子育てメッセは子育て活動団体の見本市
世田谷区には、子育て支援団体を大きくふたつの視点から応援する仕組みがあります。ひとつは、地域の子育て力をより一層高め、子ども・子育て支援施策の充実を図るために必要と思われる事業に助成する「子ども基金」による活動費のサポート。もうひとつは、区内の子どもや子育て活動を行う団体同士がつながりあい、地域の子ども・子育てを支える大きな輪となって広がっていくことを目指すプロジェクト「子ども・子育てつなぐプロジェクト」(旧:子ども・子育てつながるプロジェクト)による、交流会や勉強会などの運営面のサポートになります。この「子ども・子育てつなぐプロジェクト」に参加している団体の見本市という位置づけで、「世田谷子育てメッセ」は開催されるとのこと。
「『子育てメッセ』は、子育てをもっと楽しくしたい、こんな支援があったら助かるのにと考えている方が、必要な支援団体と出会うことで問題解決の糸口をみつけたり、新しい交流が生まれることを目的としているほか、団体同士の交流を盛んにすることも役割としています。横のつながりが広がることで、世田谷区内の子育て支援活動がより充実することを願っています」と話してくださったのは、「世田谷子育てメッセ」担当の世田谷区子ども・若者部 子ども家庭課の雀部(ささべ)さん。
イベントを支えるのは、子育て活動団体
「子育てメッセ」の準備は前年の夏ごろから始まり、世田谷子育てメッセ実行委員に加え子育て活動団体も交えた会議が定期的に行われます。参加している子育て活動団体の主催の多くは、子育て経験者や子育て現役のみなさん。みなさん一様に「子育てメッセに来てよかったと感じて欲しい」という思いのもと、イベントテーマや内容を話し合います。
1月8日に行われた最終会議では、「子育てメッセの成功とはどんなこと?」というテーマで話し合い、「来場者に笑顔で帰って欲しい」「いい出会いをして欲しい」というような意見が出ました。子育ての大変さを知っているからこそ、子育てが楽しくなるヒントを見つけて欲しい、と考える方が多いようです。メッセの開会宣言、閉会宣言もそうした子育て活動団体のスタッフたちによって行われ、団体の枠を越えて来場者にメッセージを届けます。
メッセで世田谷の子育てを感じる
「子育てメッセ」は、テーマ別に7つのブース(「知る・学ぶ」「元気になる」「親子の集まり」「文化・アート」「ひろば」「そだてる」「相談・支援」)に分かれて各団体が出展し、活動内容を紹介する資料の配布やおためしサービスなどを受けることがきます。子育てサークルから、NPO法人、自主保育、育児相談・支援団体などさまざまな団体が出展しており、活動内容もヨガやベビーマッサージなどから遊びの団体まで多種多様。興味がある団体を見つけたら、その場でじっくり話を聞くことも。時間のない方や自宅で検討したいという方には、会場で配られる子育て活動団体の情報誌「世田谷子育てつながる本」を参考に気になる団体をチェックしておくと便利です。
また、会場ではリトミックやミニライブ、絵本の読み聞かせ、子育てに関する講演などミニイベントも満載。乳児の親子だけでなく、幼児やお父さんも楽しめます。「お母さんはもちろん、それ以外の方(お父さん、おじいさん、おばあさん、地域の方など)にも気軽に参加いただけ、お子さんを含め皆が笑顔になるようなイベントにしたいです」(雀部さん)。
会場は小田急線成城学園前駅から徒歩3分ほどのところにある砧総合支所。会場にはおむつ替え・授乳スペースもあり、小さなお子さんを連れての来場も安心です。子育て真っ最中の方はもちろん、子育てに興味のある方やこれからお父さんお母さんになる方におすすめ。世田谷の子育てを体感できるイベントに出かけてみませんか。
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第13回世田谷子育てメッセ
[日 時]2015年1月31日(土) 10:30〜15:00
[会 場]砧総合支所
[主 催]世田谷子育てメッセ実行委員会・世田谷区
[お問い合わせ]せたがやコール 03-5432-3333