2023.03.30
世田谷発!まったく新しいタイプの絵カード「オノマトペカード」
まったく新しい絵カード「オノマトペカード」が、子どもの発語に悩みを抱えている家庭や、子どもの発達を支援している言語聴覚士などの専門職の方々、療育施設などから注目されています。この「オノマトペカード」は、長年子どもたちの言語・コミュニケーションの発達支援に従事している言語聴覚士の石上志保先生が考案したものです。
世田谷で行われたイベントやワークショップなどの体験レポート。くみん手帖編集部およびくみんライターが参加した感想や、当日聞いたお話、エピソードなどをご紹介。
2011年10月11日に、代田橋駅にある旧柳澤邸で、竹で万華鏡を作る竹キャンプイベントが行われました。これは、ものこと祭りをしかけたメンバーによる世田谷で森とつながるあたらしいプロジェクトの一環です。そのようすをレポートします。(世田谷くみん手帖編集部/岩﨑雅美)
[11月の特集] 人と街がつながる、世田谷のコミュニティ
世田谷代田で、夏に開催された「ものこと祭り」。代田のまちで手作りの市を開催した仕掛人のひとり、服部さんが主体となり、あらたな取り組みがはじまりました。その名も、「ダイタ森イチバ」。
「世田谷代田で、森とつながり、10年先には地域の人が森とかかわれる関係を実現させたいと思っています」(服部さん)
そんな彼らの新たなプロジェクト、森イチバの第一回の会「竹キャンプ」が開催されました。
今回の会場は、世田谷の代田橋駅にある旧柳澤邸。築100年の古民家と庭園が広がる敷地は、柳澤さんの「地域のために使ってほしい」という遺言を受け継ぎ、現在は(社)世田谷トラストまちづくりが保存しています。
そして、柳澤邸を人が集まり交流するようなきっかけの場になるために、今回の会がはじまりました。
今回は、トージバの青木さんと、青森さんが講師の千葉工業大学のインターン生がゲストとなり、竹を活用した万華鏡づくりを開催。あいにく雨予報で室内の開催になりましたが、当日は世田谷に関わるひとや、モノコトのメンバーの知り合いなど、小学生も含んで約15数名が参加しました。
青木さんのインターン生がレクチャー役となりはじまった万華鏡づくりは、竹に穴を開けたり、万華鏡の色鮮やかなスパンコールの仕掛けを作ったり・・。先生役の学生も、やや緊張した姿がすこし微笑ましくもあります。
「普段竹に関わっていますが、こういう機会がもてたのはとても貴重なこと。地域と人がつながって、竹もテーマになる。またこういう機会が世田谷で生まれたらぜひ加わりたいですね」(青木さん)
「講師は初めてで緊張しましたが、こういった機会で、竹に触れるきっかけに協力することができとてもよい経験になりました。」(インターン生)
実は万華鏡づくりの裏側には、竹の抱えている問題があります。竹は成長が早い一方で、手入れや活用ができずさまざまな地域で竹害がおこっています。そんな竹を、青木さんは遊び道具として親しんで楽しむことを伝えています。この会を通して初めてのひとでも、竹の奥深さを実感したようです。
その後は簡単なお茶会を開催。天候がよければ外でピクニックとなりましたが、お茶を飲みながら、自己紹介をするなど、和気あいあいとした時間が流れました。
「普段仕事で忙しくて、こういう会に参加してみたかった。とてもいいきかっけになりました。」「竹を使ったり、柳澤邸で過ごすのが面白かったです。」
仕事や暮らしをはなれて、こういった会で人が集まることは、新たな出会いにもつながることにつながったようです。まちぐるみでワークショップを開催していくことが、世田谷で始まった事例のひとつとも言えそうです。
これから森イチバでは、来年3月に森のマーケットを企画しているそう。次々と地域をまきこんで取り組む彼らの活動に注目していきたいですね。
住所: | 世田谷区大原1-26-1. |
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埼玉生まれ。世田谷在住。『世田谷くみん手帖』編集部員。企業のCSRレポート企画・編集を経て、地域と都市をつなぐプロジェクトデザインに関わり、旅するように仕事をしています。地域コミュニティ、手づくりのものに興味があり、「顔のみえる世田谷」を発掘中。
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