2023.03.30
世田谷発!まったく新しいタイプの絵カード「オノマトペカード」
まったく新しい絵カード「オノマトペカード」が、子どもの発語に悩みを抱えている家庭や、子どもの発達を支援している言語聴覚士などの専門職の方々、療育施設などから注目されています。この「オノマトペカード」は、長年子どもたちの言語・コミュニケーションの発達支援に従事している言語聴覚士の石上志保先生が考案したものです。
世田谷で行われたイベントやワークショップなどの体験レポート。くみん手帖編集部およびくみんライターが参加した感想や、当日聞いたお話、エピソードなどをご紹介。
2021年3月11日 世田谷北沢タウンホール、東日本大震災復興支援「あの日から10年。復興、そして未来へ」チャリティーイベントをレポート。
10年前の3月11日14時46分、突然、東日本に、大きな揺れと共に大津波が押し寄せました。尊い生命を奪われ、豊かな自然が壊滅され、甚大な被害がもたらされました。10年という月日が経ったとはいえ、被災地では、被害に遭われた方はもとより、自然環境への復興活動は今でも続いています。
3月11日、世田谷区の北沢タウンホールでは、東日本大震災復興支援「あの日から10年。復興、そして未来へ」というチャリティーイベントが開催されました。これは、地域団体や企業が主催・協賛して、これまでの世田谷による被災地への復興支援の歩みを伝えるとともに、復興への祈りとしてフジコ・ヘミングさんによるピアノコンサートを行なったものです。
第一部では、復興の歩みについての講演がありました。
「世田谷のみどりと防災を考える会」と「一般社団法人世田谷造園協力会」は、リアス式海岸が生み出す景勝地復興のため、造園業の特殊技能を活かし、南三陸町歌津崎尾崎神社周辺への”松枯れ”の防除や”抵抗性黒松”の苗木の植樹を被災地の方と共に行ったそうです。同協力会副理事の斎藤悟様は、「これまでは復旧、南三陸の本当の復興・未来はこれから」とこれからの復興支援の継続を訴えられていました。
また、保坂展人世田谷区長は、当時の被災地や社会の混乱の状況を振り返るとともに、世田谷区の復興支援について伝えました。世田谷区からは、南相馬への救援物資の提供、東日本大震災復興支援金、また南三陸・気仙沼への区応援職員の延べ200人の派遣などの復興支援が行なわれてきたそうです。
そして、大震災の発生時刻である14時46分、会場全員で黙とうを行いました。
第二部では、フジコ・ヘミングさんが出演され、東日本大震災への「鎮魂そして希望」をテーマにしたピアノコンサートが行なわれました。ピアノの横には「世田谷ピースランタン」という、平和と復興の願いを込めた「世田谷の灯」が灯されました。この灯が静かに揺れるステージで、フジコ・ヘミングさんによる「エオリアンハーブ」、「別れの曲」、「夜曲」、「ため息」「ラ・カンパネルラ」など、最後は「月の光」が演奏され、とてもすばらしいコンサートとなりました。
この復興支援チャリティーイベントで集まった募金は、世田谷区をとおして、被災地へ届けられるそうです。
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くみん手帖編集部
世田谷区在勤。ひょんなことから編集部に入りました。世田谷歴20年、新しい情報を求めて、世田谷の街や自然を日々ラブ&アドベンチャー。多摩川のシーバスのライズを見ると興奮してしまいます。
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