や魔女の存在を、近代的には“自己の欲望の投影”として見ることが多いですが、私は“人間が本来持つ、神や運命、森羅万象に対する畏れを象徴する”と解釈しています。魔女や魑魅(ちみ)魍魎(もうりょう)が登場するスケール感は能の世界に通ずるようであり、ひとりの人間の滑稽なまでの生き様を描く点は狂言的。俯瞰(ふかん)しながらミクロとマクロの両側から迫る、実は能・狂言の発想を存分に活かすことのできる作品に思えます。古典といわれるシェイクスピアを、いま現在、共感を得られるシェイクスピアに。しかし手法は能・狂言を用いるという(笑)。古くて新しい、新しくて古い。その真骨頂をご覧いただきたいと思います」
社会も個人も大きな変化を遂げた現代。野村萬斎氏はマクベスとその夫人、そして魔女をどのような存在と捉え、われわれの前に立ち上がらせるのでしょうか。狂言のDNA と名作戯曲、そして現在を生きる感性の融合をお見逃しなく。
公演期間:2013年2月22日(金)~3月4日(月)
チケットお申し込み方法:世田谷パブリックシアターチケットセンター
03-5432-1515(10:00~19:00 年末年始休)
世田谷パブリックシアターオンラインチケット(要事前登録。24時間受付)
P C:http://setagaya-pt.jp/ticket_buy/
携帯:http://setagaya-pt.jp/m/ 他
公演に関する詳細のホームページ
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/02/post_307.html
住所: | 世田谷区太子堂4-1-1 |
---|---|
電話番号: | 03-5432-1526 |
URL: | http://setagaya-pt.jp/ |
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