2012.11.07
豪徳寺で晩ごはんや酒肴の「もう一品」が手に入る地元密着店
古くからの商店が残る街、豪徳寺。店員さんとお客さんが長いおつきあいで、世間話に花を咲かせている姿もしばしば見られます。庶民的で気さくな土地柄を表すかのように、気取らない、でもお店のご主人の愛情がたっぷりこもったおいしい一品が手に入るお店を紹介します。デパ地下では絶対味わえない、ちょっとうれしいお惣菜いかがですか?
くみんライターのみんなが、自信を持っておすすめするテーマ別のスポット集。日々の暮らしから特別な過ごし方まで、くみんの視点でおすすめをご紹介。
レストランやカフェに、レジャースポット、にぎやかな場所も多い世田谷ですが、少し郊外に行けば、意外なほどに畑はたくさん。しかも、庭先で新鮮な野菜を販売している農家も多いのです。今回紹介する農家の直売所以外の農家直売所の情報も、世田谷区で配布している「直売所マップ」にはずらりと並んでいるので、見つけたらぜひ手にとってみてくださいね。(くみん手帖ライター/小野民)
玉川エリア:用賀駅
せたがやそだちの代表格といえば、大蔵大根。真っ白で、根の上部から先端まで、先細りしない独特の形が特徴です。この大根、一時は栽培が途絶えていましたが、この土地ならでは品種を復活させようと、再び栽培を初めた立役者がこの道40年のベテラン大塚信美さん。土作りにこだわり、代々受け継いできた畑で野菜を育てています。「大蔵大根は煮物がおすすめ。これからの季節は他の根菜類もおいしいよ」と大塚さん。学校給食や江戸東京野菜の料理教室へ野菜の提供をするなど、地域に根ざした活動にも精力的です。世田谷ならではの野菜なら、まずは大塚農園へ。
砧エリア:喜多見駅
自動販売機や無人販売が主流の世田谷の農家直売所にあって、めずらしい対面販売の直売所、その名も「小さな野菜やさん」。今の季節に店先に並ぶのは、サラダホウレンソウや春菊などの青菜が中心です。品物が少なくなればすぐに近くの畑で収穫してくるのは店主の海老沢小枝子さん。店番を主に担当するのは大正生まれのお義母さんだ。海老沢さんは世田谷区内でも8軒しかいない特別栽培の野菜を育てる農家。この直売所は、東京の厳しい基準をクリアした減農薬野菜を直接買える、貴重な場所です。新鮮なのはもちろん、作り手だからこそ知るおいしい食べ方を、教えてもらえる楽しみもあります。
砧エリア:千歳烏山駅
ハーブやプチベールなどの西洋野菜や、色とりどりの鉢花など、多品目の野菜を育て、販売する吉岡誠市さん。地場野菜の大蔵大根の栽培にも取り組んでいます。これからの季節は葱や白菜などの鍋物に最適な野菜、柿やみかんがおいしい時期。バラエティ豊かな品揃えの直売所は、ご近所さんにも人気です。農園見学や農作業体験塾などを積極的に行い、地域の人が農業に触れる機会をつくり出しています。見学や体験については、世田谷区の都市農業課へお問い合わせを。
住所: | 世田谷区瀬田5-12-15 |
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最寄り駅: | 用賀駅 |
住所: | 世田谷区宇奈根2-6-16 |
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最寄り駅: | 喜多見駅 |
住所: | 世田谷区上祖師谷4-19-13 |
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最寄り駅: | 千歳烏山駅 |
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東京生まれ、宮城育ち。大学卒業後、(社)農山漁村文化協会へ入会。バイクで全国行脚をする営業生活を経て、編集局に配属になり、食について扱う雑誌編集に携わる。退会後、フリーランスの編集者となり、広く《食べごと》を豊かにしていくべく活動中。
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