弦巻 教育センター せたがやプラネタリウム 8月~10月「大人のための星空散歩」他

世田谷区立教育センター内にある、「せたがやプラネタリウム」は、1億4000万の星を映し、自然で美しい星空を再現しています。この美しい星空のもと、専門スタッフによる一般投影では、当日の夜空に見られる月・惑星・星座の紹介や、特別投影による、「大人のための星空散歩」や「CDコンサート」など、星空解説の他、宇宙などの天文について親しむイベントも開催しています。
ゆったりと夜空に広がる星を見ながら、天文に纏わる話題に触れ、知識を深めてみてはいかがでしょうか。

【特別投影】
◆大人のための星空散歩

高校生以上を対象とする、大人向けの投影です。当日の夜空に見られる星空の解説の他、星や宇宙などの天文の話題を取り上げてお話しします。

日 程
毎月第4土曜日
8/28   「お月見を楽しむ」
9/25 「ALMA望遠鏡10年の軌跡」
10/23 「衝突する銀河 -美しい銀河の世界-」
時 間
18:30~19:30
観覧料
大人400円 先着70名(当日9:00~ 観覧券販売)
※中学生以下の方はご遠慮ください。

◆星空CDコンサート

満天の星の下で、CDによる音楽を聴くコンサートです。コンサートの中では、星空の紹介もお楽しみいただけます。

日 程
毎月第2土曜日 ※9月、3月はお休み
10/9「秋の星空とショパンの調べ」
時 間
18:30~19:30
観覧料
大人400円 子ども100円 幼児無料(当日9:00~ 観覧券販売)
※小学生以下の方は保護者同伴でご覧ください。

【一般投影】

投影日時 
第3日曜を除く、土・日曜日 ※詳しくは下記のHPにてご確認ください。
・ちびっこタイム(幼児~小学校低学年向け) 11:00~(50分)
・一般投影(子ども~大人) 13:30~、15:30~(各60分)
定 員 各回70名。
※今後の状況により、変更する場合があります。
観覧料(ちびっこタイム・一般投影)
おとな 400円(高校生以上)
こども 100円(小学生・中学生)※土曜日・日曜日、祝日、休日は無料
幼児  無 料(小学生未満)

◆その他、天文講座等、いろいろなプログラムもございます。詳しくは、下記HPをご覧ください。

お問合せ 世田谷区立教育センター プラネタリウム(弦巻3-16-8)
TEL/FAX   03-3429-0780
HP https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/011/002/d00007490.html

尾山台 世代を超えて愛されるケーキ店「パティスリークレヨン」

美味しいケーキが食べたい。ふと思う時はありませんか?

世田谷区商店街連合が開催する「第5回 キラリ輝く個店グランプリ2020年度」で、物販・サービス部門の準グランプリ、世田谷区議会議長賞を受賞し、地元の尾山台で愛される洋菓子・ケーキ店「パティスリー クレヨン」をご紹介します。

第5回キラリ輝く個店グランプリ2020年度受賞店舗パンフレット

パティスリークレヨン 尾山台駅から徒歩4分

東急大井町線尾山台駅、活気あるハッピーロード尾山台を南へ、尾山台図書館の角を曲がると、少し先にケーキが描かれたオレンジ色の旗、ここに「パティスリークレヨン」があります。

オレンジ色が印象的なパティスリークレヨン

人気の尾山台ロール、アメがけシュークリーム

パティスリークレヨンの店内には、焼き菓子やケーキがずらりと並んでいます。人気は「尾山台ロール」や「尾山台プリン」、「アメがけシュークリーム」です。

尾山台プリン、この街の名前がついたプリンです。¥300

艶々のアメがけシュークリーム¥200

ずらりとケーキが並ぶショーケース

焼き菓子の種類も豊富

尾山台で愛されるケーキ屋さん

地元で愛されるパティスリークレヨン。お店に来られていたお客さんは「友人の口コミで、尾山台でケーキといえばここにきています。こちらのケーキは材料がいいんです。」と教えてくれました。

また、おみやげに可愛いウサギやクマの洋菓子のギフト、誕生日やクリスマスにはイチゴ、チーズ、チョコ、フルーツなどケーキも豊富で、地域のファミリーにもとても便利なお店です。お店には地元の小学生がつくってくれたお店のレポートが掲示されています。2019年には中学生の職場体験を受け入れるなど地域活動にも協力されていて、地域に密着したお店です。

地域の小学生が作ったお店のレポート

可愛いギフトセットがたくさん

トイプードルのマカロンちゃんのチョコレートケーキ

苺のショートケーキ。クリームとスポンジとのバランスが絶妙です。

子どもからおばあちゃん、おじいちゃんまで安心して食べてほしい

「パティスリー クレヨン」の代表・シェフである江島さんは、六本木「パンドラ」のスーシェフ、鎌倉「ウインズ」や「大磯プリンスホテル」、「鎌倉プリンスホテル」などの経験を積まれた腕利きのシェフです。「材料に特にこだわっています。例えば、生クリームは乳製品から作り、洋菓子は添加物を使っていません。お酒も基本的には使わず、子どもからおばあちゃん、おじいちゃんまで、安心して美味しく食べて欲しいと考えています。尾山台で、創業20年。お店のコンセプトは、地域の方に愛されるケーキ店です。」と江島さんはいいます。

今回、私も、パティスリークレヨンの苺のショートケーキを食べ、フワフワさと爽やかな甘みに、お店のファンになってしまいました。次は、アメかけシュークリームに決めまてます。皆さんも、家族のお祝いや、季節の手土産に、尾山台のパティスリークレヨンの洋菓子とケーキはいかがでしょうか、おすすめです。

 

世田谷 猫のリクちゃんがお出迎え「箱庭カフェ」

世田谷区世田谷、区役所のすぐ脇に、ピンク色が目を引く中川さんのお宅があります。中川さんは、英語塾もひらくご自宅を、2年ほど前から“箱庭カフェ”として地域に開放しています。お庭には、枝振りが良い立派な梅の木。風がやさしく吹き抜ける廊下には、猫のリクちゃんが迎えてくれます。

箱庭カフェとは

「箱庭カフェ」では、地域・多世代が出会い、新しい発見や、子育てのお話しなど、のんびり過ごすことができます。毎月第1火曜日の14:00~16:30には、お茶代300円でちょこっと立ち寄り、自由に過ごすことができる“ちょこより”が開催されています。また、“英語の絵本の読み聞かせ”や“ドイツと日本の料理で交流”など、英語塾を行う中川さんならではの、国際色あるイベントが開催されています。これまで20人以上集まった大盛況のイベントもあり、参加した外国人の方から、日本で一番心に残ったのは、「箱庭カフェ」だったと言われたこともあるそうです。

世田谷トラストまちづくり「地域共生のいえ」

「箱庭カフェ」は、一般財団法人世田谷トラストまちづくりの「地域共生のいえづくり支援制度」を活用し、運営されています。これは、区民に向けて「あなたの自宅をまちにひらいて、地域に役立てませんか」と呼びかけ、応えてくれたオーナーに対し、実施に向けて支援を行う制度で、地域共生のまちづくりを推進し、区民の暮らしやすい環境と、地域の絆を生み出し育んでいくことを目的にしています。それぞれの地域共生のいえでオーナーの方々の想いに応じて高齢者の福祉支援、子育て支援、介護者支援、交流支援など目的があるそうです。

国際色あるイベントは、たくさんの方がいらっしゃいます。

様々なイベントが開催されています。

風通しの良い地域に向けて

「外から移り住んでくる人々も多い世田谷で、区民の方々が自宅を開放し、地域の風通しを良くし、コミュニケーションを生んでいる」と中川さんはいいます。初めての方のお宅にうかがうというのは少しの気恥ずかしさや緊張があるのですが、訪問してみるととても居心地がよく、心落ち着くスペースです。みなさんも、「箱庭カフェ」を訪れてみませんか?
きっと猫のリクちゃんが、のんびり出迎えてくれるはずです。

■活動概要
最寄駅:東急世田谷線世田谷駅より徒歩4分
連絡先:E-mail:kizmo4229@gmail.com(中川さん)
活動日:2021年6月現在活動は休止中。再開についてはお問い合わせください。
◎ちょこより | 毎月第一火曜日 14 時~16時30分(お茶代 300 円)
お茶を飲みながらゆっくり過ごす場。 地域の身近な情報が集う。

◎こみゅこみゅ | 詳細は家の前の看板に掲示 ネットワークを活かしてイベントを企画開催します。

【終了】弦巻 教育センター せたがやプラネタリウム 星空CDコンサート 「エリック・クラプトン -ギターの世界-」

世田谷区立教育センター内にある、「せたがやプラネタリウム」は、1億4000万の星を映し、自然で美しい星空を再現しています。
この美しい星空のもと、専門スタッフによる一般投影では、当日の夜空に見られる月・惑星・星座の紹介や、特別投影による、「大人のための星空散歩」や「CDコンサート」など、星空解説の他、宇宙などの天文について親しむイベントも開催しています。

皆さんもぜひ、天の川煌めく夏の夜の星空のロマンに触れてみませんか。

【特別投影】

◆星空CDコンサート
満天の星の下で、CDによる音楽を聴くコンサートです。コンサートの中では、星空の紹介もお楽しみいただけます。

日 程
9月3月以外の毎月第2土曜日、
8/14「エリック・クラプトン -ギターの世界-」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 子ども100円 幼児無料(当日9:00~ 観覧券販売)
※小学生以下の方は保護者同伴でご覧ください。

【一般投影】
投影日時 
第3日曜 6/20、7/18、8/15を除く、土・日曜日
6月 土・日曜日
7月 土・日曜日・祝日と学校の夏休み期間 7/21(水)~31(土)
8月 土・日曜日・祝日・休日と学校の夏休み期間 8/1(日)~31(火)

・ちびっこタイム(幼児~小学校低学年向け) 11:00~(50分)
・一般投影(子ども~大人) 13:30~、15:30~(各60分)
※詳しくは以下のHPをごらんください。

定 員 各回70名。
※今後の状況により、変更する場合があります。

観覧料(ちびっこタイム・一般投影)
おとな 400円(高校生以上)
こども 100円(小学生・中学生)※土曜日・日曜日、祝日、休日は無料
幼児  無 料(小学生未満)

お問合せ 世田谷区立教育センター プラネタリウム(弦巻3-16-8)
TEL/FAX   03-3429-0780
HP https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/011/002/d00007490.html

山下・豪徳寺 沖縄陶器やちむんを求めて「うつわのわ田」

「やちむん」とは

皆さんは、沖縄の陶器「やちむん」をご存じですか。「やちむん」とは沖縄の言葉で「焼き物」という意味で、沖縄県産の陶器のことです。最近は、インテリアショップなどでも積極的に扱われ、若い世代にも人気が出てきています。

世田谷で「やちむん」を買うことのできるお店「うつわのわ田」は、東急世田谷線山下駅(小田急線豪徳寺駅)から徒歩2分のところにあります。駅からの南東側、北沢川緑道の近く、目立つ看板はありませんが、とても可愛い足が付いたサインで迎えてくれます。

特徴的な看板が可愛らしい

店内は、奥がレジカウンター。両脇にうつわがずらりと並ぶ棚。まんなかにちゃぶ台くらいの机があり、青々としたみどりと、うつわがたくさん置かれています。

たくさんの器が並ぶ店内の様子

窯元に直接足を運んで、目で見て決める和田さんの想い

「うちは九州や沖縄の陶器が多いんです」と、店長の和田さん。

店主の和田さん

「やちむん」とは沖縄で陶器全般の事を指す方言。陶器横のPOPカードで産地や特徴をポイントにして可愛く表示してくれています。商品と照らし合わせながら、楽しく知れる工夫です。窯元名や技なども、とても参考になります。

特筆すべきポイントが星付きで紹介されている

「うつわのわ田の商品は全て、窯元さんの所に訪ねて行って、お話を聞いたり、目で見て決めたものばかりなんですよ」と和田さん。置いてある陶器は自信をもってお勧めできるものばかりだそうです。

福岡県の小石原焼鬼丸豊喜窯の大皿 (七寸八寸)もあります。

和田さんが「うつわのわ田」を始められる前はアパレル業界にいたと聞いて、その培われたセンスの良さが垣間見れます。「違う柄や模様のものを組み合わせても、バランスは取れるようになっているはず。」(和田さん)確かに店内には多くの種類のうつわが並んでいますが、賑やかさの中にもバランスと調和が保たれています。

和田さんがこだわり抜いた品揃え

製法は伝統的で、丁寧。手間も時間もかかっています。

やちむんは、一つずつ手作り。大量生産は出来ません。中には登り窯で、何日もかけて窯火(かまび)の番をしながら焼き上げるという大変な作り方をされている窯元もあるそうです。お店で出会えるうつわは、まさに一期一会です。
やちむんのポッテリとした厚みは、沖縄の素朴な感じを思い起こします。そして個性的なものばかり。カラフルでいて優しい色合いで図柄が描かれていたり、一定の模様が一面に美しく付けられていたり、へらなどで削るのか立体的な文様になっていたり。どれもこれも魅力的です。

沖縄県大宜味村のやちむん与那城の大皿

「琉球ガラスも、とっても人気です」(和田さん)琉球ガラスは、瓶などを溶かして再度形成して作る製法だそうで、色に深みがあります。こちらも一つ一つ、ドロドロに熱したガラスを、口で吹いて作っています。手間暇、愛情たっぷり込められている上に、ガラスに厚みがあるので、手作りならではの雰囲気を感じました。

沖縄県那覇市の奥原硝子製造所のペリカンピッチャー

一度その良さにはまると、揃えたくなる!?

「うつわのわ田」にいらっしゃるお客様に共通するのは、選ぶ時間が長い事。みなさん、選ぶのが楽しそうです。購入されたお客様にお話を聞いてみると「実は『うつわのわ田』さんに来るのは今日で2回目なんです。近所なんですが、一度適当にお茶椀を買ってみたら、ビックリするほどお米の味が美味しくて。もっと揃えたいと思ってお金を貯めていたんです。今日はたくさん買ってしまいました。」と教えてくれました。

「マカイ」とは沖縄の方言で「椀」のこと

別のお客様は、「散歩の途中で何気なく入って買ってみたら、もう気にいっちゃって。今日は家族の分も買い揃えに来ました。今、外出しづらいから、食卓を楽しみに出来るって嬉しい。このうつわで食べると本当にご飯が美味しくなるんですよ。あれもこれもたくさん買っちゃたけど、今はおうち時間を充実させられるのっていいですよね」とのこと。お二人とも、大変満足そうで、器にどんな食事をのせようかと、とても楽しみになさっていました。

 

線彫りが美しい魚紋は「やちむん」の代表的なデザイン

沖縄のうつわ「やちむん」に誘われて

今はなかなか外に出づらい時期。家でゆっくりお食事をしながら沖縄に思いを馳せることのできる、沖縄の器「やちむん」。皆さんも豪徳寺の「うつわのわ田」に器探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

シーサーもお待ちしてます

三軒茶屋 保護されている猫「保護猫」との出会いの場、SANCHACO(サンチャコ)

今、多くの人に愛されている人気の高い猫。しかし、そんな猫が行き場がなくなり保護されるケースがあります。保護されている猫は「保護猫」といい、年間では5.6万頭も自治体に保護され、その内の約58%は飼い主に返還されたり、新たな飼い主に譲渡されています。(2018年度統計より)

猫が作る繋がりの楽しさ

三軒茶屋駅と西太子堂駅からほど近く、世田谷通りから路地を曲がったすぐの所に、三階建てのネイビーの建物「SANCHACO」があります。「SANCHACO」は複合型賃貸施設、賃貸住宅に加え、コワーキングスペースとレンタルスペースを兼ね備えています。この中に、コワーキングスペース「neco-makers」があります。「neco-makers」には、猫達が色々な所でゆったり過ごしています。窓辺のお気に入りのハウスでまどろんでいたり、ソファで誰かに撫ぜられてうっとりしていたり、パトロールするようにうろうろしていたり。
  

「三軒茶屋って雑多な町で、新しいものや古いもの、若い人や大人が入り混じってます。そこにある家だから、色々な人が出入りし、混ざり合う場をつくりたいと考えました。」と「SANCHACO」を建てた想いをオーナーの東さんが教えてくれました。「neco-makers」では、地域の住民や会員が個人の作業をする場所としてだけでなく、外部の方も利用できる機会が設けられているそうです。

取材日は「オープンハウス」といわれる、外部の人達が猫達に会いに来れる日でした。多くの人が猫達に会いに訪れていました。

ここの猫達は、保護団体から預かっている猫で、気が合った方がいればマッチングできるそうです。飼わなくても、猫に触れ合ったり、猫の小物を作るワークショップが開催されたりていて、猫を通じた人同士の繋がりも生まれています。

地域の人達が覗き見られるオープンスペース

道路わきのレンタルスペース「NECO NO HITAI」では、その日、お惣菜販売のイベントを開催されていました。

お惣菜販売をしていたクボタさん。「大切に作られた野菜を、その素材にあった調理法で、美味しく仕上げたものを食べてもらいたい」と、こだわり抜いた野菜とそのお惣菜を販売しているそうです。
 

西太子堂駅から歩いてきた人が野菜を覗いていきます。興味をもってクボタさんに話しかける方もいたり、「SANCHACO」のオープンな環境で、人が繋がっていきます。

引越し当日に、猫が覗きに来る賃貸

「SANCHACO」の住民の方が、「私が引越して来たとき、猫が部屋を覗きにきて、さらに部屋に入って来て、勝手にくつろぐぎはじめました。いつかは飼おうかなと思って入居したのに、すっかり『我が家』と決めた猫に押し切られ、すぐに飼う事になりました。」と教えてくれました。彼女は、「SANCHACO」に住みかえる際、前の家より狭くなったりと迷われていた時期もあったそうです。しかし、猫達との自然な暮らしや、もし飼った後、留守にする際でも預けあえる環境や、住民同士のつながりなどに魅かれ、こちらに住むことを決めたそうです。「みんなで猫のためのLINEグループを作って情報共有したり、太ってしまった猫のダイエット作戦を練ったり、すごく楽しいですよ」と笑顔でいいます。

みんなの猫愛と、猫から「繋がり」のプレゼント

保護した猫を飼いたい場合でも、人間側にも都合があったりします。家の状態や、心の準備、猫との相性など。「SANCHACO」では、それをゆっくりと、すり合わせていくことができます。また、ここの猫達には、ファンがいておやつを沢山寄附していただいているそうです。おかげさまで、おやつで太ってしまう猫もいます。一度寂しい想いをした保護猫たちへの愛と、第二の暮らしのための出会いが、ここにはありました。また、レンタルスペースを活用して、保護猫の譲渡会、猫のための編み物「ニャンモック」をつくるワークショップやイベント等も開催しています。
皆さんも、「SANCHACO」の保護猫に会いに来ませんか。もしかして大きな出会いが待っているかもしれません。

「SANCHACO」HP https://www.sancha-co.com/

上野毛 芸術的なパフェを体験 L’atelier à ma façon(ラトリエ ア マ ファソン)

美しすぎるパフェがInstagramで話題

「ラトリエ ア マ ファソン」は、東急大井町線上野毛駅から徒歩1分、上野毛通りから少し入ったところにあるパフェ専門店です。ラトリエ ア マ ファソンのインスタグラムには、美しくカットされたフルーツがきらめく、パフェの概念を超えた芸術作品のような一皿の写真が並んでいます。インスタユーザーには絶大な認知と人気を誇り、メディアでも度々取り上げられ、午前10時の開店から行列ができるほどの人気店です。その日のメニューがなくなり次第営業終了となります。

美しいグラスデザート

食べるというより体験する

この美しいパフェを生み出しているのは、オーナーシェフの森郁磨さん。森さんは、フレンチやスイーツの技術を極め、この美しいパフェにたどり着き、「体験の提供を目指しています」といいます。お店では、「言葉も通じない場所で、道を曲がるかどうかを判断しながら進む一人旅のような体験」を味わうことができます。

ノックしてから入りたくなるような白い扉。

入口の紫陽花に目を奪われます。紫陽花の浮かべられた水盆が置かれていたお店の入り口。

 

脳内時間旅行ができるパフェ

季節ごとのパフェを楽しめるラトリエ ア マ ファソン。梅雨時には、紫陽花をイメージした一皿が有名です。パフェグラスを乗せるお皿に敷き詰められた生花の紫陽花、彩りの美しいゼリーを受け止める青梅の翡翠煮(ドゥミセック)や道明寺…。静かに雨に濡れるあじさい寺を散策した記憶がよみがえるようです。森さんは「紫陽花そのものに対するリスペクトがあって、このパフェを作っています。」といいます。「秋、サツマイモや栗を使った時は、芋掘りや栗拾いを懐かしく思い出してくれるかな」と、どの季節にもパティシエの素敵なたくらみを隠しながら趣向を凝らしているそうです。

紫陽花をイメージした一品

美しいグラスデザート

ラトリエ ア マ ファソンは、「和」だけではなく、ベースにあるのはフレンチの技術。イチゴやメロンのパフェは、おとぎ話のプリンセスになったような気分まで味わえます。

いちごなどのグラスデザート

 

細部に至るまで「ア マ ファソン」

店名の「ラトリエ」はアトリエ・工房の意味を持つフランス語。一品ずつ、心を込めて作り上げるところからきているそうです。「ア マ ファソン」は、私の流儀という意味があるそうです。

店名にも想いがあふれています。

居心地のよい空間を演出している椅子やテーブルは、ゴシックやバロックをはじめとした建築にも興味があったという森さんの審美眼にかなったものが揃います。

居心地の良い店内

座る席によって感じる世界観が違うのも、狙い。

店内は、壁の素材や色を変えるという仕掛けが施されており、座る席によって感じる世界観が違います。雨の日でも光を感じることができる窓際。コンクリート壁とアンティーク家具が調和したテーブル席。ドリップコーヒーをうっとり眺められるカウンター。白壁で明るい小さなカウンター。旅慣れた人は、何度も訪れる場所でも季節によって表情が違うといいますが、ラトリエ ア マ ファソンも座る席ごとに世界観の違いを味わうことができます。

カウンターも落ち着いて過ごせます。

食器やインテリアも楽しみのひとつ食器や飾られている品々もストーリーが感じられるものばかりです。

自分流を大切にする人がリピート来店

話題性を求めて来店する人が多い一方で、本当にパフェに興味が深い人、スイーツ探訪を心から愛する人が何度も足を運んでくれるそうです。一人で来店する男性が比較的多く、ラトリエ ア マ ファソンの男性の来店率は上昇を続け、スイーツでは高い14%(2021年6月現在お店調べ)となっているそうです。森さんも「自分の「好き」を突き詰めていく人が増え、それを隠さなくなったのは、いいことです。若いカップルが和スイーツを楽しんでいる隣でおばあちゃんがパフェを食べているとか、男性がちょっと専門的な質問をしてくる、といったことが、今は普通になっている」といいます。

パフェを通じたパティシエとお客さんのコミュニケーション

森さんをはじめパティシエは、来店したお客さんの「今日は何を繰り出してくるんだろう」という期待感に対して、「驚くかな、喜ぶかな」という気持ちで作っているそうです。また、常連の方の注文されたメニューは、大切な情報として記憶しているそうです。

さらに、森さんは「パフェは、建築や文学のように何百年も形が残るわけではない。形が特徴的である一方で溶けてなくなってしまうもの。だからこそ、提供した一皿は、その人の記憶の中だけにとどめられる」という感覚が根底にあるそうです。ラトリエ ア マ ファソンにはパフェを通じたパティシエとお客さんのコミュニケーションがあります。

研鑽を続けるスタッフ。

本文中、ラトリエ ア マ ファンソンの皆さんはかなりストイックなように思われたかもしれませんが、とてもフレンドリーな方々でした。そして、ラトリエ ア マ ファソンを愛している!という気持ちに溢れていました。

遠くに旅行に行けなくても、特別な非日常を味わえるラトリエ ア マ ファソン。芸術的なパフェを堪能しながら、自分の記憶やパティシエの”たくらみ”に思いをはせる豊かな時間を過ごしてみてはいががでしょうか。余裕をもったお時間に行かれることをおススメします。

駒沢公園 世田谷に東京2020オリンピックの聖火がやって来た!

コロナ禍をつないできた聖火、希望の光

7月9日、東京オリンピックの聖火が東京都に到着しました。新型コロナウイルス感染拡大を受け、公道での聖火リレーは残念ながら中止となりましたが、代わりに世田谷区駒沢オリンピック公園総合運動場でお披露目式が開催されました。

お披露目式が催された、世田谷区駒沢オリンピック公園総合運動場

聖火は9時ごろ、ランタンに入って会場に到着しました。お披露目式の会場となった駒沢オリンピック公園総合運動場は、1964年東京大会で競技会場となった場所です。64年大会のときに設立された東京都交響楽団がトランペット五重奏で迎えました。

東京都交響楽団トランペット五重奏による「東京オリンピック・ファンファーレ」の演奏

小池知事は「厳しい状況を全国の皆さんの強い思いと工夫によって乗り越え、希望の道としてここまでつながれてきました。それぞれの思いを聖火に込め、オリンピックスタジアムにしっかりつないでいただきたいです」と都内での聖火リレー開始を宣言しました。

続いて、元パラリンピック射撃選手の田口亜希さんが聖火のランタンを持って入場、聖火を小池知事に託しました。田口さんはパラリンピックに3大会連続出場した東京2020聖火リレー公式アンバサダー。田口さんは「オリンピックスタジアムに、ランナーだけではなく、周りの方々の様々な思いが込められた聖火がスタジアムにともるのを楽しみにしています」と話しました。

都内第一ランナーはスポーツ解説者で元プロテニス選手の松岡修三さん。「この聖火に『ありがとう』と言いたいです。オリンピックが1年延期され、心が途切れそうになっても、この聖火は諦めなかった。困難な状況の中で、世界中の皆さんが、日本中の皆さんが聖火に思いを乗せて次へ次へとつなげていたからこそ今ここにある。この状況下でやって来る全アスリートに対して本気で応援したいです。その思いを炎に託し、つなげていきます」と熱い想いを語ってくれました。

小池都知事が東京2020聖火リレー公式アンバサダーの田口亜希さん(中央)から聖火のランタンを受取りました。

コロナに負けない笑顔で聖火をつないだセレモニー

聖火のランタンは松岡さんの手で、町田にある会場”町田シバヒロ”へ移され、午後からランナーによる点火セレモニーが行われました。

世田谷区の保坂区長は「聖火のお披露目式があった駒沢オリンピック記念公園は1964年オリンピックで日本の女子バレーが金メダルを獲得した記念すべき場所。本日聖火ランナーの皆さんが笑顔でトーチの聖火をつないでいく姿が発信され、希望の光として、世田谷発全国へ平和の祭典・多文化共生の祭典としてスタートを切ることを心から願っています」とあいさつ。保坂区長から都内第一ランナー松岡さんのトーチに点火されました。

我ら世田谷区民の聖火ランナー!

世田谷区の番がくると、世田谷区民の聖火ランナーの皆さんは、笑顔で、聖火をトーチキス。聖火ランナーの皆さんが思い思いのポーズ、会場はたくさんの笑顔であふれました。

保坂区長から都内第一ランナー松岡修三さんのトーチに点火

左は田渕さん、右は齋藤さん

左は福井さん、右は藤原さん

中央は本澤さん

 

左は岡田さん、右は窪田さん

中央は森山さん、右は三輪さん

左は仲川さん、曾祖父の門馬さんは東京1964オリンピックで雨が降っても風が吹いても炎が消えないトーチの製造に携わった人。右は三輪さん

左)大野さん

三軒茶屋 追求し続ける、攻めの八百屋「佐藤青果店」

戦前からの老舗八百屋の変革!

三軒茶屋から茶沢通りを下北沢方面へ、烏山川緑道をこえた太子堂商店街。下北沢に向かって左手に、戦後から続く八百屋「佐藤青果店」があります。通りに面し、前を通れば、扉が無く明け放され、お店の中が全て見える、いわゆる八百屋さん。しかし、地域の学校や保育園へ野菜を届ける昔ながらの八百屋であるとともに、とても面白い変化をし続けています。

店頭にずらりと並んだ商品

もちろんお野菜はありますが、それはお店の一角。最前列にずらり並んでいるのは、様々な形の美しい瓶詰やパックや袋入りの商品。ひとつひとつに楽しいキャッチフレーズと、丁寧な説明書きが付けられています。

「天才が作ったマスタード」
「そのまま食べても美味しい切★大根」
「天才にしか思いつかない新しい唐辛子。」
「シナモンが効いた大人のシロップ ジンジャーシロップ」
「生で食べておいしいマッシュルーム」

どれも他では見たことのない商品ばかりです。雑貨のようにスタイリッシュで、キッチンに並んでいたら可愛いだろうと思えるほどです。

パッケージも可愛い商品

どれも製法や原料に一工夫されているものばかりだそうです。隅々まで眺めながら店内をぐるりと回ると、『やみつき本格やき肉はじめました』の看板がありました。

驚きの看板が出現!

こだわりの梨だれに付け込まれ、パウチされたお肉だそうです。とてもおいしそうだし、便利そうだし、主婦にとってはうれしい一品です。

たれ漬け肉は4種類

無農薬の野菜は旨い!でも、だからこその困難

青果店で、なぜ肉まで売ることになったのか、佐藤社長に聞くと「自分がサラリーマンを辞め、この店を任されることになり、徐々に野菜を学ぶ中で、無農薬や自然に育てた野菜は美味しいと知りました。味が全然違います」と、無農薬野菜の魅力を感じ、直農で取り扱いを始めたそうです。ところが、自然に近い形で育てられている無農薬野菜は、安定供給が難しく、普通の八百屋のように、いつでも何でも店頭に並べられないそうです。また、時期によっては並べられる野菜もない、という困難にぶつかったそうです。

自然野菜ゆえの難点に苦悩

それでも、佐藤社長は、何か美味しいものが手に入らないか、と探していくうちに、「これだ!」という商品に出会い、交渉し、一品ずつ、自信をもってお客様に勧められる品を店頭に並べていたそうです。“最高に美味しくて、とにかく体に良いもの”、徹底的にこだわって、野菜や果物という枠を飛び出して、調味料、卵、味噌、米、ジュース、油、乾物と揃えていくうちに、ついに肉までたどり着いたということです。

「天才が作ったマスタード」ゴールデン・マスタード

佐藤青果店のものは間違いがない。そう言っていただけるように

取り扱っているお米は、店内で精米したもの。卵は北海道から取り寄せたものです。調味料は、無添加。冷蔵庫に冷えているにんじんジュースは自然栽培100%。どれもこれも、こだわりの品ばかりです。

北海道から。モチツモタレツの卵

さらに佐藤社長は、自社開発のプライベートブランドの商品も作っています。店の奥にある、開発専用の工房で、商品を生み出します。店頭にずらりと並べられていた「マヌカレモンシロップ」も「マヌカジンジャー」も「ジンジャーシロップ」も自社開発商品です。お客様には、その美味しさから、とても評判高く、リピート率もある、おすすめ商品です。

細部までこだわり抜いた自社開発のシロップ

若者が遠くから目指してくる八百屋

佐藤青果店は、地域のシニアの方は、昔からの青果店として知られていますが、実は多くの若者が遠くからも買いに来ます。それはSNS発信をしているからだそうです。「詳しくないんですが、一生懸命やっています」と佐藤社長は言われますが、そのTwitterやインスタグラムはとても面白い。商品の魅力を分かりやすく、楽しく伝えていています。最近は、特徴的な商品を活かした調理法なども、レシピサイトで公開しています。ある芸能人がある商品を「美味しい!」とつぶやいた事をきっかけにして、瞬く間にSNSで広まり、そのファンが買いに押し寄せた事もありました。

今でもファンの方に愛され続けているドレッシング

肝心なのは準備。攻め続けます

「八百屋だって前に進まないと。その為には準備が大事ですから、準備を続けています」と佐藤社長はいいます。厳選した最高の直農野菜や果物。野菜に限らず「美味しいものを売る」がモットー。良いものは日本全国の情報網から取り寄せ、無ければ自社開発も厭わない、攻め続ける八百屋「佐藤青果店」。次は何が店頭に並ぶのか、目が離せません。

インスタグラム https://instagram.com/sato_vegetable?utm_medium=copy_link

ツイッター twitter.com/sato_vegetable?s=11

 

佐藤青果店の番付表

三軒茶屋 第5回多文化理解講座「やさしい日本語で伝えてみよう」参加者募集

せたがや国際交流センターでは、9/11に多文化理解を深めるための講座を開催します。第5回のテーマは、「やさしい日本語で伝えてみよう」。身近な外国人の方々にもわかりやすい日本語で、ことばで伝える力を上げてみませんか。

日 時 9/11(土)14:00~16:00

会 場 キャロットタワー5階 セミナールーム(太子堂4-1-1)

定 員 先着40名

参加費 500円(中学生以下無料)

申し込み 電話、または以下のHPにある、申込フォームにて受付

https://crossing-setagaya.com/course20210725_2334/

お問合せ・主催 (公財)せたがや文化財団 せたがや国際交流センター
(世田谷区太子堂4-1-1 2階)

電 話 03-5432-1538(10:00~18:00)※月曜日・年末年始は休館

HP https://crossing-setagaya.com/

後 援 世田谷区

 

三軒茶屋 生活工房「色覚を考える展 ヒトと動物の色世界」

生活工房では、夏休み期間に「色覚を考える展 ヒトと動物の色世界」を開催いたします。お子さんと一緒に多様な生き物の「色覚」を感じてみませんか?

展覧会概要

本展は、生き物の「色覚」をテーマにした、アートとテクノロジ―の融合による体験型展覧会です。動物の色覚を再現したVR映像、紫外線や赤外線を利用したアート作品など、色覚多様性とその仕組みについて楽しく体験しながら理解を深める作品を展示します。さまざまな生き物の色覚を体験することで、見慣れた世界に、知られざる景色が存在していることを感じていただければ幸いです。

ミツバチとヒトの色覚比較
©Dr.Schmitt,Weinheim Germany,uvir.eu

見どころ

◆親子で楽しめる体験型色の学習 ◆夏休みの自由研究にもピッタリ ◆より深く学ぶための関連イベント等、詳しくは下記HPにて詳細をご確認ください。

会 期 7/24(土)~8/29(日)(祝休日を除く月曜日休み)
※なお、緊急事態宣言発令により、7/24(土)~8/22(日)まで、開館時間は9:00~20:00となります。 8/23(火)~8/29(日)9:00~21:00の予定ですが、状況により変更する場合もあります。詳しくは下記にあるHPにて、最新情報をご確認ください。

会 場 生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3階)
入 場 無料
お問合せ 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
電 話 03-5432-1543 FAX 03-5432-1559
HP https://www.setagaya-ldc.net

共 催 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房、東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター
企画・監修 野口靖 監修協力 川端裕人
協 力 浅田一憲、株式会社ハコスコ、河村正二、中央大学 山口真美研究室、日常探検LABO、Klaus Shmitt、Martin Stevens、The Natural History Museum(London)
後 援 世田谷区、世田谷区教育委員会、東京工芸大学
助 成 令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

砧公園 世田谷美術館 ミュージアム コレクション特別篇「グローバル化時代の現代美術」

世田谷美術館では、8/22まで「グローバル化時代の現代美術」展を開催中です。

この展覧会は東京2020オリンピック/パラリンピックに併せて企画されたもので、出品作品はいずれも世田谷美術館のコレクションからの選りすぐりです。

出品作家は、いずれもグローバルに活躍する現代美術を代表する作家たち。ジャン=ミシェル・バスキアは、一見子どもの落書きのような作品で一度見たら忘れられない印象を残します。デイヴィッド・ナッシュは、森の倒木や立ち枯れた木をその場で彫刻作品に仕上げる自然にやさしい作品で知られています。デイヴィッド・ホックニーは、様々な角度から撮った写真を組合せて、目で見た世界とは別の風景を作り出します。

大人から子供まで楽しめる展覧会です。親子で、どんな作品が好きかお話ししながら観てはどうでしょうか。

会  期  2021年7月3日(土)~2021年8月22日(日)
開館時間  10:00~18:00(入場は17:30まで)

  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
※海の日の移動により7月19日(月)は休館。8月9日(月)は開館、10日(火)は休館。

会  場  世田谷美術館1階&2階展示室

料 
個人 一般 200円/65歳以上 100円/大高生 150円/中小生 100円
団体 一般 160円/65歳以上 80円/大高生 120円/中小生 80円
※団体は20名以上小・中学生:土曜、日曜、祝・休日、夏休み期間は無料

障害者の方 個人は100円(団体は80円)。ただし小中高大学生の障害者は無料。
※介助者(当該障害者1名につき1名)は無料、学生証・障害者手帳など、確認できるものをご提示ください。

主  催 
お問合せ先 世田谷美術館(公益法人せたがや文化財団:世田谷区砧公園1-2)
TEL 03-3415-6011(代表)

展覧会のご案内
050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

ミュージアム コレクション特別編 「グローバル化時代の現代美術」
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00113

下北沢 食べることが社会貢献に キッチンカー「eat for…(イートフォー)」

コロナ禍とキッチンカー

最近、色々な所でキッチンカーを見かけませんか。
世田谷区では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた区内事業者への支援と、地域の利便性向上のため、区有地を使ったキッチンカーの出店が増えています。何か大きなイベントなどの時に現れるものだったキッチンカー。コロナ禍で、すっかり街に馴染み、利用することも多くなってきました。どのキッチンカーも個性満載で選ぶのに迷ってしまいます。そんな中、他とはちょっと違う雰囲気のキッチンカー「eat for…(イートフォー)」に出会いました。

「eat for…」の車両の様子

はじめたきっかけは令和元年の台風による農家への被害

車の前面いっぱいに張り紙がしてあり、車の前の看板メニューには『SAVE the FARMERS』と一番大きく書かれています。そばにはテーブルが置かれ、色々な本が何冊も並べられています。「小さなころから、教科書に書いてある地球全体の事に興味があったんです。温暖化?地雷撤去?飢餓?なぜなぜ?って。今もその想いは変わっていません。」と今関さん。

店主の今関さん

手作りの大きな看板

今関さんは、令和元年の台風被害に遭われても頑張っている農家さん達の声をきき、キッチンカーを始めるきっかけになったそうです。
イートフォーでは、ロスになってしまう傷や規格外の野菜を買い取り、美味しい料理にして販売しています。また、「1食5円が農家支援の寄付」となる取り組みもおこない、2カ月で100,000円の支援金を寄付したそうです。今関さんによる農家支援は、今も続き、その繋がりは今や日本各地に広がっています。

環境問題の発信の場でありたい

キッチンカーで移動しながら食の提供をする、という役割以外に、イートフォーはたくさんの社会問題に果敢に取り組んでいます。
容器やカトラリーはなるべくエコ素材。フェアトレード品を進んで使用し、車両に貼り出した企業広告の広告収入は、農家支援に全額まわる仕組み。店頭の本は、ブックシェアリングとして、今関さんがオススメする本コーナー。お客様に読んでもらえるよう並べています。返却は次に会える時で良いそうです。環境や食の事を知ってほしいという今関さんの気持ちが表れているようです。

ブックシェアリング

調味料は瓶に入ったリターナブルのもの、洗剤は動物実験されてないものを選んでいるそうです。使っているうちにマイクロプラスチックになってしまう食器用スポンジは植物由来のものを使用。イートフォーでは、キッチンカーの中のありとあらゆるものが、環境に配慮されています。そしてそれは店頭の張り紙を見れば一目瞭然。どれがメニューかな?と探すくらい、イートフォーには、今関さんからお客様に伝えたい事が農家支援をはじめいっぱいあって、まるで掲示板のようにメッセージが貼られています。

思いがいっぱいの店頭チラシ

「食べることが社会貢献に」農家支援

大学生二人組が、キッチンカーの前に来たのでお話を伺うと、「ビーガンのメニューがあったので、一度食べてみたかった。」とのこと。大豆ミートを使用したビーガンカレーはイートフォーさんの定番メニューです。また、今回のご注文が、農家支援に繋がると知ると二人とも「食べる事が社会貢献に」のメッセージと繋がり感心していました。

大学生のお客様

ビーガンカレーを受け取るお客様

近くの飲食店で働くスタッフの方も休憩中に来店されていました。
「どこの農家さんと繋がっているんですか?」と飲食店のスタッフが聞くと、今関さんは、キッチンカーの外へ出てショウガの生産農家のことを丁寧に説明していました。飲食店の方にも農家支援を知っていただく貴重な機会です。

農家支援丼を受け取るお客様

農家支援丼のジンジャーボウル

「さっき、初めてビーガンを食べると買ってくれた学生さん。嬉しいけれど、責任もすごく感じています。環境や体に良くても、やっぱり美味しくなくちゃいけないな。」と今関さんはいいます。
イートフォーはビーガン料理専門ではありませんが、ビーガンメニューを置いている理由は、「なるべく色々な人にバリアフリーでありたい」という今関さんの思いがあるからだそうです。同様に、英語のメニューも設置しています。これも「誰でも分け隔てなくあたりまえに健康的なものを食べてほしい」今関さんの思いからです。

英語のメニュー

これからも走り続ける「eat for…(イートフォー)」

令和元年2月に走り出したキッチンカーイートフォーは、スタート直後から緊急事態宣言の荒波の中で頑張ってきました。くじけそうになりながらも続けてきたのは「農家さんを助けたい」という思いがあったからだそうです。

続けたてきた事により、全国の頑張っている人と繋がり、お客様から共感の声をたくさんもらえるようになったそうです。社会貢献ができるキッチンカー、今日もどこかを走っています。

キッチンカーの前で、店主の今関さん

出店場所や営業詳細は、下記のHPやインスタグラムにてご確認ください。

インスタグラム:https://www.instagram.com/kitchencar_project/

 

[完売]北沢 宮川彬良のせたがや音楽研究所#13 ~ギューッとなって、ドーン!~

2014年にスタートし、今年で13回目を迎える、「せたがや音楽研究所」。アキラ所長による、大マジメかつ奇想天外な発想の音楽解釈で、懐かしいだけじゃない、「成熟」という視点で、昭和の音楽をお楽しみください。

音楽の秘密や仕掛けをアキラ所長のユーモアあふれるトークと音楽でお送りする「せたがや音楽研究所」。今回はラジオパーソナリティの玉川美沙さんをお迎えし、所長の頭と心、人生のすべてからあふれ出る音楽の楽しみ方、そして昭和歌謡の魅力をたっぷりとお届けいたします。

イベントHP https://www.setagayamusic-pd.com/event/4297.html

出  演 宮川彬良(作曲家・舞台音楽家)玉川美沙(ラジオパーソナリティ)
ダイナマイトしゃかりきサ~カス

構  成 白鳥美子

会  場 北沢タウンホール(世田谷区北沢2-8-18 2階)

料  金 全席指定・消費税込 ※未就学児入場不可
一般 4,000円
せたがやアーツカード 3,500円(前売のみ)
世田谷パブリックシアター友の会 3,500円(前売のみ)

発売開始 2021年7月26日(月)

チケット申込 世田谷パブリックシアターチケットセンター
TEL 03-5432‐1515 (10:00~19:00)
オンライン(要事前登録)https://setagaya-pt.jp/tickets/howtobuy.html

主催・問合せ (公財)せたがや文化財団 音楽事業部
T E L 03-5432‐1535(月~金 10:00~18:00)
H P https://www.setagayamusic-pd.com
後  援 世田谷区/世田谷区教育委員会
協  力 ㈱世田谷サービス公社 エフエム世田谷/松本記念音楽迎賓館/(有)太子堂楽器店

上北沢 楽しい買い物で、誰かの役に立つ「かみきたチャリティマルシェ」

いつもは静かな上北沢の住宅街が、賑やかになる日曜日

毎月第一と第三日曜日、上北沢では、「かみきたチャリティーマルシェ」が開催されています。京王線上北沢駅から線路沿いを桜上水駅方面へ、小さな踏切を右手に入り、しばらく行くとマルシェの会場である児童養護施設「福音寮」があります。上北沢駅から徒歩5分くらいです。福音尞の前は、普段は閑静な住宅街で静かですが、マルシェが開催される日はとても賑やかになります。マルシェのテントには、「かみきたチャリティマルシェ」と、大きく張り出され、新鮮な野菜、可愛い小物やアクセサリーが売られています。たくさんの人で賑わっています。
このマルシェは、NPO法人若者の自立支援Smile bouquet(すみれブーケ)とフィリピンの若者を支援するNPO法人SalamatAで共催運営されています。

今日も賑やか!

頼れる大人がいない若者を支援するために「Smile bouquet」

NPO法人若者の自立支援Smile bouquet(すみれブーケ)では、施設・里親を巣立った、実家や帰る場所を持たない若者達に対し、自立支援を行っています。児童養護施設退所後18歳から4~6年間安心して住める居場所(共に住む家)や、居住補助(一人暮らし家賃の半額程度の補助)を提供しているそうです。

実際、虐待など様々な事情により児童養護施設や里親家庭で育つ子どもは、44,000人(2018年調べ)。児童福祉法では、原則として18歳になると自立が求められます。退所後、約7割の子ども達が働き始めるのですが、その半数は契約社員やアルバイトなどの非正規雇用となっているそうです。(厚生労働省調べ。2019年)また、大学に進学した場合、学業と両立しながら学費や生活費をひとりで捻出する必要があります。

すみれブーケでは、世田谷区の「せたがや若者フェアスタート」という若者への支援事業がある中、ライフラインは少しでも多い方がいいという理由で、かみきたチャリティマルシェを開催し、シェアハウスの資金を確保しているそうです。「将来的には当事者の就労支援に繋がるスペースや若者たちの居場所や住居スペースを設けた混合住居を創りたいと思っています。」と代表の内田朝代さんは言います。

NPO法人若者の自立支援Smile bouquet代表内田朝代さん

貧しさで進学できないフィリピンの学生を応援したい「SalamatA」

一方、NPO法人SalamatAは、フィリピンの若者が、経済的理由を抱えていても大学へ進学できるように、日本から現地で出している奨学金に、寄付をしているそうです。SalamatAは、近隣の日本大学文理学部の学生が2006年に設立したサークルが始まりになっているNPO法人で、通常は年に1度20人ほどで渡比し、現地の大学生と小学校を訪ねるなど、交流活動をしているそうです。

NPO法人SalamatAの皆さん

「しかし、このコロナ禍で2年間活動が出来ない状況が続いているため、何とか支援を募って渡していきたい」と代表の小林さんは言います。マルシェで売っている新鮮な野菜は、応援してくれている農家さん直送のもの。小物やアクセサリーはフィリピンのお母さんたちの手作り。フェアトレードすることにより、経済的支援になっているそうです。

素朴でかわいい手作り小物

新鮮なキュウリや玉ねぎ

楽しく買い物するだけで社会貢献!

また、福祉作業所喫茶店パインは、焼き菓子と、リサイクル品を販売しています。

美味しそうな焼き菓子もたくさん

マルシェには、地域の皆さんが、たくさん立ち寄っていました。各NPOの活動紹介のパネルやパンフレットを読んだり、熱心に質問されている方もいらっしゃいました。かみきたチャリティマルシェはその売上の一部が、日本やフィリピンの若者への支援に繋がる素敵な取り組みです。月2回。第1・第3日曜日に開催しています(予定)。皆さんも、誰でも教育が受けられる環境を支援するこのマルシェへ出かけてみてはいかがでしょうか。

地域の皆さんで大盛況!

◆「かみきたチャリティマルシェ」へのお問合せ

NPO法人若者の自立支援Smile bouquet(すみれブーケ)

HP  https://smileselfsupport.jimdofree.com/

NPO法人SalamatA

HP    http://salamata.com/

弦巻 教育センター せたがやプラネタリウム 「星空CDコンサート」他

世田谷区立教育センター内にある、「せたがやプラネタリウム」は、1億4000万の星を映し、自然で美しい星空を再現しています。
この美しい星空のもと、専門スタッフによる一般投影では、当日の夜空に見られる月・惑星・星座の紹介や、特別投影による、「大人のための星空散歩」や「CDコンサート」など、星空解説の他、宇宙などの天文について親しむイベントも開催しています。

皆さんもぜひ、天の川煌めく夏の夜の星空のロマンに触れてみませんか。

【特別投影】

◆星空CDコンサート
満天の星の下で、CDによる音楽を聴くコンサートです。コンサートの中では、星空の紹介もお楽しみいただけます。

日 程
9月3月以外の毎月第2土曜日、
7/10「夏の星空をベートーベンとともに」
8/14「エリック・クラプトン -ギターの世界-」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 子ども100円 幼児無料(当日9:00~ 観覧券販売)
※小学生以下の方は保護者同伴でご覧ください。

【一般投影】
投影日時 
第3日曜 6/20、7/18、8/15を除く、土・日曜日
6月 土・日曜日
7月 土・日曜日・祝日と学校の夏休み期間 7/21(水)~31(土)
8月 土・日曜日・祝日・休日と学校の夏休み期間 8/1(日)~31(火)

・ちびっこタイム(幼児~小学校低学年向け) 11:00~(50分)
・一般投影(子ども~大人) 13:30~、15:30~(各60分)
※詳しくは以下のHPをごらんください。

定 員 各回70名。
※今後の状況により、変更する場合があります。

観覧料(ちびっこタイム・一般投影)
おとな 400円(高校生以上)
こども 100円(小学生・中学生)※土曜日・日曜日、祝日、休日は無料
幼児  無 料(小学生未満)

お問合せ 世田谷区立教育センター プラネタリウム(弦巻3-16-8)
TEL/FAX   03-3429-0780
HP https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/011/002/d00007490.html