二子玉川 地域に根付くクラフトビール「ふたこビール醸造所」

まちづくり目線のクラフトビール

東急田園都市線二子玉川駅の西側、玉川高島屋S・C裏手にある少しレトロで風情のある一角の商業施設、柳小路南角(やなぎこうじみなみかど)の2階にふたこビール醸造所があります。

大きな窓に木目のテーブル、アイアンのアクセントがカフェのようで女性やファミリーでも入りやすい

 

店内の大きな黒板には、7種類のタップリスト(ビール樽に繋がった注ぎ口のこと)が表示されています。厨房に並ぶ、150Lのクラフトビールを作る大きな3基の醸造タンクは、大迫力です。

その日に提供しているビールが分かる大きな黒板

店内に醸造タンクが3基設置されています

 

ふたこビール醸造所では、クラフトビールだけでなく、用賀のスペシャルティコーヒーの専門店「ウッドベリー・コーヒー・ロースターズ」とコラボした珈琲ビールを開発。最近では、JA東京中央と世田谷産のブルーベーリー使ったフルーツビールを共同開発しました。

「コーヒースタウト」
スタイル:スタウト/ABV:7%/価格:Rサイズ880円 Lサイズ1,155円/特徴:スタウトにコーヒー豆を漬けて香りづけ。
コーヒーの香りとほのかな甘みとスタウトビールのしっかりしたコクを楽しめる

「BLUE DROPS」*販売終了
スタイル:フルーツエール/ABV:5%/価格:ボトルビール770円/特徴:せたがやそだちのブルーベリーをふんだんに使用したフルーツエール。/ブルーベリーのさわやかな香りと、ホップの苦みがバランス良く広がる。ブルーベリー由来の綺麗な赤紫色のビール

 

来店されたお客様は「クラフトビールは、どのようにビールが作られたのかを知ることが楽みのひとつ。ふたこビール醸造所では、原料は何処産で、どのような材料を使っているのか、タンクや時期による味の差などの“クラフトストーリー”を楽しむことができます」といいます。

 

地域を活性化するクラフトビールづくり

2014年、二子玉川で地域の催し「地域での街にあったらいいものをプレゼンする場」が開催されました。これをきっかけに、市原さん(代表)と、小林さん(副代表)は、クラフトビールづくりをとおして、地域の新たな魅力を発信、活性化に繋げたいと、2015年に“ふたこ麦麦公社”を設立しました。

ふたこ麦麦公社では、“世田谷ホッププロジェクト”という、地域の希望者にホップの苗を配布し、育ててもらい、収穫した実を回収して、クラフトビールをつくるという活動を実施しました。これは、世田谷でホップを中心に街の風景を変えたり、人の輪が広がる場づくりを目指しているもので、2015年には約100株。翌年には約400株のホップの苗を配布し、“世田谷そだち”のビールを醸造してきたそうです。

世田谷ホッププロジェクトのクラフトビールが提供中でした

 

ふたこビール醸造所で二子玉川を楽しむ

2018年には、二子玉川に“ふたこビール醸造所”を開店。「二子玉川に様々な目的で訪れる方に、お店を使っていただけたら嬉しいです」とスタッフの栗本さんは言います。

ふたこビール醸造所の店内には、お店ではランニングやカヌーチームとのコラボTシャツなども販売されています。地域のランニングのチームは、お店で集合、ランニングスタート、多摩川を楽しく走り、店に戻ってきてビールで乾杯するのに利用されるそうです。ふたこビール醸造所は、地域の交流の場になっています。

また休日には、親子連れが、多摩川でのピクニックの際に、せたがや育ちの麦を使った麦茶や、ボリュームたっぷりのフードメニューをテイクアウトするのに訪れます。

 

可愛いテイクアウト用グッズも充実

お店ではクラフトビール対応のグロウラー(テイクアウト用のボトル)の販売やレンタルもあるほか、プラカップや、瓶での購入も可能なため、多摩川でビールを楽しむには打ってつけです。

ふたこビール醸造所は、クラフトビール醸造だけにとどまらず、二子玉川の地域に根付き、人の交流や多摩川の自然、世田谷の農業と繋がっています。まるで、地域の人、自然環境、特産物を繋ぐ結節点でのようです。皆さんも、地産のふたこビールで“二子玉川”を味わってみてはいかがでしょうか。

 

ふたこビール醸造所 アクセス

【終了】Web開催 世田谷トラストまちづくり「地域共生のいえオープンデイ」参加者募集

世田谷トラストまちづくりでは、1/18にオンラインで、「地域共生のいえオープンディ」を開催します。自宅を地域の交流の場として活動している方々の取り組むきっかけやノウハウ等がお聞きできる機会です。ぜひ参加してみませんか。

地域共生のいえオープンデイ

自宅を交流の場にするって?実践者からお話が聞ける「地域共生のいえオープンデイ」をオンラインで開催します。

「地域共生のいえ」とは、建物の所有者(オーナー)がご自身の住まいを地域にひらく取り組みです。囲碁の集い、介護者の一息つける場、子ども食堂、親子の集い場など多様な活動が広がっています。世田谷トラストまちづくりは2006年に「地域共生のいえづくり支援事業」を策定し、地域への想いをもつオーナーを応援することで交流の場を進めてきました。
今回のゲストは世田谷区下馬にある「きんしゃい」。気軽におしゃべりできる場として毎週金曜日に自宅をひらいています。
オープンデイでは、住まいをひらく楽しさや苦労など、オーナーからお話が伺えます。自宅を地域にひらくことに関心のある方はぜひご参加ください。学生も大歓迎です。

※「地域共生のいえ」についての詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.setagayatm.or.jp/trust/support/ie_system/index.html

プログラム

14:00-14:30 地域共生のいえとは
14:30-15:00 米屋さんからのお話
15:00-15:30 質問タイム

きんしゃい

「一息入れにきんしゃい」。博多出身のオーナーが、近隣の方とおしゃべりする機会が少ないことを危惧して自宅をひらき始めました。「年齢に関わらず想いを吐露できる場所が更に必要になってきていると感じています。おしゃべりは人と人との触れ合い。気軽にお越しください。」(米屋慶子)
*詳細は下記HPにある「地域共生のいえ かわら版14号」をご覧ください。
https://www.setagayatm.or.jp/trust/support/ie_system/index.html#openday

日  時  1/18(火)14:00-15:30
会  場  オンライン(Zoom)*申込者にURLをお知らせします。
参  加  費  無料
定  員  先着30名
ゲ  ス  ト  米屋慶子(「きんしゃい」オーナー)
詳細・申込 https://toramachi-openday-2022.peatix.com/

お問合せ・主催 

一般財団法人世田谷トラストまちづくり
地域共生のいえ担当  TEL  03-6379-1621
〒156-0043 世田谷区松原6-3-5

 

【終了】祖師谷 ヨーデル北川桜とエーデルワイスムジカンテン 「アルプスのクリスマス」

12/25(土)祖師谷4丁目にあるサローネ・フォンタナで、ヨーデル、アルプホルン等のクリスマスのコンサートが開かれます。このホールは、スイスの教会に似ていて 響きも暖く、ヨーロッパアルプスへ旅行している気分で楽しめそうです。心暖まるクリスマスの夜にいかがでしょうか。

曲  目

・アルプスのクリスマスのヨーデル
・ドイツ・スイス・オーストリアのヨーデル事情のお話と歌い分け
・アルプホルン4重奏
・クーグロッケン演奏(牛の首のベル)
・ハンドベルはクリスマスキャロルのナンバー
・アルプスのクリスマスメドレー
他 変更あり

出  演  

ヨーデル北川桜とエーデルワイスムジカンテン6人編成

北川桜 オフィシャルホームページ
http://kitagawa-sakura.biz/

ヨーデル北川桜とエーデルワイスムジカンテン 公式ページ
https://www.facebook.com/sakurakikaku1/

日  時  12/25日(土)  開演18:00~ ※開場17:30~

場  所  サローネ・フォンタナ

(世田谷区祖師谷4-9-24  小田急線「成城学園前」駅より徒歩約15分)

チケット  3000円(対象 大人向き)

チケットご購入 

https://netgekijou.amebaownd.com/shopItems/56502532

イベントHP  

https://netgekijou.amebaownd.com/posts/25527377

(有)桜企画では、今日共生社会に向けて、自分達の出来る事からという事で年1つずつ、色々な障害のある方に寄り添い理解して行こうと考えています。今年は視覚障碍者に焦点を当てています。
視覚障碍者にとってくつろげる空間、そして副音声ではない、分かりやすい夢のある説明を目指しています。
世田谷区の視覚障碍者の方で ご興味のある方は ご招待させて頂きます。
先着順で いっぱいになりましたら 締め切らさせて頂きます。
介護者・犬も入れます 無料です。
このコンサートは健常者も障害のある方も わけ隔てなく、インクルーシブに楽しんで頂こうというものです。

お問合せ・主催 

有限会社桜企画 TEL 03-315-1581 sakurakikaku1@gmail.com

後  援  公益社団法人 東京都盲人福祉協会

※本公演は、アートにエールを!東京プロジェクト (ステージ型) の⽀援を受け、実施しています。

出演者プロフィール

北川桜
国立音楽大学声楽科卒業・二期会オペラ会員・ヨーデル歌手

2008年スイス連邦主催ヨーデルフェストにおいて最高級クラス1級(エルステクラス)を認定、以後2018年まで複数回認定。
2009年日本人で初めてのスイスヨーデルのCDをスイスで出版 現地のメディアで話題になる。
2011年 ドイツ ミュンヘン オクトーバーフェスト 6500人のホフブロイハウス会場にアジア人ヨーデル歌手として初ゲスト出演、以降3年連続で参加、2017年には シュパーテン のマースタール会場にもゲスト出演。ドイツテレビZDFにも出演。
日本での活動は、2011年~2019年ドイツフェスティバル(ドイツ大使館主催)に出演。
その他ヤマハ音楽企画のホールファミリーコンサートや、多くのビアホールやドイツ企業主催のオクトーバーフェスト、全国各地のオクトバーフェストにメインバンドとして出演(札幌・前橋~等)、ビール祭りのステージも多数。
「ポンキッキーズ」「NHKEテレ 天才てれびくんYOU 山の文字もん⛰の回」「NHK Eテレ ムジカピッコリーノ」「NHK Eテレ Rの法則」「TBS
はなまるマーケット」「TBS 世界ふしぎ発見」「TBS ジョブチューン」他、数多くのメディア出演や 全国ホールファミリーコンサート等に出演。

ヨーデル北川桜とエーデルワイスムジカンテン
ドイツ・スイス・オーストリアの民族音楽を演奏するプロの楽団です。数多くのホールコンサートから 各種イベント オクトーバーフェストなど色々なシーンで演奏を届けている。

【終了】web開催 トラまち大学 公開講座「居場所づくりのはじめ方・つづけ方」参加者募集

トラストまちづくりでは、1月より、身近なみどりの保全やまちづくり活動に携わる実践者の育成を目指す、「トラまち大学」が始まります。この機会に、参加してみませんか。

コロナ禍により日々の生活が一変し、地域でのつながり方も大きく変わりました。地域には様々な年齢や背景を持つ人々が暮らしています。お互いを受容し、人と人とのつながりを通して誰もが安心して暮らすことのできる社会はどのように形成できるのでしょうか。コロナ禍を経験した今、つながりの再構築に向けて居場所づくりを考える講座を開催します。地域に関わろうと考えている方、居場所づくりをしている・しようとしている方、“これからの居場所づくり”について一緒に考えてみませんか?

➀公開講座

公開講座では、社会福祉学を専門とする熊田博喜教授から住民主体で居場所づくりを行う大切さや、これからはじめるためのヒント・継続のポイントを講義いただきます。講義後は連続講座の説明会を開催します。気軽にご視聴ください。

日  時 2022年1/8(土)13:30-15:30
講  師 熊田博喜(武蔵野大学 人間科学部 社会福祉学科 教授)
定  員 先着70名
会  場 オンライン(Zoom)
参 加  費 500円
詳細・申込 Peatixにて https://toramachidai-openlecture-2022.peatix.com/

➁連続講座

公開講座をふまえ、長年地域で実践されてきた方々をお招きし、事例から学びます。学びや気付きをもとに、演習フィールド(二子玉川駅近く)の利活用を考えます。Zoomを使用したグループワークを中心とした連続講座です。

日  程 

第1回:1月29日(土曜日)13:30-16:00
第2回:2月5日(土曜日)午後
第3回:2月19日(土曜日)13:30-16:00
第4回:2月26日(土曜日)
第5回:3月5日(土曜日)13:30-15:30

※内容、時間の詳細は下記HP をご覧ください

対  象  全日参加できる方。Zoomでグループワークができる環境でご参加ください。
定  員  抽選20名
会  場  オンライン(Zoom)、一部現地開催あり(二子玉川周辺)
参 加  費   2,000円

申込方法  詳しくは、下記HPをご参照ください。

一般財団法人世田谷トラストまちづくり トラまち大学担当 HP
https://www.setagayatm.or.jp/trust/support/toramachidai/index.html

申込締切  2022年1/17(月)必着

主 催・お問合せ 一般財団法人世田谷トラストまちづくり 地域共生まちづくり課

[募集終了]三軒茶屋 三軒茶屋銀座商店街 動画コンテスト

三軒茶屋銀座商店街では、「#みんなの三茶ストーリー」と題して、三軒茶屋に関わる動画のコンテストを開催中です。

応募期間は2022年1月25日まで。内容は三軒茶屋に関わるものであれば何でもOK。10秒以上3分以内の作品を募集しています。最優秀作品には、5万円が贈られます!ふるってご応募ください。また、動画コンテストにエントリーした方限定で、「スマホで気軽に動画を学べる講座」を無料受講できますので、こちらもぜひ、ご参加ください。

 

※応募方法やその他賞品については特設ホームページをご覧ください。

特設HP

https://www.sancha-ranking.com/

専用応募フォーム

https://forms.gle/KWBoswgoHAtcunfi8

主催

三軒茶屋銀座商店街振興組合

後援 

世田谷区商店街連合会・公益財団法人 世田谷区産業振興公社 ・世田谷まちなか観光交流協会

協賛 

エフエム世田谷・株式会社ジェイコム東京・東急電鉄株式会社・株式会社 東急パワーサプライ(五十音順)

協力 

一般社団法人ハイコラ・けろや・三軒茶屋銀座情報発信班

砧公園 だれもが楽しめ、遊べるで進化し続ける「みんなのひろば」

砧公園に新たな名所誕生!インクルーシブな遊具公園「みんなのひろば」

世田谷区内、屈指の広大さ、みどりの豊かさを誇る、都立砧公園。お花見、ピクニックはもちろん、野球、サッカー等の運動広場や世田谷美術館等もある憩いの場として、広く親しまれています。その公園北側の駐車場近くに、ひと際カラフルで、面白い造形が目を引く遊具広場ができました。さまざまな子どもがのびのびと遊べる遊具広場「みんなのひろば」です。そのユニバーサルデザイン(注1)な設備とインクルーシブ(注2)な視点での公園の取り組みが、注目されています。

砧公園内に新しくできた遊具広場「みんなのひろば」。思いっきり遊ぶ子どもたちの声が高らかに響きわたっています。

どんな子どもでも「やりたい」「楽しい」を見つけ、遊べるひろば

子どもの「やりたい」が出てくる、「たのしい」を見つける。自由な気持ちで過ごせるところを目指して、「みんなのひろば」はつくられました。身体の違い、世代、国籍、文化などの違いがあっても、楽しめ、遊べるように工夫や配慮されています。見た目だけでなく、音や手触り等、感覚も活かし遊べる様になっています。園路や遊具へのアプローチは、車いすでの移動・介助も容易にできる様に設計されました。広い通路幅、スロープ誘導、弾力性のあるゴムチップ舗装等が施されています。万が一の転倒時の安全性を高め、安心して遊びにチャレンジできる様に配慮されています。

「大型ぶらんこ」ブルーの背もたれ付や、オレンジの円盤型のシートは、自力で姿勢を保ちにくいお子さんでもぶらんこが安全に楽しめるよう工夫されています。いつも長蛇の列ができる人気遊具のひとつです。

「ぐるぐるマウンテン(回転遊具)」宇宙人かクラゲのようなカタチがユニーク。窪みに身体をもたれて座ることができるので、自力で姿勢を保ちにくいお子さんもみんなと一緒にぐるぐる回転を楽しむことが出来る。乗っている大人も子ども、見てる人もなぜかハイテンションな気分になれる遊具。

「複合遊具」スロープにより、車いすに乗ったままでもトップデッキへ上がり、幅広の滑り台で介助者と滑るこが出来ます。スロープの柵にはパネル遊具、ネット遊具やボルダリング風のチャレンジできる斜面もあり、遊び方は尽きない。刻々と角度がかわる陽ざしを受けて生まれる影は、幻燈を見ているようだ。

みらい号(船型遊具)既存の遊具に幅広いスロープを付け、車いす利用者もトップデッキまで上がれるよう改修。介助者と滑り台が滑れる広さがあり、乗ってきた車いすを降ろしやすいよう、幅広の階段がある。

「伝声管」花のラッパ状の口を様々な高さにすることで、車いす利用者含め、だれでも声の伝達遊びを楽しめる。

「シェルター遊具」音などに敏感なお子さんが、中のひとり掛けベンチに座ることで、静かな環境を取り戻し、心が落ち着けるよう作られている。車いすが回転できるスペース(直径1,500mm)も確保されている。周りの賑やかしさから、ちょっと小休止する時にちょうど良い空間で、居心地よい。

「迷路」車いす利用者も楽しめる高さや、視覚障害のある子どもも、パネルに刻まれた足跡を手でたどることでゴール出来る。パネルには触って楽しむ仕掛けもある。

「スプリングシーソー」幅広の座面なので、姿勢を保ちにくい子どもも、介助者に支えられながら一緒にギッタンバッタン出来る。

「楽器遊具」手で鍵盤を押して鳴らす楽器。それぞれ、鍵盤へ手が届く高さを変えている。

 

また、高さや広さの違うベンチやテーブルを園内に配置。身体的に様々な違いがあってもだれもがひと休みしやすいように配慮されています。「みんなのひろば」をぐるり取り囲む低い植栽と柵の外には、木陰のベンチ。保護者等が、柵の中で遊んでいる子どもたちを見守れる様に配置されています。

園内真ん中には、日陰となるパーゴラと様々な大きさのベンチ。また、テーブルセットは丸みを持たせ、車いす利用者や下肢の力が弱い方が摑まり立ち等の介助となる様に、手すりが付いている。

「みんなのひろば」のそばの木陰とベンチ。ここから、程よい距離で、遊んでいるこどもたちを見守ることもできる。柵の色はモニタリングの声を活かして塗り替えられる予定。柵との緩衝材の役目も果たす植栽は、低木のジンチョウゲなどで、季節の香りが楽しめるようにもなっている。

「配慮はするけれど区別はしないあそび場」を目指して、まだまだ進化する。

都立公園は、平成30年より、「障がいの有無にかかわらず、安全に楽しめ、全ての子ども達が共に遊び、学ぶことのできる機会を提供する」と、今までに類のない遊具公園づくりに取り組んできました。整備にあたり様々な立場の関係者の方々の意見聴取が行われました。障がい等も様々に違う子どもたちを遊び場からの排除や差別的扱いをなくすこと。身体的な遊びだけでなく自然環境に触れられる遊び、多様な選択肢がある環境や運営のプログラム等。課題は多岐にわたりました。それらを踏まえ、都立公園61箇所の中から、遊具広場へのアクセスの利便、だれでもトイレの大型ベッド有無等の条件から、23区内では砧公園が選ばれ、整備されました。

「砧公園駐車場障害者用スペース」公園併設の駐車場からもほど近く、4台分のスペースがある。林の先に「みんなのひろば」が見える。

「駐輪場」公園併設の駐輪場から、「みんなのひろば」はすぐそば。

元アスレチック広場だった名残の微小な地形起伏は、ゆったりとしたスロープの園路でアプローチすることで、かえって空間的な面白さが生まれた。

 

「みんなのひろば」が整備される間には、運営を担う公益財団法人東京都公園協会(以下、公園協会)砧公園担当スタッフも勉強会を重ね、取り組んできたそうです。「みんなのひろば」のオープン以降も、園内で子どもたちが遊ぶことで気が付く配慮や工夫するべき点を見つける為に、モニタリングも重ねて実施しています。そのモニタリングで得た声を遊具・設備の改善につなげたり、子どもたちの本音として、リーフレットにまとめ、公園協会のWebでも公開しています。園内設備や遊具の整備などのハード面はもちろん、それだけでは解決できない課題等は、砧公園担当スタッフが巡回時にこまめに話しかけながら、時には相互の理解や譲り合いを促すこともあるそうです。
日々、利用者の声に耳を傾け、届いた声を元に、だれもが心地よく遊べるように配慮や工夫をして遊具整備や運営しています。

モニタリングのヒアリングやアンケート等で寄せられた「本音」をまとめたリーフレット。砧公園サービスセンターの紹介頁には、「みんなのひろば」への思いや、「みなさんの声、もっと届けください。一緒に楽しいひろば、公園空間をつくりましょう」の記載がある。リーフレットは公園内で配布やHPで公開している。

 

近々、モニタリング等で、「みんなのひろば」をぐるりと囲む柵と出入口の扉が視覚的に見えにくい方がいることへの配慮として、どんな色がいいか意見を集め、選ばれた色で塗り替える予定があるそうです。

「どんな掲示板がいいか」などをヒアリング(2021.11.6実施)。©東京都公園協会

 

「様々な配慮や声かけを丁寧に重ねていく事で、遊ぶ子どもたち自身が、お互いの違いに気づき、気にかけ、譲りあいながら、一緒に遊ぶ広場を目指しています。」と砧公園サービスセンター長は話されます。

「みんなのひろば」では、互いにゆずりあう、大型ぶらんこ。安心して乗れるので、遊び方も気分もどんどん大胆になっていく。

 

「みんなのひろば」は、だれもが居心地よく楽しめ、遊べるように、利用するみんなで関わり合いながら創り、進化し続ける遊びのひろばです。みなさんも是非、遊びに出かけてみませんか。

「みんなのひろば」は、改修された「みらい号」と共に、みんなの声を受け止めながら、だれもが遊べるひろばを目指し、進化してし続けていきます。

 

(注1)ユニバーサルデザイン

「年齢や能力、状況などにかかわらず、デザインの最初から、できるだけ多くの人が利用可能にすること」が基本コンセプト。ユニバーサルデザインという概念は、米ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンター のロナルド・メイス(Ronald Mace)により、1985年に7つの原則を元に公式に提唱された。(出典Wikipediaより抜粋)

(注2):インクルーシブ

日本語にすると「包み込むような/包摂的な」という意味。「ソーシャル・インクルージョン」(社会的包摂)という言葉から来ており、これは「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合う」という社会政策の理念を表している。(出典Wikipediaより抜粋)

 

問合せ先:(公財)東京都公園協会 砧公園サービスセンター

TEL:03-3700-0414 FAX:03-3700-7059

 

【終了】大蔵 第47回 区民元旦あるこう会 参加者募集

スポーツ振興財団では、2022年元旦に開催される「第47回 区民元旦あるこう会」の参加者を募集しています。世田谷の街を歩きながら、あたらしい年の幕開けを感じてみませんか。

スタート時の集合はありません。総合運動場陸上競技場(大蔵4-6-1)のゴールを目指して歩きましょう!ゴールは、10:00~12:00の間となります。

※荒天中止です。
※陸上競技場内はペットの立ち入りはできません。
※ウォーキングに適した服装、靴でご参加ください。

※今後の社会情勢の変化によっては、事業が中止となる場合もあります。最新情報や詳細は下記HPよりご確認ください。

HP https://www.se-sports.or.jp/event/gantan/

開催概要

日  時 2022年 1月1日(土・祝)
参加資格 事前申込を済ませた方 先着800名
参  加 費 無料
参  加 賞 干支の根付、お茶(ペットボトル)等

参加申し込み方法

(1)Webでのお申込
元旦あるこう会へのお申し込みは、「教室・大会」申し込みシステムから行うことができます。必要情報をご入力の上、お申し込みください。
申込後、申込完了メールが届いていることを確認し、当日まで保存してください。(当日ご提示いただきます。)
また、マイページで参加案内通知を必ずご確認ください。

※申し込みシステムの初回利用にはアカウント登録が必要です。未登録の方は新規登録フォームからご登録ください。新着情報をメールで受け取ることができます。 ⇒システム利用案内ページ

    申し込みページはこちら

(2)はがき・FAXでのお申込
下記の➀~⑧の必要事項を明記の上、はがきまたはFAXをお送りください。

①イベント名②参加者全員の氏名(フリガナ)③郵便番号④住所⑤電話番号⑥生年月日⑦年齢⑧性別

送付先:公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団

〒157-0074 東京都世田谷区大蔵4-6-1 FAX:03-3417-2813

参加決定後、郵送にて12月24日頃(予定)までに参加案内通知を送付いたしますので必ずご確認ください。

参加ルール

当日は参加案内通知書と体調確認書(朝起きたら①検温②体調確認書記入)をご持参ください。当日ご提示いただきます。

お問い合わせ 主催

公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団 事業係
〒157-0074 世田谷区大蔵4-6-1
TEL03-3749-1090 FAX:03-3417-2813
9:00-17:00 (平日、年内は12/28まで)

◎元旦当日の事業開催の有無は、せたがやコールにてお問合せください。
TEL:03-5432-3333

主  催 公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団

共  催 世田谷区

主  管 第47回区民元旦あるこう会実行委員会

協  力 公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団 賛助会員、

 世田谷区スポーツ推進委員協議会、大蔵石井戸囃子保存会

協  賛 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社

三軒茶屋 子ども達の未来の食を考える催し「種‐継ぎの食‐」が開催されました。

2021年11月 28日、三茶ふれあい広場では、子育て、食と農産地、自然環境等に関わる活動団体や、「三軒茶屋銀座商店街連合組合」の方々が協力したイベント「種‐継ぎの食‐」が開催されました。当日はオープンマルシェやトークイベント、ワークショップが行われ、たくさんの人が訪れました。

「種―継ぎの食―」

 

互いに語らう場「野菜のストーリーを知る オープンマルシェ」

オープンマルシェには、北海道、栃木、千葉、埼玉、静岡の生産者の方々が運んできた、自慢の農産物が並びました。訪れた方は、新鮮な野菜や果実を手に取りながら、イベントのテーマである「種」や「土」の特徴などを生産者と会話しながら買い物を楽しんでいました。

三軒茶屋の無添加無化調のレストラン「りんどう」と契約農場の出店の様子

 

各地の畑から土と種を持参してもらいました

 

経験し体感する場「ワタしたちのせたがや綿花プロジェクト」

ワークショップでは、「彩ろう!ワタしたちの世田谷~世田谷・綿花プロジェクト」※注1の共催者、純オーガニックコットン専門店「Made in Earth」による、綿花から糸紡ぎ体験が開催されました。

 

綿花のコットンボールから糸紡ぎ体験

 

アップサイクル素材でつくるクリスマスリース

子ども向けワークショップとして、東京都西多摩のスギやヒノキの葉や松ぼっくりをふんだんに使った、香りよいクリスマスリースづくりも開催されました。ワークショップをおこなった農業コミュニティ「ヤマネファーミング」からは、リースの土台となる蔓植物が、植樹林の立ち枯れの問題を起していることについて、お話を聞くこともできました。

山で取ったばかりの自然素材でクリスマスリースづくり

 

未来のために、行動する場。「種の交換会」

「種」は食の根源であり、未来への架け橋。未来に続くには、種を通じて行動を繋げていきたいということで、オーガナイザーである「一般社団法人SEEDS OF LIFE」代表 ジョン・ムーア氏の呼びかけの元、各生産者や来場者が大事に継いできた種を持ち寄って、「Seed Exchange(種交換)」が実施されました。ただ種を交換するのではなく、育てて食べ、その種をまた育てることによって、未来への情報となって受け継がれ、世界中に拡散されていく第一歩となる貴重な交換会です。

みんなで種を交換して、シェア。未来に繋げます。

 

また、ステージトークでは、ジョン・ムーア氏と各地の生産者や東京農業大学の学生、農家とシェフとのクロストークが実施され、「種の図書館を作っていこう!」という話題が出るなど、未来へ「種」を継ぎ、「食」について一緒に考え、語り合う場となりました。

 

ジョン・ムーア氏と東京農業大学の学生のクロストーク

 

【注1】彩ろう!ワタしたちの世田谷~世田谷・綿花プロジェクト
世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会が主催。2021年、参加した区民が、配布された綿花の種を自宅で栽培し、さらにその様子をSNSシェアして、離れながらもその楽しみを共有し、つながるプロジェクト。近年、栽培時の農薬や化学肥料の使用は国際的にも問題となり、それらに頼らない安全なオーガニックコットンへの関心が高まっている。

【終了】代田 代田コミュニティ美術教室 参加者募集

「絵から読み解く素敵な100年人生~グランマ・モーゼスの生き方」の参加者を募集します。

  • 参加資格  区内在住の方
  • 日  程  12月19日(日)14:00~16:00
  • 場  所  代田区民センター 地下2階多目的室
  • 講  師  遠藤 望 (世田谷美術館企画担当課長)
  • 参  加  費  無料
  • 定  員  抽選25人
  • 主  催  代田区民センター運営協議会

申込方法

  • 12月6日(必着)までに、往復ハガキでお申し込みください。
  • 送付先
    〒155-0033世田谷区代田6-34-13 世田谷区立代田区民センター内
    代田区民センター運営協議会「文学教室係」
    (TEL 6407-8408 FAX 6407-8409)~往復ハガキの記入例~
    ①行事/コース名
    ②住所
    ③氏名(ふりがな)④年齢
    ⑤電話またはFAX番号
    ※返信用ハガキの宛名面に住所・氏名を記載してください。
    ※記載不備は失格(落選)となりますので、ご注意ください。

【終了】三軒茶屋 行政書士による第36回成年後見無料相談会 開催のおしらせ

公益社団法人成年後見支援センターヒルフェ世田谷地区は、12月8日に成年後見についての無料相談会を開催いたします。

ヒルフェは行政書士による社会貢献の一環として、成年後見制度の推進のために設立された団体です。「将来、認知症になった後の生活を、元気なうちに決めておきたい」といったお悩みだけでなく、成年後見の手続きや費用など一般的なご質問にもお答えいたします。

下記の予約・お問合せ先まで、ご予約をお願いいたします。
マスク着用・アルコール消毒・換気等感染防止対策を講じた上で開催いたします。

日 時
12/8(木)13:00~16:30(受付は16:00まで)※予約制

会 場
三茶しゃれなあどホール5階 集会室「スワン」(世田谷区太子堂2-16-7)

主 催
公益社団法人成年後見支援センターヒルフェ世田谷地区

参加費 無料 ※事前にご予約をお願いいたします。

ご予約・お問い合わせ
090(4073)9603 東村(とうむら)まで。