松陰神社前 100マスの本棚で人と人を繋ぐ場所「100人の本屋さん」

「100人の本屋さん」とは

東急世田谷線「松陰神社前」駅近くのビルの2階、階段を登りきったところにある「100人の本屋さん」。ここでは、約130㎡の広い店内に、図書館のように高い棚がずらりと並び、棚は全て30cm四方に区切られて、様々な本が並べられています。その棚1マス1マスを100人が借り、マイクロ書店オーナー(=棚主)になる仕組み。それが「100人の本屋さん」です。来店した方は、棚の本を購入することが出来ます。

1マス1マスが個性的。

「100人の本屋さん」は、窓からの日が入り明るく、観葉植物が置かれ、インテリアには木がふんだんに使われています。音楽がかすかに流れ、とても居心地の良い空間です。

明るく心地よい空間

人がそこに集い利用してもらいたい

店主の吉澤卓さん。2019年5月、親族が所有していたこのスペースを、何か社会にとって有意義な場所として活用できないかと考えたそうです。イメージは色々な人がそこに集い利用してもらうこと。そんな中、吉祥寺にある「ブックマンション」その新しい発想やエネルギーの高さに強く魅かれ、自身でも世田谷区に作ってみたいと決意。クラウドファンディングで立上げ、100人以上もの方に応援をいただきながら、「100人の本屋さん」をオープンしたそうです。

店主の吉澤卓さん

 

親子が棚主の絵本のマス

「100人の本屋さん」がオープンしてこの約4か月(2021年6月現在)で、すでに70人もの本屋さん(棚主)が生まれました。カメラマン、会社員、自営業や政治家、NPO団体など多様な背景を持つ方々が棚主になっています。それぞれの本棚は、現在70人の棚主の生き方や自己表現、こだわりの場であり、個性が光ります。棚を見ていると、まるで棚主に話しかけられているようでワクワクしてきます。

吉澤さんは、それぞれの棚を丁寧に説明してくれます。どの棚についても、棚主の想いを受け止め、棚に来てくれた人へ届けているのです。育児中の筆者が、目を奪われたのは、絵本が並ぶマス。小さなお子さんとお母さんが棚主だそうです。お母さんのお気に入りだった本と、お子さんが読み終えた可愛い本。置く順番や値段を、真剣に考られていたそうです。親子のほほえましい様子が目に浮かび、並ぶ本たちがとても輝いて見えました。

人が繋がる場所をめざして

「この松陰神社に眠る、吉田松陰は大変な読書家で、本の入手、借り受けの過程を通し、明治維新に至るネットワークを広げたとされています。この場所もそういう縁にあやかり、本のパワーが街にしみだし、人々のネットワークが増幅する場所をめざしています」と吉澤さんは言います。

棚主さんワークショップ

この場所は、読みたい本に出会うだけでなく、同じ本を面白いと感じた人同士の繋がりを作れる場所です。人と人が繋がるための仕掛けとして、コワーキングやイベントなども出来るようにもなっています。棚主同士の繋がり、購読者との繋がり、地域の人々との繋がり。その繋がりの輪は、どんどん重なり広がっていく「100人の本屋さん」。本好きの方だけに限らず、是非みなさんも、訪れてみてはいかがでしょうか。

facebook https://www.facebook.com/100BOOKSELLERS

下北沢 大盛況の親子向けイベント「シモキタおやこのまちつどい市」

夏至の日に線路跡地で

梅雨なのに、晴れた日曜日。下北沢で、親子のイベントが開催されました。「シモキタおやこのまちつどい市」。下北沢といえば、古着屋などのファッションや居酒屋などで、どちらかというと若者向けの街という印象があります。この下北沢の、小田急さんが再開発している「下北線路街」という場所で、「シモキタおやこのまちつどい市」が開催されました。かつて地上を小田急線が走っていいた空間が、現在はイベントなどもできる広場になっています。

キリンも駆けつけるかわいいポスター

青空の元、親子でのびのび!

会場に着くと、たくさんの親子づれで賑わっていました。すでに、入り口付近のステージでは楽しい演奏の真っ最中です。

うたうヒゲとおどるマリオネットのジャグバンド「ザ・ワースレス」

子ども達はステージ前の原っぱにある“土管”の上でのびのび、お父さんやお母さんは、のんびりとステージの演奏を見ています。

ライブを楽しむ親子

たくさんの人が、思い思いの時間を過ごしている様子です。
屋外なので、気持ち良く開放感が抜群です。

特等席でライブ鑑賞する女の子

下北沢らしい出店が目白押し

メインの会場には、たくさんの団体のテントがズラリと並び、子どもから大人まで、体験や買い物を楽しんでいました。

街の皆で運営しています

主催は「シモキタおやこのまちつどい市実行委員会」によるもの。実行委員の斉藤さんは、「下北沢は、普段子どもの居場所が中々無いので、地域の子どもに来てもらえるこのイベントを2カ月に1度開催していきたい」と言います。

斉藤さんとスタッフの方々

また、斉藤さんは「北沢おせっかいクラブ」の代表でもあり、日頃より「おでかけひろば事業」や「フードバンク」の活動をしているそうです。新しくてピカピカのフードバンクのボックスには、寄付の食べ物がたくさん並べられていました。

cobacoフードバンクのボックス

一歩ずつ様子が違う、楽しい会場

個性的なものがたくさん並んでいます。
中心にある大きなテントの中では、靴を脱いでごろんとした子ども達が、自由に絵本を読んでいます。(「いどうとしょかんPARADISE BOOKS」)

大きなテントは広場の中心に

テントのお隣には、綱渡りするスポーツ「スラックライン」の体験コーナーがあり、子どもが何回も飽きることなく挑戦し続けています。

「スラックライン推進機構」による体験コーナー

そしてそれらを囲むようにぐるりとテントブースが並びます。下北沢らしい色合いのアクセサリーなどを販売しているお店がありました。お店の前にある顔はめパネルには「やなかまストリートマーケット」とあります。お店の方に聞いてみると、すぐ裏の路地で開催していたストリートイベントの事で、「おひるのかほり」というミュージシャンでもあるそうです。歌ありショッピングありと楽しそうな取り組みをされている方でした。

やなかまストリートマーケットのみなさん

会場には、大きなシャボン玉が飛び、子ども達は大喜び。

大きなシャボン玉と子ども達

あるテントの下で、真剣に子ども達がワークショップをしていました。

真剣にものづくりを楽しむお子さん

着やすそうなお洋服と、個性的な小物がたくさん並んでいます。ワークショップの「__ku_ko」さんは、自然素材で服を作り、余った端切れを捨てずに小物を作っているそうです。子ども達にも、ものづくりが楽しいと思ってほしいとワークショップを開催しているそうです。

端切れからも素敵な小物が生まれています。

会場には、大人気のクラウンがいました。この後キャンドルを灯すイベント「夏至の小径のノエル」があるよ、と教えてくれました。

案内してくれたクラウン

場所がないなら繋がろう

間もなく終了の時刻。親子が帰りはじめると、「楽しかったー!」「また来ようね!」子ども達の満足そうな声が聞こえてきました。パパ、ママ、子ども、家族みんな笑顔でした。来場されていた方に聞くと「すぐ近くに住んでいて、何度か来ていますが、出店で初めて知るお店も多く、大人も楽しめます。地域の誰かに出会ったり、地域の情報を得たり、地域のお店が出店しているので、別の日に訪ねたり、地域の交流も深まります。子供も大人も大満足です」と教えてくれました。

下北沢のこのイベントは、地域の交流、子どもの居場所づくりの、働きかけになっています。地域の親子が繋がるイベント。下北沢らしくて素敵な催しでした。

土管は子ども達のお気に入り

下北線路街 個性店が集まる街「reload(リロード)」

下北沢の文化を大切にする「reload

「reload」は、小田急線の下北沢駅と東北沢駅の中間にあります。茶沢通りと下北沢一番街商店街が交わるところにある、2階建の白い建物です。ここには気持ちのいいテラスや花が咲く中庭があり、24区画の個性的な店がひしめいています。”reload”という言葉には、下北沢の地域の文化を大切にしながらも、新たな歴史を創っていくという意味が込められているそうです。

立ち呑み居酒屋「立てば天国」2F

「立てば天国」は、下北沢で「カレーの惑星」などの人気店を経営する福家氏が手がける下北沢5番目のお店です。どこか昭和を感じさせるカウンター、調味料にアジアのエッセンスを入れた小皿料理。「もつ煮込み」を頂きました。なんとカレー味、スパイスも効いて美味しすぎます。その他「みそキュー タイのハーブと白味噌」や「しめ鯖と切り干し大根とパクチー和え」など美味しそうなものばかり。蔵元でしか飲めない焼酎や日本酒にもそそられます。福家氏は「30~40代のお酒の嗜みや食に対するアンテナの高いオトナの方をイメージしたお店にしてみました」と言います。ハイセンスながら、大衆居酒屋の定番サッポロ赤星があるところに肩ひじはらない下北沢の気安さがありました。

美しい小皿に盛られた一品一品にシェフの工夫とこだわりが

おなじみの居酒屋メニューもこのとおり!

水タバコのお店「chotto(シーシャ)」2F

ニコチンレスの無害な水タバコを愉しめるこのお店。筆者は、タバコを吸わないのですが、おそるおそる吸ってみると、ミントのフレーバーがアタマの中を吹き抜けるような爽快感を味わうことができました。他にも、ラズベリー、ライム、ピーチ、オレンジなど様々なフレーバーを愉しむことができるそうです。また、このお店のスタッフは、若手の劇団員やダンサー、ミュージシャンなど全員表現者で、スタッフによるパフォーマンスもあるそうです。ニコチンの無い、健康的なくつろぎ空間として皆さんも、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

スーっと一服。

ニコチン無しの水タバコの愉しみ方をスタッフが教えてくれます。

輸入文具店「DESK LABO」2F

「DESK LABO」は、文房具店。「下北沢にお店を出すのが夢でした」と語る金井さんのお店は三軒茶屋から引っ越してこられました。鉛筆、メモ帳、ペンケース、クリップなど、チャーミングな色づかいやカタチの輸入文具の品揃えに目を奪われます。「スマホ台」は、400円という安さ、実は書店やミュージアムで「本」を展示する台だとか。こういうところに目をつけるお店のセンスに脱帽です。文具を好きな方が、ついつい通ってしまうようなお店です。

日本にはない色づかいやカタチの鉛筆やペン皿

右の針金スマホ台?は実は書店やミュージアムで「本」を展示する台だそうです。

眼鏡店「MASUNAGA1905 下北沢店」1F

創業1905年、国産眼鏡製造の老舗・増永眼鏡の直営店は未来的なオフホワイトの空間です。ここに浮かぶように整然と並べられたスタイリッシュなオリジナル眼鏡の数々。個性的な下北沢にぴったりの眼鏡がここにあります。また、お店には最新のデジタル3D測定器があります。測定器を使ってデジタルな自分の3Dアバター(分身)を作り、眼鏡をスピーディーに試着し、様々な角度から確認することが出来ます。「下北沢で眼鏡をお探しの際は、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。」(荒川さん)とのことでした。

下北沢の街によく似合う個性的な眼鏡の数々

未来的なインテリアの店内

ボディメンテナンススタジオ「FLUX CONDITIONINGS」2F

ケイン・コスギさんや北島康介さんからの開店祝いの花が飾られていました。ここは体の姿勢や機能を整えたり、不調を改善するためのトレーニングとケアが受けられるサロンです。日本では珍しい筋膜リリース専用機器などを使用して、緊張している筋肉や筋膜の動きをトレーナーが調整してくれます。子どもから大人まで、種目、症状を問わず対応してもらえるそうです。

左奥の赤い台と天井からぶら下がった器具が「筋膜リリース専用機器」

ウェルネスカフェ「FLUX CAFE」2F

10種類以上のオリジナルプロテインドリンクを味わうことができます。ブラックマジックなるプロテインドリンクをいただきました。まっ黒な液体にもかかわらず爽やかなレモン味で飲みやすく美味しい。黒い炭の吸着力でデトックスを促すそうです。椅子のかわりにバランスボールやエアロバイクに座るなど、下北沢のフィットネス志向の方には、ぴったりです。ジムでのトレーニングや、ランニング後にいかがでしょうか。

左がブラックマジックという名のプロティンドリンク。「炭」が入っています!

カレー・ギャラリー「SANZOU TOKYO」1F

イソノ・コウイチ氏が新形態のお店、「SANZOU TOKYO」のプロデュースに関わり新たに創り上げたスペシャルカレーが楽しめるお店です。オススメの“カシミールカレー”をいただきました。ガツンと来る強烈な辛さの後に爽やかでかぐわしい色とりどりのスパイスの風が体を吹き抜けます。付合せのニンニクがほっこりと甘いデザートのようでした。他にも辛さマイルドで山椒が薫るペトラカレーもあります。カレーの街下北沢で、ただのカレーでは物足りなくなっている方には絶対おすすめのお店です。

カレーの聖地、下北沢の新しいヒーロー達!

カシミールカレー

ブックストア「GREAT BOOKS」1F

写真家の熊谷隆志氏がディレクションしたお店です。ディスプレイされた作品は全て購入することが出来ます。お店は、“写真のある生活”がテーマ。オーナーの部屋に遊びに行くような感覚で、街の本屋さんにはないような個性的な本や作品に出会うことができます。

オーナーの部屋に招かれたような居心地の良い空間

街から“オーナーの顔が見える店”が少なくなったといわれる近頃ですが、ここにはオーナーの顔が見える街、下北沢らしさがありました。皆さんも”reload”で新たな下北沢のお気に入り探しに行ってみてはいかがですか。

弦巻 教育センター せたがやプラネタリウム 「大人のための星空散歩」他

世田谷区立教育センター内にある、「せたがやプラネタリウム」は、1億4000万の星を映し、自然で美しい星空を再現しています。
この美しい星空のもと、専門スタッフによる一般投影では、当日の夜空に見られる月・惑星・星座の紹介や、特別投影による、「大人のための星空散歩」や「CDコンサート」など、星空解説の他、宇宙などの天文について親しむイベントも開催しています。

皆さんもぜひ、天の川煌めく夏の夜の星空のロマンに触れてみませんか。

【特別投影】
◆大人のための星空散歩
高校生以上を対象とする、大人向けの投影です。当日の夜空に見られる星空の解説の他、星や宇宙などの天文の話題を取り上げてお話しします。

日 程
毎月第4土曜日
6/26「望遠鏡の歴史 ガリレオから宇宙望遠鏡まで」
7/24「星に願いを-8月のペルセウス座流星群-」
8/28「お月見を楽しむ」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 先着70名(当日9:00~ 観覧券販売)
※中学生以下の方はご遠慮ください。

◆星空CDコンサート
満天の星の下で、CDによる音楽を聴くコンサートです。コンサートの中では、星空の紹介もお楽しみいただけます。

日 程
9月3月以外の毎月第2土曜日、
7/10「夏の星空をベートーベンとともに」
8/14「エリック・クラプトン -ギターの世界-」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 子ども100円 幼児無料(当日9:00~ 観覧券販売)
※小学生以下の方は保護者同伴でご覧ください。

【一般投影】
投影日時 
第3日曜 6/20、7/18、8/15を除く、土・日曜日
6月 土・日曜日
7月 土・日曜日・祝日と学校の夏休み期間 7/21(水)~31(土)
8月 土・日曜日・祝日・休日と学校の夏休み期間 8/1(日)~31(火)

・ちびっこタイム(幼児~小学校低学年向け) 11:00~(50分)
・一般投影(子ども~大人) 13:30~、15:30~(各60分)
※詳しくは以下のHPをごらんください。

定 員 各回70名。
※今後の状況により、変更する場合があります。

観覧料(ちびっこタイム・一般投影)
おとな 400円(高校生以上)
こども 100円(小学生・中学生)※土曜日・日曜日、祝日、休日は無料
幼児  無 料(小学生未満)

お問合せ 世田谷区立教育センター プラネタリウム(弦巻3-16-8)
TEL/FAX   03-3429-0780
HP https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/011/002/d00007490.html

下北沢にぴったり 藍染めのお店ファクトリー藍

大河ドラマ「青天を衝け」の主役「渋沢栄一」の実家の家業や、7月に予定されているオリンピックのプレゼンターのユニフォームでも注目を集めるジャパンブルー”藍”。
今年の3月に、世田谷の下北沢に、藍染めのお店”Factory藍ショップ(以下ファクトリー藍)”がオープンしました。

シモキタでは藍はここだけ

下北沢駅小田急東口から北方向に歩いて4分、一番街商店街の路地を入ったところ、ガーデンテラス下北沢に”ファクトリー藍ショップ”はあります。
ここは個性的なファッションの街下北沢でも唯一の藍染めのお店。お店に入ると藍で染められた美しいデザインのマスクやTシャツ、ワンピース、小物が並べられています。こちらの商品は全て、若林にある社会福祉法人「藍」が運営する「就労継続支援B型事業所 *注釈1」であるファクトリー藍で作られ。精神障害、知的障害のある方々が通所し藍染め作業を行なっているそうです。

藍染めとは

店内には藍染の原料となる、「すくも」を見ることが出来ます。藍染めは、藍の葉を乾燥、発酵させた”すくも”から藍液をつくり、そこに糸や生地を浸します。そして、生地を空気にさらすとまず黄土色となり、そして徐々に酸化して青に発色します。この作業を繰り返して、青の濃淡で染め上げていくのが藍染めです。この作業を手作業で行なうため、大変手間がかかるそうです。

藍染の原料となる「すくも」

藍染め作業(若林の事業所ファクトリー藍)

シモキタには藍が似合う

自然由来の藍の色の美しさ、そして他には同じものが無いオリジナル一点ものの良さが藍染めの魅力です。ピカピカのブランド品よりもいぶし銀の古着を愛し、流行よりも個性を大切にする下北沢のイメージとも重なります。シンプルながら個性的な藍染めの様々なバリエーションには、時間を忘れて見入ってしまいます。

藍を手ごろな値段で気軽に楽しめる

同法人事務局長の中澤さんによると、今シーズンはワンピースが人気で、インスタにあげた途端に、お客様が買いに来られたこともあったそうです。シンプルでどれも自然にファッションに取り入れやすいのが、人気の理由でもあるようです。
親子がお揃いで楽しめる服や、夏でも涼し気なTシャツも人気だそうです。コロナ禍で、マスクも人気だそうです。
また、藍染めは大量生産できないため、一般的には高価なものとされている中で、ファクトリー藍では、手染めのTシャツが4400円~、ワンピースが9900円~ということで、お手頃な値段で買い物することが出来ます。

大人気のワンピース

豊富なバリエーションのTシャツ

誰もが豊かに暮らせる共生社会をめざして

同法人代表の大野さんによると、店名の「Factory」には“新しいものを発信する”という英語の意味があるとのことです。大野さんが目指しているのは、障害の有無に関わらず誰もが豊かに暮らせる共生社会の実現だそうです。ファッション文化のある下北沢で魅力的な商品を販売することで、障害者の感性や能力をPRしていきたい。このことがお店を下北沢に出した一番の理由ということです。作り手さん達は、週に2回、ショップへ出て販売も行っています。彼らにとっては、お客様の声が商品づくりにとても参考になり、励みになるそうです。

藍染めの事業所 ファクトリー藍(若林)

ファクトリー藍であなただけの一品を!

このお店の常連だという地元にお住まいのご婦人にお話をうかがうことができました。「ここは来るたびに発見があります。そして、手頃な値段で素晴らしい藍が手に入ります。お店が表通りに面していないので、静かに落ち着いて買い物ができます。でも一番気に入ってるのは、シモキタらしくスタッフの顔が見えるお店だから。」と、藍染めとお店について教えてくださいました。ここに来れば、小さなお子さんからお母さん、年配のご婦人まで、きっと下北沢にぴったりで、あなたの心をとらえる一品に出会えるはずです。皆さんもファクトリー藍を訪れてみてはいかがでしょうか。

マスクももちろん一品もの

キッズコーナーもあります。

さり気ないディスプレイに光るセンス

実は刺し子もオススメ商品とか

左から 法人代表の大野さん、法人事務局長の中澤さん

*注釈1
就労継続支援B型事業所とは
就労継続支援事業所は、障害者総合支援法に基づくサービスで、就労を希望する障害を持った方々のサポートを行う施設です。就労継続支援事業所には、A型とB型の2種類があります。利用者との雇用契約を結ぶかどうかが大きな違いで、A型は雇用関係のもと利用者には原則最低賃金以上が支払われます。就労継続支援B型では、利用者との雇用契約は結びません。障害の程度や体調、年齢などにより、雇用契約を結んで仕事をすることが難しい人でも自分のペースで働くことができます。

【募集終了】三軒茶屋 一から学ぶ健康マージャン教室

マージャンをこれから始めたいと思っている方や、ルールや役をもっと覚えたい初心者の方向けに【全8回】健康マージャン教室を開催します。

 


健康マージャンとは、「吸わない」「賭けない」「飲まない」をルールとし、「ゲーム」や「脳トレ」として楽しむマージャンです。
8回の講座を全部受講できる20歳以上の方が対象です。

【日程と内容】
※全て火曜日
午前コース:10時から12時・午後コース:13時から15時
1回目 7月13日 どんなゲーム?
2回目 7月20日 アガリ方とフリテン
3回目 8月  3日 1飜しばり 基本4段
4回目 8月10日 役(メンゼン系)
5回目 8月17日 食い仕掛け及び役
6回目 8月24日 カン・ドラ
7回目 8月31日 点数計算の基礎
8回目  10月26日 表による点数計算
【会場】
三茶しゃれなあどホール(世田谷区太子堂2-16-17)
【講師】
NPO法人健康麻将全国会
【参加費】
10,000円(8講座)
※「入門編」テキスト代2,000円が別途かかります。
※参加費は1回目の受講の際にテキスト代とともにお支払いいただきます。
【参加申込み】
5/25(火)10:00より電話受付開始
三茶しゃれなあどホール 03-3411-6636

《新型コロナウイルス感染症対策について》
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者の皆様が安心してご参加いただける取り組みを進めております。 開催時は感染症対策を講じながら実施いたしますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

等々力 開放感抜群!新緑の等々力渓谷を探索!

渓谷は等々力駅から歩いてすぐ!

東急大井町線等々力駅から用賀中町通りを南へ徒歩5分、等々力渓谷の入り口があります。等々力渓谷は、国分寺崖線の南端、多摩川の支流「谷沢川」が流れる渓谷です。全長は約1km、高低差が約10mあります。入口近くにある温度計は、渓谷上と渓谷下の気温を示しています。渓谷下は真夏でも2~3度涼しいそうです。

渓谷内で体感する気温差は、計測センサーでも実証されています。

階段を降りて、大自然の等々力渓谷へ

渓谷の最上流部に位置する、赤色の「ゴルフ橋」脇にある階段を下りて渓谷に入ります。高低差10mを50段くらいの階段を降りると、大自然の等々力渓谷です。
頭上に生い茂った緑の木々で、木洩れ日が落ち、目前には谷沢川が流れ、涼しい空間が広がっています。また、まるで渓谷上と遮断されたこの空間は、とても静かで、鳥のさえずりが聞こえました。“さやさや”と流れる谷沢川のせせらぎ、“ちらちら”と光る木漏れ日、すーっと木々を通り過ぎる風の中で、深呼吸すると、心が安らいできます。

木漏れ日に誘われながら、谷沢川のせせらぎ沿いを歩きます。

いくつも伸びる名所までの脇道

渓谷を下流へ進でいくと、脇道があります。渓谷の見どころは、渓谷以外にもあり、脇道の先にはお不動様や瀧などの名所があります。入口で居合わせた皆さんも、思い思いの脇道へ進んでいきます。

等々力渓谷遊歩道には自然と歴史を感じる見どころが点在しています。

私は、環状八号線の下を超え、橋を渡り左岸の広場へ、さらに脇道を進むと、「等々力渓谷3号横穴(東京都指定史跡)」があります。昭和48年に発掘された、古墳時代後期の崖に横穴を掘ったお墓の1つです。(ちなみに広場には、おトイレありました。)

この橋から東京都指定史跡「等々力渓谷3号横穴」の古墳群へ辿れます。

この橋から東京都指定史跡「等々力渓谷3号横穴」の古墳群へ辿れます。渓谷へ一旦戻り、右岸をさらに下流へ。脇道を進むと、1000年の歴史をもつ満願寺の「稚児大師御影堂」があります。学問の神様「弘法大師(空海)」の幼少時の姿「稚児大師」がまつられています。お子さんでも参拝しやすいように低い位置に拝殿が作られています。

さらに右岸を少し進むと、風情のある日本庭園があります。緑いっぱいの渓谷内から、一気に視界が開け、気持ちいいです。ちょっと疲れたのでベンチでひと休みしました。

また、等々力渓谷の西側にある「玉川野毛町公園」につながる脇道もありました。同公園には、「野毛大塚古墳(東京都指定史跡)」があります。約1600年前の南武蔵地域の大首長のお墓で、全長82m、高さ11mの帆立貝型で、国内有数の規模がある古墳だそうです。古墳には登ることも出来ます。渓谷とともに、お子さんと公園へ古墳を見に行くのも良いかもしれません。

等々力という地名の由来となった「不動の瀧」

「利剣の橋」で左岸へ渡ると「不動の瀧」という滝があります。800年前に湧出したといわれ、滝の水は霊水として信仰されているそうです。また、「等々力」という地名は、この滝の音が周囲に“轟(とどろ)いた”ことが由来になったといわれています。滝の水量はわずかですが、等々力の歴史を大きく感じることが出来ました。

かつて轟く瀧音で、地名の由来にもなった「不動の滝」。今も霊水として信仰されています。

瀧の向かいにあるのは甘味処「雪月花」。甘味メニューは、あんみつ、くずもちの他、かき氷、おしるこ、ところてん等もありました。ひと休みするのにちょうど良いです。お店は、ソーシャルディスタンスを保てるようベンチを増やし、しっかりコロナ対策されていました。「不動の瀧」の音を聞きながら、美味しい「あんみつ」をゆっくり食べる。とても素敵な時間が過ごすことが出来ました。

甘味処「雪月花」で一服。脚の疲れも癒す至福のひととき。

明王台、そして1200年の歴史がある等々力不動尊へ

渓谷の階段から直接境内に繋がっている等々力不動尊。途中、右に下る道があり「明王台(みょうおうだい)」と名付けられたこのエリアがあります。ここでは、今の季節ならではの新緑の木々の姿を、木の上から眺めることができました。

樹々生い茂る「明王台」からの眺望は、都市部に居ることを忘れそうです。

階段を上ると、「等々力不動尊」が現れます。静寂の中に、威風堂々とした佇まいの不動尊は、1200年の歴史を感じます。等々力不動尊のご住職は「等々力不動尊は四季折々に花が咲き、鳥が訪れ、自然の変化を楽しむことができます。また年間を通して節分の豆まき・花まつり・菊まつり等を行っていますので、自然の変化を楽しみながら、日本の伝統や文化に触れていただければ幸いです」とおっしゃられていました。

今は遠くに出かけるのも難しい時期ですが、世田谷区内のこんな素晴らしい渓谷を探訪てはいかがでしょうか。大自然の等々力渓谷をゆっくり歩き、甘味処でひと休みして、歴史ある等々力不動様で未来を願う。リフレッシュになること間違いありません。今度また家族で探索したいと思っています。

下高井戸に北海道中川町!通いたくなる「ナカガワのナカガワ」

ナカガワのナカガワという不思議な店名に惹かれ

京王線下高井戸駅降りて、ほど近い下高井戸商店街に「ナカガワのナカガワ」という不思議な名前のお店があります。北海道中川町の交流サテライトスペースで、観光やイベントの紹介、特産物の販売等しています。以前より気になっていたのですが、3月にリニューアルオープンしたという事なので行ってみました。

組木の扉が美しい「ナカガワのナカガワ」

店内はまるで森の中!

組木の美しい木の扉から中に入ると、天井近くまでの大きな棚に、たくさんの中川町の特産物が並べられています。見本市のようで、入った瞬間からワクワクしてきます。
大きなカウンターも入口と同じ美しい組木で作られていて、とても印象的。店内は木の香りに満ちて、まるで森の中に足を踏み入れたようです。

まるで中川町の見本市のように並んだ特産品。

居心地の良い雰囲気はスタッフさん達のお人柄

スタッフの方が、とても優しい笑顔で迎えてくれました。「世田谷区とは以前から交流していたご縁で、ここ下高井戸に中川町のサテライトショップを出させていただきました。中川町には面白いものがたくさんあるので、ゆっくりご覧ください。可愛いマスコットキャラクター“じゅえる”にも会っていってくださいね。」

ご来店の親子連れや、シニアの方も、店内の白樺の切り株に腰かけながら、楽しそうにスタッフの方と談笑されています。“じゅえる”も片隅でそっと聞き耳を立てているようで、ほんわかとしてしまいます。こんな暖かく居心地の良い雰囲気が、きっと「ナカガワのナカガワ」の魅力の1つなのですね。

中川町マスコットキャラクター”じゅえる”です。

中川町ってどんなところなのでしょう

広大な北海道の中で、「中川町」とはどんなところなのでしょうか?店内にはたくさんの分かりやすい説明書きや、パンフレットが置いてありました。
北海道の北緯44度に位置する中川町は、360度森に囲まれた大自然。東に「北見山地」、西に「天塩山地」が走っており、この両山地の中央を流れる「天塩川」とこれに合流する「安平志内川」流域に沿って南北に細長く拓けています。
太古の昔から雄大な天塩川が流れ、地域の命の源流となっています。1億年前のはるか昔、海の底だった中川町では「クビナガリュウ」をはじめ、地層から海の生物の化石が大量に見つり、アイヌの人々の遺跡も数多く出土している歴史ある土地だそうです。中川地域の中心的な天塩川は、歴史的に水害をもたらしながらも、その存在により、肥沃な地域となり、畑作・酪農・林業など豊かな自然を形成してるそうです。

北海道のなかの中川町がどんなところなのかわかりやすく展示しています。

大自然のまんなかで、中川町の名産とは?

店内に所狭しと並べられている特産品は、ここでしか見られない珍しいものばかり。一つ一つが雄大な自然のまん中に位置する中川町でこその、逸品揃いです。
「行者にんにく」を使用した、滋養たっぷりのソースや焼き肉のたれ。「ハスカップ」のソーダや羊羹。ソーセージなどなど。美味しそうなものが沢山並びます。味のある深い色味の磁器は、中川町の「誉平焼き(ぽんぴらやき)」で、地元の作家さんが手捻りで作られたもの。お茶椀やカップアンドソーサー、美しいぐい飲みなど、工業的ではない趣がとても素敵です。きっと中川町の森の中にいるのであろうエゾシカの角や、木や蔓をつかった丁寧な仕上げのアクセサリー。どれもこれも東京ではお目にかかれない、ひと味違う珍しいものばかり。「今の時期はアスパラガスがおすすめです。」中川町から直送されたばかりの瑞々しいアスパラガスは、旬を迎えているようです。

瑞々しいアスパラガスは、中川町の旬の便り。

大人気!可愛いソフトクリームは中川町直送の放牧牛の牛乳で

次から次にソフトクリーム目当てのお客様がいらっしゃいます。中川町の広大な大地で放牧飼育されている牛の牛乳を直送、店内でその都度作られているソフトクリームは、下高井戸の皆さんにとても大人気です。
2つの形が選べます。とっても可愛い「モゥモゥソフトクリーム」は写真映え間違いありません。濃厚な牛乳の香りとさっぱりした甘みで、小さなお子さんから、シニアの方までファンが沢山いらっしゃるのも納得の味でした。

モゥモゥソフトクリームはボリュームたっぷり。

こんな今だからこそ「ナカガワのナカガワ」で北海道を感じませんか?

初めて訪れた「ナカガワのナカガワ」は、とっても居心地が良くて、個性的で、あれもこれも買ってしまいそうなほど魅力いっぱいのお店でした。そして、訪れた事の無い、遠く離れた中川町という場所を身近に感じてとても好きになりました。皆さんもなかなか旅行も難しい今こそ、「ナカガワのナカガワ」で、北海道の大自然を感じてみてはいかがでしょうか。

三軒茶屋 クロッシングせたがや 多文化理解講座 東京YMCA『留学生の母親』運動って何だろう

三軒茶屋のせたがや国際交流センター「クロッシングせたがや」が開催する、世田谷区に在住の日本人や外国人が互いの文化について理解を深めるための講座をご紹介します。

◆多文化理解講座 東京YMCA『留学生の母親』運動って何だろう

日 時 6/19(土)14:00~16:30
会 場 キャロットタワー5F セミナールーム
先 着 40名
参加費 500円(中学生以下の無料)
お申し込み 下記の℡又はHP申込フォームよりお申込みください。
多文化理解講座サイト
https://crossing-setagaya.com/events20210425_1879/
後 援 世田谷区

◇お問い合せ・主催
(公財)せたがや文化財団 せたがや国際交流センター クロッシングせたがや
世田谷区三軒茶屋4-1-1 キャロットタワー2F
開館時間10:00~18:00 休館日 月曜日・年末年始
 03-5432-1538
HP https://crossing-setagaya.com/en/

三軒茶屋 生活生活工房 8ミリフィルム アーカイブ「世田谷クロニクル1936-83」リニューアル

昭和の世田谷の映像が観れます

生活工房では、2015年より区内の一般家庭に眠っていた8ミリフイルムの収集・公開・保存・活用に取り組んでいます。この度、フィルム提供者の証言をもとに映像キャプションを加筆し、映像を公開している下記のウェブサイトでリニューアルしました。生活工房ギャラリーでは月替わりで上映しています。また、映像をきっかけに思い出された、視聴者エピソードも募っています。この機会に昭和の世田谷にタイムスリップしてみませんか。 

ウェブサイト 世田谷クロニクル1936-83
URL http://ana-chro.setagaya-ldc.net

生活工房ギャラリー常設企画「生活工房アレコレ」での上映 
会 期 ~ 2022 年4 月7 日(木)
※月替わり上映。詳細な上映スケジュール等については、下記のHPをご覧ください。
時 間 9:00~21:00
休 み 月曜休み(祝日をのぞく)
料 金 入場無料
会 場 世田谷文化生活情報センター 生活工房 3 階
東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内
(東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅直結)
主 催 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
企画制作 remo [NPO 法人記録と表現とメディアのための組織]
後 援 世田谷区、世田谷区教育委員会
H P 
https://www.setagaya-ldc.net/

三軒茶屋 クロッシングせたがやからイベントと講座のお知らせ

三軒茶屋のせたがや国際交流センター「クロッシングせたがや」が開催する、世田谷区に在住の日本人や外国人が互いの文化について理解を深めるための講座や交流イベントをご紹介します。

◆やさしい日本語でめぐる外国人のためのまちあるきツアー【締切終了】

日 時 6/12(土)13:00~15:30 (12:30集合)
対 象 区内在住在勤在学の外国人・日本人 各10名くらい(締切終了)
※優しい日本語や外国語で案内のお手伝いをしながら歩いてくださる日本人の方も参加できます。
参加費 1,000円(大学生以下の学生500円)※当日現金払い。お土産が付きます。
お申し込み 下記の℡又はHP申込フォームよりお申込みください。
締め切り 5/1 ※抽選結果は5/16までにメールでお知らせします。
まち歩きツアー日本語サイト
https://crossing-setagaya.com/events20210425_1977/
まち歩きツアー英語サイト
https://crossing-setagaya.com/en/events20210425_1983/
後 援 (公財)世田谷産業振興公社・せたがやまちなか観光交流協会・世田谷区

 

◆多文化理解講座 東京YMCA『留学生の母親』運動って何だろう

日 時 6/19(土)14:00~16:30
会 場 キャロットタワー5F セミナールーム
先 着 40名
参加費 500円(中学生以下の無料)
お申し込み 下記の℡又はHP申込フォームよりお申込みください。
多文化理解講座サイト
https://crossing-setagaya.com/events20210425_1879/
後 援 世田谷区

◇お問い合せ・主催
(公財)せたがや文化財団 せたがや国際交流センター クロッシングせたがや
世田谷区三軒茶屋4-1-1 キャロットタワー2F
開館時間10:00~18:00 休館日 月曜日・年末年始
 03-5432-1538
HP https://crossing-setagaya.com/en/

【終了】砧公園 世田谷美術館 アイノとアルヴァ 二人のアアルト展

※企画展「アイノとアルヴァ 二人のアアルト展」の展示紹介や美術館を楽しむスペシャルムービー等を公開中です。是非、下記のサイトからご覧ください。

6月20日まで世田谷美術館で世界的建築家アルヴァ・アアルトと妻のアイノ・アアルトの作品を集めた展覧会「アイノとアルヴァ二人のアアルト フィンランドー建築・デザインの神話」が開催されています。

アルヴァと共に建築家・デザイナーとして活躍したアイノ。今回、これまであまり知られていなかったアイノの存在に注目して、建築や家具から、ガラス器まで様々な作品から、二人のデザインの魅力を味わうことができます。

「おうち時間」を豊かに過ごすフィンランド人が誇る世界的建築家アアルト

日本では「ムーミン」やサウナで有名なフィンランド。森と湖の豊かな自然に恵まれ、冬には11時ごろに日が昇ったかと思えば午後2時には日が沈み、気温も零下15度程度と過酷な世界です。そのため人々は、インテリアに気を配り、「おうち時間」を豊かに過ごしています。

洗練されたデザイン家具のアルテック、ポップで可愛いインテリア小物のマリメッコ、スタイリッシュなテーブルウエアのイッタラ等、フィンランドの家庭用品ブランドを思い浮かべる方も多いと思います。

二人は、シンプルであること、実用的であること、手ごろな値段で誰もが手に入れられるための量産化といった考え方を大切にしました。その上で木漏れ日が感じられるようなリビングルームや、波のような形の花瓶など、フィンランドの自然から感じとった要素を建築や日用品にデザインしていきました。シンプルで機能的ながら、どこか自然の優しさのあるデザインは、厳しい自然の中でもほっこりした「おうち時間」を楽しむフィンランド人の知恵とプライドを感じさせてくれます。

アイノ・アアルト、ボルゲブリック・シリーズ、1932年デザインAlvar Aalto Foundation

アルヴァ・アアルト、41アームチェア パイミオ、1932年デザインPhoto :Tiina Ekosaari Alvar Aalto Foundation

 

北欧フィンランドの洗練された「おうち時間」が世田谷美術館に

会期中、二人がつくった家具ブランド・アルテックと、二人のデザインしたガラス器を扱うテーブルウエアブランド・イッタラによる特設コーナー「アアルトデザインと暮らす」が設けられています。ここでは、二人がデザインした椅子に実際に座ることや、写真を撮ることもできます。

皆さんの大切な「おうち時間」をより豊かにするヒントが見つかるかもしれません。世田谷美術館で、北欧フィンランドの洗練された「おうち時間」を体験してみませんか?

アルテックとイッタラによる特設コーナー「アアルトデザインと暮らす」①

アルテックとイッタラによる特設コーナー「アアルトデザインと暮らす」②

開催概要

日時
~6/ 20(日)まで 午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
休館日 毎週月曜日 ただし5/3(月・祝)は開館、5/6(木)休館

会場
世田谷美術館 1階展示室 (世田谷区砧公園1-2)

観覧料
一般1200円、65歳以上1000円、大高生800円、中小生500円
日時指定予約制
https://www.e-tix.jp/setagayaartmuseum/
【期間限定チケット】一般1000円、65歳以上800円
3/ 20(土)~4/23(金)ご来場の方限定のお得なチケットです。

主催
世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)

共催
公益財団法人ギャラリー エー クワッド

特別協力・協力
アアルト・ファミリーコレクション、アルヴァ・アアルト財団

後援
フィンランド大使館、フィンランドセンター、世田谷区、世田谷区教育委員会

企画協力
S2株式会社

協賛
フィンエアー、フィンエアカーゴ、アルテック、イッタラ

展覧会のご案内
050-5541-8600(ハローダイヤル)
詳しくは企画展公式サイトをご覧ください。
https://www.aino-alvar.com/

◎「アイノとアルヴァ 二人のアアルト展」スペシャルムービー
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/digital/setabi_channel/

◎「世田美ビジュアルコンテンツ」
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/digital/

美術館併設レストランでは企画展コラボメニューを提供(1日限定10食)

併設のレストラン「ル・ジャルダン」では、企画展開催中、北欧をイメージした企画展コラボメニューを提供しています。(1日限定10食)

ル・ジャルダン フィンランドをイメージした企画展コラボメニュー

北欧風のフレンチ料理。爽やかな風味と食感の三浦野菜とサーモンの春のカクテルサラダ。北欧の森と焚火をイメージした3種のグリルドソーセージ。フィンランドの”トナカイシチュー”をイメージした牛肉と三浦野菜の煮込み。フィンランドビール・ラピンクルタがとても合います。

展覧会のあとは、ル・ジャルダンで北欧風フレンチ。春の砧公園を眺めながら爽やかな時間を過ごしてみてはいかがですか。

ル・ジャルダン:https://www.setagaya.co.jp/le_jardin/未分類/1163

北沢 世田谷で東日本大震災 復興支援イベント フジコ・へミンングさんほか

10年前の3月11日14時46分、突然、東日本に、大きな揺れと共に大津波が押し寄せました。尊い生命を奪われ、豊かな自然が壊滅され、甚大な被害がもたらされました。10年という月日が経ったとはいえ、被災地では、被害に遭われた方はもとより、自然環境への復興活動は今でも続いています。

世田谷から東日本大震災被災地へ復興支援

3月11日、世田谷区の北沢タウンホールでは、東日本大震災復興支援「あの日から10年。復興、そして未来へ」というチャリティーイベントが開催されました。これは、地域団体や企業が主催・協賛して、これまでの世田谷による被災地への復興支援の歩みを伝えるとともに、復興への祈りとしてフジコ・ヘミングさんによるピアノコンサートを行なったものです。

造園の特殊技能を活かし被災地の緑化を支援

第一部では、復興の歩みについての講演がありました。
「世田谷のみどりと防災を考える会」と「一般社団法人世田谷造園協力会」は、リアス式海岸が生み出す景勝地復興のため、造園業の特殊技能を活かし、南三陸町歌津崎尾崎神社周辺への”松枯れ”の防除や”抵抗性黒松”の苗木の植樹を被災地の方と共に行ったそうです。同協力会副理事の斎藤悟様は、「これまでは復旧、南三陸の本当の復興・未来はこれから」とこれからの復興支援の継続を訴えられていました。

また、保坂展人世田谷区長は、当時の被災地や社会の混乱の状況を振り返るとともに、世田谷区の復興支援について伝えました。世田谷区からは、南相馬への救援物資の提供、東日本大震災復興支援金、また南三陸・気仙沼への区応援職員の延べ200人の派遣などの復興支援が行なわれてきたそうです。

2013年2月、石巻市立雄勝小学校5年生9人と教員(当時)の清水博志さんによる版画「希望の船」。震災、その夜の避難所でのたき火、復活した獅子舞や御神楽、復興した未来の街、そして希望の象徴としての太陽、未来に向かっている「希望の船」に制作した子どもたちが乗船しています。

そして、大震災の発生時刻である14時46分、会場全員で黙とうを行いました。

復興と平和の祈りを込めたフジコ・ヘミングのチャリティーコンサート。

第二部では、フジコ・ヘミングさんが出演され、東日本大震災への「鎮魂そして希望」をテーマにしたピアノコンサートが行なわれました。ピアノの横には「世田谷ピースランタン」という、平和と復興の願いを込めた「世田谷の灯」が灯されました。この灯が静かに揺れるステージで、フジコ・ヘミングさんによる「エオリアンハーブ」、「別れの曲」、「夜曲」、「ため息」「ラ・カンパネルラ」など、最後は「月の光」が演奏され、とてもすばらしいコンサートとなりました。

この復興支援チャリティーイベントで集まった募金は、世田谷区をとおして、被災地へ届けられるそうです。

【受付終了】三軒茶屋 多文化理解講座のお知らせ

三軒茶屋キャロットタワー内、せたがや国際交流センターでは、フランス人落語パフォーマーのシリル・コピーニ氏による、多文化理解講座を開催されます。
※定員に達しました。

彼は、なぜ日本に住み、落語パフォーマーとして活動するようになったのでしょうか。
流暢な日本語で語られる日本文化との出会い、フランス文化との違い、そしてどのように日本語を体得されたのかなど、興味深いお話が聞けること間違いなしです。
後半は、洒落た落語を味わってください。

日  時 5/15(土)14:00~16:00
会  場 キャロットタワー5F  セミナールーム(太子堂4-1-1)
参  加 費  500円(中学生以下無料)
定  員 先着40名 ※定員に達しました。
お申込み 下記、HPまたは、電話にてお問合せください。
イベントHP  https://crossing-setagaya.com/events20210325_1835/
お問合せ・主催 せたがや国際交流センター(太子堂4-1-1キャロットタワー2F)
電  話 03-5432-1538(開館10:00~18:00 休館日:月・年末年始)
H P  https://crossing-setagaya.com/

【終了】Web開催  生涯現役フェア コロナ時代の地域活動活動を考える!

“せたがや生涯現役ネットワーク”は、NPO・事業者・大学・行政等の団体が連携・協力して、定年退職などをきっかけに、地域活動ライフがさらに充実できるよう参加の場や機会づくりの応援をしています。地域活動に興味ある方、“生涯現役”で過ごしたい方に向け、2/21にオンラインで無観客のイベントを開催します。はじめての方でも簡単に視聴できます。ぜひこの機会にご参加、視聴ください。
◇プログラム
・招待講演 小山弘美 テーマ「コロナ禍で変わったこと、変わらないこと」
(関東学院大学准教授/世田谷区まちづくりファンド運営委員)
・座談会 せたがや生涯現役ネットワーク加入団体と小山弘美
・せたがや生涯現役ネットワーク加盟団体からコロナ禍の中での活動上の工夫など発表
・せたがや生涯現役ネットワーク加盟団体による舞台パフォーマンス
・団体紹介のライブ動画配信

日 時 2/21(日) 13:00~17:00(Zoom開始 12:30)

会 場 新型コロナ緊急事態に対応して、オンライン参加のみ・無観客にて開催。

参加対象 地域で何かやってみたいという方。中高年世代の方。
※オンライン参加:Zoomが利用できる環境の方

参加費 無料

定 員 150名(オンライン:Zoom 150名)
※先着順:定員になり次第締め切ります。

参加申込み方法 せたがや生涯現役ネットワークHPにて
申し込みフォーム  https://setagaya-network.jimdofree.com/
※Zoomが身近になる分かり易い「ご案内」のメールが届きます。

主催・問合せ先
せたがや生涯現役ネットワーク  https://setagaya-network.jimdofree.com/
世田谷区 生活文化政策部市民活動・生涯現役推進課
世田谷生涯現役ネットワーク事務局:TEL 03-6304-3176

共 催 世田谷区