経堂から地域を巻き込み世界へ。パクチーハウス東京佐谷さん

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世界初のパクチー専門店
コンセプトは「交流する飲食店」

世田谷くみん手帖(以下、せたみん):パクチーハウスは、どんなお店ですか?
佐谷:パクチーハウスは世界初のパクチー専門店で2007年に開業しました。すべてのメニューにパクチーが入っているのが特徴です。それに、メニュー名にはダジャレを効かせています。驚くかもしれませんが、サラダも揚げ物も、ご飯もデザートにもパクチーが入っていて、パクチー入りのドリンクもあります。もう一つの特徴が、「交流する飲食店」をモットーにしていること。うちでは100パーセントの人が笑顔ですよ。
せたみん:以前食べにきたとき、お客さんが和気あいあいとしているのが印象的でした。どうしてパクチーに特化しているんですか?
佐谷:社名が「旅と平和」というのですが、旅人は平和を創るというテーマを旅を通じて思い付き、それを修士論文にもまとめています。私自身世界中を旅してきて、どこにでもパクチーがあったんですね。パクチーって日本ではあまり馴染みがないけれど、世界中どこでも食べられている。パクチーは食を通じた異文化理解、さらに平和の第一歩だと思って。パクチーを知っている人は「旅人」というフィルターから、旅の感覚で非日常な体験ができるお店にしたいと思いました。
せたみん:交流する飲食店というコンセプトも秀逸ですね。
佐谷:私、学生の頃から宴会幹事をしていたんです(笑)。日本人はパーティーが苦手と思われるけど、それは条件と環境によって変わります。宴会なら、乾杯の声を出して、ジョッキをぶつければ、最初のペアがバラバラになって、打ち解ける。入り込める仕掛けがあると、交流が始まるんですよね。
せたみん:宴会の魅力ですね。
佐谷:パクチーハウスを立ち上げた2007年頃は、飲食業は個室・膝付きの接客がスタンダードでした。でも個室だといない上司の愚痴になってしまう。パクチーハウスはあえて2人席はなく、4人席に相席してもらうんです。それは、相席になる理由を作って、お客さん同士でコミュニケーションが生まれるきっかけを用意しているんですよ。

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世田谷に日本・世界中からお客さんが集まる

せたみん:どんなお客さんが来ますか?
佐谷:20~30代の女性が多いですね。世田谷区の人が3~4割。残りは関東圏で、稀に県外・海外からも。以前ロイターで紹介されたこともあって、マンダリンホテルのコンシェルジュから電話がかかってきて、イタリアの2人が来店したいという事もありました。mixiやFacebookなどのSNSを活用しているのも強みですね。SNSで一緒に行った人と別のコミュニティも広がっていきますし、新たなお客さん同士のつながりも生まれて、リピーターさんも多いです。
せたみん:経堂に立ち上げた理由は?
佐谷:もともと桜新町や砧に長年住んでいて、世田谷には馴染みがありました。世田谷は住みやすさが魅力で、あと10年は住むだろうと思っていました。それで、お店を出すなら、根本にコミュニティがあって、家の近くに職場やお店があるのが理想だったんです。それで、世田谷がいいなと思って物件を探して、経堂のこの物件に出会えました。パクチーハウス東京がある農大通りはお店も多くて、農大の学生など人の通りも多いですね。

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100%人が笑っているオフィスに価値がある
東京初コワーキングスペース

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せたみん:パクチーハウス東京の下には、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルのコワーキングスペースがあると聞きました。
佐谷:東京初のコワーキングスペースを、2010年7月にはじめました。オフィスって規模が大きいほどうつ病が流行っていて、仕事がつまらないという人も多い。そういう現状を知って「100%人が笑ってるオフィス」に価値が有るなと思ったのがきっかけです。パクチーハウス東京と同じビルの1階上にあります。集まるメンバーは、業務内容はそれぞれ異なり一緒に仕事をするわけではないけれど、他の人に聞けばすぐ聞けることを、自分でうじうじ考えなくてもよいし、噛み砕いて理解し合えたり、問題になる前に解決することができたりしますね。
せたみん:どのような方が利用されているのですか?
佐谷:一般のコワーキングで働く人は、IT系の人が多いといわれますが、ここはフリーランスの人や、少人数で会社を経営している人、ライター、編集、会計士、営業、大学講師、シェアハウス経営など、色々な方が利用しています。だいたい20人ほど。年齢は30~40代が多くて、50〜70代もいますね。始めた当初は遠くから通う人もいましたが、最近は世田谷区の近所の人が多いです。一緒にいろいろな仕掛けをしていて面白いです。

経堂を盛り上げる言い出しっぺに
地域のものを発見してシェアする世田谷シャルソン

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せたみん:佐谷さんは実にさまざまな仕掛けをしていますが、もう一つ2月の東京マラソンの同日に開催された「世田谷シャルソン」について教えてください。
佐谷:きっかけはフランス・ボルドーで行われるメドッグマラソンに参加したことです。なんと給水所にワインがあって、ワインを飲みながらぶどう畑を走るマラソン大会でした。マラソンなのに立ち止まることがすごいなと思って。毎年テーマがあって、仮装が義務なところも面白い。これを日本でもやりたいなと思いました。大きい大会というよりも、1店舗でマラソンを仕掛けられないかなと思ったんです。経堂を盛り上げる言い出しっぺになってみようと。ただお店を出店して終わりではなく、経堂という地域に店を作ったのだから、地域とコミュニケーションをしようという気持ちがありました。地域のものを発見してシェアしましょう、というのがテーマでしたね。
せたみん:なるほど。世田谷シャンソンはどのようなマラソン大会なのですか?
世田谷区内でおもしろい物を見つけた人が勝ち!といういたってシンプルな大会です。会場の規模からパクチーハウスから50人。近所にあるお店のブルックリンダイナーから30人を定員として集めました。給水・給電ポイントを今年は7箇所設けて、すごく盛り上がりましたね。ご当地シャルソン協会というのを立ち上げていて、世田谷以外にも今年は30地域に広がっています。昨年、他の地域のシャルソンに私もランナーとして参加しているのですが、旅のガイドブックに載っていないような店や人に出会える体験は楽しいですよ。人にも出会えるし、その他の事業のつながりも生まれます。

広く伝えて楽しくやっていくのがポイント
これからも色々仕掛けていきたい

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せたみん:佐谷さんはすごくユニークですね。仕掛けをするときのポイントはなんですか?
佐谷:小さくてもきちんとやることと、広く伝えることが大事ですね。動かすのはだれでも一緒にできる。その仕組みを使って楽しくやっていけるのが大事。そんなアイディアで社会を変えていきたいですね。
せたみん:今後の夢を教えてください。
これからは、国内・海外にシャルソンを広めていきたいですね。コワーキングも利用してほしいです。思いついたら即行動するタイプなので、これからも色々しかけていくと思います。くすぶっている人をそそのかしていきたいですね。
せたみん:最後に。経堂の魅力をお願いします!
経堂には魅了的な人達が多いですよ。濃いコミュニティもあります。そして、そのコミュニティをつなげていこうという意思ある人がたくさんいます。ぜひ遊びにきてほしいです。そしてできれば住みついてほしいです(笑)。

佐谷恭

1975年神奈川県秦野市生まれ。幼い頃から積極的に国際交流をし19歳から旅を始め、現在までの訪問国数約50カ国。2007年それまでの旅の経験を日本社会に還元するため「旅人が平和を創る」という信念のもと株式会社旅と平和設立。2007年”交流する飲食店”パクチーハウス東京設立。2010年7月”パーティするように仕事する”PAX Coworkingを立ち上げた。著書に『ぱくぱく!パクチー』(情報センター出版局)、『つながりの仕事術「コワーキング」を始めよう』(共著、洋泉社)、『みんなで作るパクチー料理』(スモール出版)。

美しい地球を感じる山内悠写真展「夜明け -DAWN-」玉川高島屋で開催

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地球と宇宙の境界線、雲平線の彼方に日が昇り、訪れる「夜明け」。地上から3000メートルの高さにある富士山の山小屋で600日間「夜明け」を追い求めた写真家・山内悠氏の写真展が玉川高島屋「TIME & STYLE RESIDENCE」にて開催されます。

晴れた日には世田谷からも雄姿を臨むことができる富士山は、年間約30万人もの登山客が訪れるポピュラーな山。しかし、地上3000メートル地点の世界は、めまぐるしく変化する気候のなかで、死と隣り合わせともなる危険な状況も覚悟しなければならない世界でもあります。
あるとき友人から「富士山の山小屋で若い働き手を募集している」と聞いたことをきっかけに、富士山へ入った山内氏は延べ600日の間、山小屋の仕事をこなしながら、写真家として雲上から観る地球の姿を写真におさめてきました。
雲上での暮らしから「人も自然界の一部である」ことを実感させられたという山内氏。明け方に広がる「夜明け」を捉えた作品は、あえて眼下に広がる雲と宇宙を反転させることで、観る人に不思議な感覚を与えてくれます。

「夜明け -DAWN-」の展示は、2010年に写真集「夜明け」(赤々舎)を刊行されて以来、全国の主要都市やニューヨークを巡回。数々の土地で、人と自然の在り方を観る人に提示しています。5月11日14:00からは山下氏のスライド、トークイベントも開催。世田谷から臨める富士山から観る雄大な自然を、ぜひお楽しみください。

山内悠(やまぐち・ゆう)
1977年 兵庫県生まれ。独学で写真を始める。スタジオアシスタントを経て、2004年より本格的に作品制作を続ける。2010年、写真集「夜明け」(赤々舎)を刊行。以後、国内外各地で展覧会を続ける。受賞歴に「color imaging contest 2006」特選、「第31回写真新世紀」佳作、「International Photography Award 2009」Fine Art部門入選、「ヤングポートフォリオ 2011」入選がある。
YU YAMAUCHI >> http://www.yuyamauchi.com

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山内悠「夜明け-DAWN-」展 概要

■会 期:2013年4月19日(金)〜5月26日(日)
■時 間:10:00〜21:00
■場 所:玉川高島屋S・C6F TIME & STYLE RESIDENCE
※トークイベント開催 5/11(土) 14:00〜16:00

【終了】下北沢に将棋ファン集結!シモキタ将棋名人戦

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下北沢で密かに将棋がブームということ、ご存知ですか?
人気のロックバーで常連さんが将棋を指していることもよくある風景で、
夜な夜な名人戦が繰り広げられているとか……。

そんな下北沢で、昨年第1回目を開催し、来場者数が400人を超えた人気イベント「シモキタ将棋名人戦」の第2回の開催が決定しました。今回はメイン会場である下北沢駅前のほかに、一番街やあずま通りで3つの名人戦が同時開催されます。
シモキタの強者が本気勝負を繰り広げる「シモキタ名人戦」のほか、子どもたちに大人気の「どうぶつしょうぎ」、世田谷区制81周年を記念した「森内名人81面指し」など、子どもから大人まで楽しめるラインナップ。当日はボランティアでご協力いただく先生たちの指導将棋もあるそうです。
ゴールデンウィーク後半の縁台将棋大会、みなさんも参加されてみてはいかがですか?

シモキタ名人戦参加希望者は、下北沢地区にあるお店や事務所の推薦をもらうことが参加条件になりますので、詳しくは大会ホームページ(http://simokitanever.jugem.jp/)か大会実行委員会にお問い合わせください。

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シモキタ将棋名人戦 概要

■日程:2013年5月6(月・祝)
 1) シモキタ名人戦
   会場:下北沢駅前 駅前マーケット前の空き地
   時間:12:00スタート(集合時間 11:30)
 2) どうぶつしょうぎ名人戦
   会場:一番街 モスバーガー斜め前の「I Park」
   時間:12:30スタート(集合時間 12:00)
 3) 世田谷区政81周年記念 森内名人81面指し
   会場:あずま通り 本多劇場前
   時間:14:00スタート(集合時間 13:30)
■参加費:無料
■参加申込み:WEB http://simokitanever.jugem.jp/
       TEL 03-3465-0737(Never Never Land 受付時間18:00〜)
■参加申込み締切:2013年5月2日(木)※シモキタ名人戦、森内名人81面指しは定員になり次第締切
■主催:シモキタ将棋名人戦実行委員会
■共催:下北沢あずま通り商店街
■協賛:日本将棋連盟、(株)ねこまど
■後援:世田谷区、公益財団法人世田谷区産業振興公社、下北沢商店街振興組合、下北沢一番街商店街振興組合、
    下北沢南口商店街振興組合、ピュアロード、I LOVE 下北沢、下北沢経済新聞
■お問い合わせ:シモキタ将棋名人戦実行委員会 下平憲治 090-3538-3679

【終了】作る人、見る人をつなぐ、手づくり蚤の市「世田谷アートフリマ」

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“モノ”を通してつながれる

「世田谷アートフリマ」は、「モノ」を通して、作り手と見る側がつながり交流を楽しめるフリーマーケットです。また、すべて手づくりでオリジナルだからこそ、ここでしか見つからないものを発見できる楽しみもあります。

イベント会場の4階では出展者がアクセサリーや木工品、革小物など自分の作品を展示。5階ではアフリカの楽器カリンバや、美しいタティングレースなど、ものづくりの過程を披露する実演販売も行われます。さらに3階では、実際に自分でも何かつくってみることができるワークショップも予定されており、事前予約なしで当日受付で参加できるのが嬉しいところ。バッグづくりや人気の「折り豆本」づくりなど、いずれも30分から1時間ほどのプログラムで300〜500円程で参加できます。

地元に根ざした場だからこそ

アートフリマ運営事務局の中根大輔さんはこう話します。
「このイベントでは、遊びに来てくださる方のお気に入りが見つかるように、いろんな種類の作品が並ぶように心がけて会場作りを行っています。趣味性の高いものからプロレベルの作品までいろんなアートやハンドメイド作品が出展されます。地域に根ざした場だからこそ、モノとモノ、モノと人、人と人がつながって広がる場になればいいなと思っています。」

クオリティだけにこだわることなく、多様性を重視。手づくり感あふれるあたたかみのある作品もあれば、アーティストの個性的なものもあったり。出展する側も参加する側も楽しめる場として、年々出展希望者数も増え、リピーターも多くいます。

これまでにいろんなつながりを生み出しているこのイベント。ここでの出展がきっかけとなって、モノづくりを本格的な生業にすることになった人もいるのだそう。始まったのが2003年と歴史のあるイベントなのです。

家族でも楽しめる

またアート作品に限らず、おいしい食べ物が充実しているのも特徴です。タコの代わりに牛スジが入っていることで有名な、三軒茶屋の「ラヂオ焼き」がこのイベント限定で「牛スジこんにゃくカレー」を販売予定。「シマパン」ことブーランジュリーシマさんの「せたがやじんパン」にもお目にかかれるかも。

会場には授乳室もあるので、お子さま連れの方でも安心。
一日目と二日目で出展者も大きく入れ替わるので、二日とも楽しめます。
ここでしか見つからないものを発見してみませんか?

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世田谷アートフリマ 概要

■開催日:2013年4月20日(土)・21日(日)
■場 所:世田谷文化生活情報センター 生活工房(キャロットタワー内 3F~5F)
■時 間:11:00~18:00
■入 場:無料(ワークショップは参加費がかかります)
■詳しくは世田谷アートフリマのホームページをご覧ください。
>> http://artfleama.net/
※出展者の募集は終了しています。

【終了】『TOKYO ふぐ・プチフォーラム』

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2012年7月に設立し、昨年10月1日の東京都フグ条例の緩和を契機にふぐ食文化の普及活動を行なっている世界ふぐ協会。昨年10月14日には下北沢で「世界ふぐフォーラム2012」を開催し、協力飲食店9店舗、108名の参加者で大いに盛り上がりました。今回は、首都圏でのふぐ食文化の普及を目指した第2弾のイベントとして、協同組合下関ふく連盟・世田谷ものづくり学校と連携したトリプルネームのイベント『TOKYO ふぐ・プチフォーラム』が開催されます。

当日はふぐの食文化の歴史や、なぜ東京都で条例緩和が行われたのか、など興味深い講義とともに身欠きふぐの調理デモンストレーションやとらふぐてっさ調理指導などが行われます。希望者には身欠きトラフグのおみやげ付(有料)です。

4/18の開催目前!ふぐをもっと身近で楽しみたい方は【世界ふぐ協会】のWEBサイトよりお申し込みください。
残席数も残りわずかなので、お早めに!
お申込み >> http://globalglobefishassociation.org/tokyofugu2013

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『TOKYO ふぐ・プチフォーラム』

■日 時:2013年4月18日(木)18:00〜20:00
■場 所:IID 世田谷ものづくり学校 101 IID Gallery
■参加費:1,000円(教材費2,500円)※当日払い
■定 員:25名
■講 師:渡部由佳(世界ふぐ協会 会長)/時田詩夕(協同組合下関ふく連盟 事務局長)
■主 催:世界ふぐ協会
■共 催:IID 世田谷ものづくり学校
■後 援:協同組合下関ふく連盟、山口県東京事務所
■協 力:下関唐戸市場株式会社、新宿のだぴん、株式会社シマヤ、金光酒造株式会社、フジミツ株式会社、きららオーガニック・ライフ株式会社、有限会社広中食品、有限会社鹿野ファーム、ヤマカ醤油株式会社、深川養鶏農業協同組合、有限会社もずくセンター、株式会社大津屋、株式会社うに甚本舗、NPO 法人やまぐち食農連携推進研究会

【終了】世田谷パブリックシアター『フリーステージ2013』

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フリーステージは、1997年の世田谷パブリックシアターの開館記念プログラムとして始まりました。開館にあたり、区民の皆さまに劇場に親しんでもらい、舞台に立つ楽しさやお客さまを迎える喜びを体験してもらいたいという思いがきっかけとなっています。毎年ゴールデンウィークに開催され、今年で17回目を迎える歴史ある舞台です。

今回、フリーステージに参加する団体は、世田谷区民で構成したチームや、区内に活動拠点がある、音楽やダンスのお教室やサークル、同好会などの団体です。例えば、洋楽部門は、ポップス、クラシックなどの声楽、ハンドベル、トランペット、室内アンサンブルなどの器楽、男声、混声、ゴスペルなどの合唱など、様々なジャンル・形態で15団体が出演します。また、洋舞部門は、モダン、ジャズ、コンテンポラリー、ヒップホップなど19団体、フラダンス、フラメンコ、バレエなど20団体、計39団体が2日間にそれぞれ出演します。

世田谷クラシックバレエ連盟からは、今年は9団体が参加し、出演している生徒全員による、オープニング・エンディングも加わります。

このように多くの世田谷を拠点に活動する団体が、この舞台に集結するのです。

今回このフリーステージに参加する団体のひとつ、SDC(世田谷区週末早朝ダンスコミュニティ)の山本さんにお話を伺いました。SDCは、楽しくダンスして健康増進&シェイプアップ、かっこいいOYAJIを目指そう!をコンセプトに、25歳から65歳まで、80名が登録しているヒップホップダンスのチームです。毎週日曜日に練習し、地域のイベントなどでパフォーマンスを行っています。

「フリーステージへの参加は、今年で4回目になります。これまで昨年秋の自主開催イベント『Dance Now』で踊ったAIの『ハピネス』を、東洋大学の学園祭、クラブイベントなどで披露してきましたが、フリーステージが私たちの集大成になります。17名のメンバーで悔いのないパフォーマンスに向けて、毎週厳しい自主練習に励んでいます。ぜひ観にきてほしいです。」

SDCのように、全ての団体がそれぞれの日頃の成果、個性を発揮してこの日限りの発表を行います。世田谷のさまざまな魅力や活力をあらためて感じることができる舞台です。

出演者のご家族やご友人はもちろん、三軒茶屋近隣や世田谷区内の方、普段は劇場になじみのない方々も、ふらっと気軽に立ち寄っていただけます。きっとフリーステージを見たら、活躍する団体に自分も参加してみたいと思うかもしれません。そんな新しいきっかけも与えてくれそうな舞台です。入場無料、予約不要なので、ぜひ足を運んでみてください。

<フリーステージ2013 公演日>
4月28日(日)洋楽部門、29日(月・祝)世田谷クラシックバレエ連盟
5月4日(土・祝)・6日(月・休)洋舞部門
入場無料/予約不要

・公式ホームページ:http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/04/2013_3.html
・問い合わせ先:世田谷パブリックシアター 03-5432-1526
・開催場所:世田谷パブリックシアター/シアタートラム
      住所 〒154-0004 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー
      電話番号 03-5432-1526

『 IID GREEN DAY vol.9 – みどりの学校 – 』開催決定!

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みどりを知り、みどりにふれる。
庭の大きな枇杷の木や風に揺れるゴーヤの端のカーテン。
本当は苦手なグリーンピースだって、みんな大切なみどり。
IID GREEN DAY vol. 9は目の前にあふれるみどりを知り、ふれてみることをきっかけに、みどりと共に暮らす楽しみを提案するイベントです。

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『 IID GREEN DAY vol.9 – みどりの学校 – 』

■日 時:2013年4月27日(土)10:00 – 18:00
    (一部コンテンツについては、4月27日以外に開催するものもあります)
■会 場:IID 世田谷ものづくり学校・池尻小学校第二体育館
■入場料:無料(ワークショップによっては予約、参加費が必要な場合もあります)
■主 催:IID 世田谷ものづくり学校
■後 援:世田谷区
■協 力:三宿四二○商店会
■イベントHP:http://setagaya-school.net/FromIID/6645/

コンテンツ概要 ※開催日時に関して、特に注記のない場合は4月27日(土)開催になります。

■spirit of plants Ⅱ 「みどりにもぐる」
日 時:4月23日(火)〜29日(月・祝)
http://setagaya-school.net/Event/6677/

■《みどりの身体》〜安田登氏の朗唱〜
出 演:安田 登(能楽師ワキ方)、槻宅 聡(能楽師笛方)
時 間:16:00〜、18:00〜
参加費:2,000円
http://setagaya-school.net/Event/6706/

■ヨモギの力…染める、食べる
講 師:石田紀佳
時 間:10:00〜13:00
参加費:2,500円
http://setagaya-school.net/Event/6688/

■NIGHT YOGA in GREEN DAY 〜“生きている”を感じよう〜
講 師:新井くるみ、しまだまい
時 間:17:00〜19:00
参加費:2,000円
http://setagaya-school.net/Event/6662/

■関守石をつくろう
講 師:南 幹夫
時 間:10:30〜、11:00〜
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6697/

■《みどりの身体》狂言ワークショップ 『咲(わら)う』
講 師:奥津健太郎
時 間:13:30〜15:00
参加費:2,000円
http://setagaya-school.net/Event/6709/

■めぐり花
講 師:塚田有一
時 間:15:30〜17:00
参加費:2,500円(HORO Kitchenのデザートスープ付)
http://setagaya-school.net/Event/6690/

■世田谷コケ散歩
講 師:藤井久子
時 間:13:30〜15:30
参加費:800円(苔抹茶ドリンク付き)
http://setagaya-school.net/Event/7997/

■音をむかえに
講 師:山崎阿弥
時 間:10:30〜13:00
参加費:1,500円(お茶付)
http://setagaya-school.net/Event/6672/

■みどりとはなすあたらしい言葉
講 師:NOTH.JP(小林晋平、江本伸吾、原木万紀子)
時 間:13:00〜、15:30〜、18:00〜
参加費:1,500円
http://setagaya-school.net/Event/6647/

■Notcho’s Workshop Presents アコヤ材で吊り花かざりを作ろう
講 師:木下 悟
時 間:10:00〜
参加費:1,000円
http://setagaya-school.net/Event/6464/

■リブラリアみどり(緑の読書室)
時 間:10:00〜17:00
参加費:無料
http://setagaya-school.net/Event/6848/

■花壇工作 泪ぐむ眼 ※4月20日開催
講 師:学校園(塚田有一/石田紀佳)
時 間:10:00〜
参加費:1,000円
http://setagaya-school.net/Event/6866/

■庭師の仕事 ※4月24日開催
講 師:南 幹夫
時 間:10:00〜17:00
参加費:1,000円
http://setagaya-school.net/Event/6863/

■はじめてのモーショングラフィックス♥
講 師:大石直樹
時 間:11:00-12:00、13:00-14:00
参加費:100円(全額寄付します)
http://setagaya-school.net/Event/7675/

■グリーンピースみたいなGreen Day’s Peas!
講 師:Craft Party
時 間:10:30(材料がなくなり次第終了)
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6834/

■スノードームの中に森の風景を作ろう
講 師:鈴木たえ
時 間:12:00〜14:00、15:00〜17:00
参加費:3,700円
http://setagaya-school.net/Event/6681/

■花育 for kids 春のミニアレンジをつくろう
講 師:tette みやごかよ
時 間:10:00〜16:00
参加費:1,000円
http://setagaya-school.net/Event/6838/

■nokisaki ゆるゆる足湯 ゆるめて解毒
講 師:大石ひろみ
時 間:11:00〜15:00
参加費:500円(お茶と抹茶白玉付き)
http://setagaya-school.net/Event/7745/

■お花くんコインケースを作ろう!!
講 師:外村友紀(Yellow Pony)
時 間:11:00〜17:00
参加費:小サイズ500円・大サイズ700円
http://setagaya-school.net/Event/6656/

■五感でお茶を楽しむ茶屋
講 師:茂木雅世
時 間:11:00〜(5名ずつ×3回)
参加費:2,000円(お茶・材料費・お茶菓子つき)
http://setagaya-school.net/Event/7790/

■みどりのアロマで 春のヘルシーミストをつくろう!
講 師:黒塚みやこ
時 間:11:10〜、12:10〜、13:10〜、14:10〜、15:10〜、16:10〜
    ※各回30分
参加費:1,000円
http://setagaya-school.net/Event/6667/

■日菓のしごと きょうの和菓子づくりワークショップ
講 師:日菓(内田美奈子、杉山早陽子)
時 間:11:00〜13:00、15:00〜17:00
参加費:2,500円
http://setagaya-school.net/Event/6718/

■母の日 カーネーションの絵を送ろう
講 師:相田智之
時 間:11:00〜、13:00〜、15:00〜
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6694/

■生地から好きなものをつくるワークショップ
講 師:keisuke nakano
時 間:11:00〜13:45、14:15〜17:00
参加費:3,000円
http://setagaya-school.net/Event/6857/

■ボーイズスタンプハンカチ
講 師:H TOKYO
時 間:11:00〜17:00
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6856/

■茶室をつくろう!ワークショップ+お茶会を楽しもう!
講 師:204建築
時 間:10:00〜17:00
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6841/

■自由大学 オープンキャンパス
講 師:自由大学
時 間:13:00〜、16:00〜
参加費:500円〜
http://setagaya-school.net/Event/6711/

■野草茶ワークショップ
講 師:5+(ごとう)
時 間:11:00〜16:00
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6702/

■世田谷発「カワイイNORAGI」試着会
講 師:大鋸幸絵
時 間:11:00〜17:00
参加費:無料
http://setagaya-school.net/Event/6683/

■次世代クリエーターのための…少し実験的な… 廃材プリント表現!!
講 師:有田昌史
時 間:16:00〜19:00
参加費:2500円(スクリーン製版代・インク代)
http://setagaya-school.net/Event/6846/

■使い方いろいろ!コットン生地でつくる緑のガーランド
講 師:青山 美枝子(fast couture )
時 間:10:00〜17:00
参加費:1枚500円
http://setagaya-school.net/Event/6741/

■妖精気分で踊ってみよう ワークショップ
講 師:おどり奏 (odori kana)
時 間:11:00〜、13:00〜、15:00〜
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6465/

■絵本で遊ぼう。 大人も子供に変身だ!!
講 師:加藤志異(かとうしい)
時 間:10:00〜17:00
参加費:無料
http://setagaya-school.net/Event/7898/

■第一回 みどりの学校映画祭
上映作品:1)『キャン的な何か・・・』
     2)『加藤くんからのメッセージ特別版』
時 間:11:00〜、14:30〜
参加費:500円
http://setagaya-school.net/Event/6734/

■公園探索ゴミ拾いワークショップ
共 催:(有)永塚製作所 × IID世田谷ものづくり学校
時 間:14:00〜
参加費:無料
http://setagaya-school.net/Event/6845/

and more…!

世田谷ものづくり学校に著名クリエイターが講師となる「イルカの学校」開校

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この春、池尻の廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」にて、”ILCA(いるか)”による「イルカの学校」が開校します。ILCAとは、「これからの日本の文化圏に、創発性を持つ若者により多く登場してもらいたい」という主旨のもと、2012年11月に故・飯野賢治氏ら有志により発足された団体。シンポジウムやワークショップ等を通じて、未来を作る子どもたちに「思う力」「変える力」「つながる力」で素敵な未来をデザインする「未来想像デザイン」を伝えていきます。

2013年4月より毎週土曜日にIID 世田谷ものづくり学校にて、各界で活躍する著名クリエイターを講師に迎えての講座がスタート。初日となる4月6日には、90年代に「玩具業界と飲食業界に本格的にモノトーンオンリーを持ち込んだ第一人者」としても業界に知らしめ、その後の世のキャラクターのモノクロ化ブームを巻き起こしたとされる上園磨冬による「【聖磨冬学園美術寺子屋】三宿三茶校 マコ学部っ★」をはじめ、人類の歴史と神話の物語を楽しみながら学ぶ参加型のワークショップ『未来にうけつぎたい日本の神話』講座 、テレビ番組「ノンストップ!」「知りたがり!」でお馴染みの湯山玲子による「リアルワールドの歩き方」など4つの講座が開催。翌週以降も話題のクリエイター陣による講座が続々と控えています。

新しい学びのスタートにぴったりの春。
講義の詳細とお申し込みは公式ホームページをご覧ください。

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「イルカの学校」

■日 時  2013年4月6日(土)〜  毎週土曜日開校
■会 場  IID 世田谷ものづくり学校
■入場料  〜2,000円(講座により異なります。)※要予約
■公式HP  http://ilca.asia/

池尻・閑静な住宅街の「工場」で手仕事体験

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閑静な住宅街の地下に広がるアクリル工場へ

暖かな日差しが緑道に木漏れ日を落とすある日の午後、池尻の工場に3人の若者が訪れました。障害のある彼らは、普段は世田谷区内の公共施設で清掃業務を担当しています。この日は清掃以外の職場と体験するということで、世田谷に工場を構える株式会社 友成工芸でアクリル加工を体験します。

アクリルとはお店に並ぶPOP、ディスプレー台、定規など、身の回りにある身近な製品に使用されている樹脂素材です。世田谷で60年以上続く友成工芸は、アクリルを加工した製品を世の中に送り出している企業。誰もが知っている有名企業のトロフィーやiPodスタンドなど、デザイン性の高いアクリル製品も数多く手掛けられています。

「工場」と聞くと、トラックが並ぶ巨大な建物を想像しがちですが、友成工芸は閑静な住宅街のなかにあり、傍目には工場と思えない佇まいをしています。しかし、友成さんの案内で地下の工場に進むと、そこには道具や機械、材料となるアクリル材の数々。思わずわくわくしてしまう地下空間に降り立った一行に向けて、職人さんによるアクリル製品づくりのレクチャーがはじまりました。

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世田谷に続く「手仕事」を体験

「アクリルは切る、削る、磨く、接着するの4つで色々なものができます。今日はみなさんに基本の箱をつくってもらいます」

そう言うと、職人さんは慣れた手つきで機械に向かい、加工される前の大きなアクリル板を箱の壁や底になるパーツに切り分けていきます。「ぶーん、ぶーん、ごごごごごごごごご…」地下工場に機械の音が響きわたるなか、一行は真剣な眼差しで職人さんの手さばきを見つめます。

手際よくパーツが切り分けられると、お次は「磨く」作業。研磨剤をつけた布を回転させアクリルを磨いていくと、ぴかぴかに光るアクリルがあらわれます。

「切る」「磨く」の機械を経由して、大きな板から小さく美しいアクリルパーツができたら「はい、ここからは皆さんにやってもらいます」と、作業を若者たちにバトンタッチ。職人さんをお手本に「接着する」作業に入ります。

アクリルの「接着」には注射器の形状をした道具がつかわれるとのこと。「やったことないから緊張するね」と緊張する3人。職人さんは接着剤の入った注射器を手にレクチャーを続けます。

「アクリルはすぐにくっつくところも他の樹脂とは違っていて、だから簡単に加工できるんです」。そう職人さんが言う通り、アクリルの接着面に注射器で接着材を注入していくと、アクリルはすぐにくっつきました。「難しいなぁ」「緊張するなぁ」とつぶやいていた3人も、少しずつハコの形ができてくると嬉しそうに「できた」と笑顔になりました。

「彫刻機という機械をつかうと型も抜けるんです。ハコが完成したら彫刻機で抜いた花びらなど、好きなパーツをくっつけてみてください」。と、職人さんから花びらや鳥などのパーツが渡されると、3人は思い思いの装飾を施し、オリジナルのアクリル製の箱が完成しました。

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身近な場所でつくられている手仕事を知ってほしい

アクリル職人歴50年以上になるという大知里省三さんに話を伺いました。

「この世界にはいった当時は、飛行機やヘリコプターに使われていた風防ガラスを生産する企業の加工部門で働いてました。以来、あちこちで職人をしてきましたが、アクリルは加工しやすいですし、自分で考えてモノをつくるものづくりの面白さを知ってもらえたら嬉しいです」(大知里さん)

3人に箱づくりを教えながら、終止楽しそうに手を動かし続けていた大知里さん。しかし、こうした「職人」や「手仕事」は減っていると言います。「手仕事が減っているのは、継ぐ人がいないということです。1人でやれていた時代はよかったんですが、一生懸命やっているだけに、誰かに教える余裕がなかったんでしょう」(大知里さん)

昔は世田谷はもちろん都内各地にたくさんの工場があり、いくつもの手仕事があったと言います。工場というと、音や匂いに苦情が集まりやすいため、近所の理解がない場合はなかなか続けにくい面もあるそうです。しかし、工場には一般家庭にない道具やトラックがあることから、3.11の東北大震災のときにも活躍したとのこと。「町のなかに工場があるのは、町のバランスにとって非常に大事なことだと思っています」と、友成工芸プロデューサーの友成冨美さんは言います。

意外なほど身近にあった世田谷の手仕事を体験して「緊張しました」「難しかった」「注射器がうまくできた」という3人に、「こうしたことをきっかけに知ったことが何かに繋がれば嬉しいです」と言う職人さん方。職場体験を通して、一行は世田谷から生み出されている身近な製品のことや、ものづくりの楽しさを学びました。

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株式会社 友成工芸
世田谷区池尻4-26-7
http://www.tomonari.co.jp/

【終了】世田谷パブリックシアター「地域の物語~みんなの結婚」

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世田谷線三軒茶屋駅となりにあるシアタートラム(小劇場)では、3月24日に舞台「地域の物語~みんなの結婚」を上演します。この上演に向けて、とてもユニークなワークショップが現在進行中です。

「地域の物語ワークショップ」は世田谷パブリックシアターが開館した1997年から継続されています。作品をつくることだけでなく、そのプロセスを通じて人々の思いや出来事、取材をした相手、自分、みんなで考えたこと、感じたことにじっくり向き合うことにもフォーカスをあてています。そして作品によって参加者と観客の人たちが出会い、色々な考えや思いを共有していくことも目指しています。

今年のキーワードは「みんなの結婚」。参加者は3コースに分かれ、約3カ月の時間をかけて作品づくりに取り組み、いずれのコースでも取材を行っています。

例えば、Aコース「私の結婚」では、主な取材対象を参加者自身にしています。Bコース「100の結婚 So many men, so many marriages」では、さまざまな結婚のかたちをあぶり出し、参加者が特に興味を持った結婚のかたちを生きる方たちを取材。Cコース「ふたり」では、結婚から少し離れ“ふたり”という観点からまちを観察しました。取材した内容を作品へとつくりあげる手法は進行役を担当する劇作家、振付家、演出家、ダンサーなど、それぞれのコースによって様々です。参加者は、五感だけではなく体も使い、全身で「結婚」について考えます。

長い時間をかけて生み出される作品は、ワークショップ参加者や協力してくださる街の人の日々の暮らし、意見、考え、思い出の取材からでき上がっています。その舞台は現実を映し、そして隠れた声をもあらわにすることもあります。その内容に思わず考えさせられたり、笑ったり、時には涙してしまうかもしれません。どんな舞台が目の前に現れるのか、とても興味深いです。

事前予約分のお申し込みは終了しておりますが、当日席のご用意がございます。14時30分より整理券を配布します。客席へは事前予約をされた方の入場後の空席にご案内します。

公演日
2013年3月24日(日)15時(開場14時30分) 
全席自由・要予約 入場無料

・公式ホームページ:http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/03/post_325.html
・問い合わせ先:世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515(10:00~19:00)

【終了】世田谷区民会館 名作ミュージカル「白雪姫」

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世田谷区役所の隣に立地する世田谷区民会館は、1200席のホールを持つ区内最大級の大型施設です。区民の文化・コミュニティの場として、さまざまなコンサートや、映画会、講演会、団体の各種行事などに広く利用されています。
その世田谷区民会館で、3月3日に「白雪姫」のミュージカルが開催されます。

白雪姫のエピソードを覚えているでしょうか?登場人物のお妃様は、自分の美しさや、地位、欲の為に戦争を起こし、白雪姫を殺そうとします。お妃から逃げた白雪姫は、森にある幸せの小人の国で7人の小人と出会います。外の世界を知らない白雪姫は、小人達に働くことや自然の素晴らしさ、人々が助け合って生きて行く事の素晴らしさを学び、成長していく過程を描いています。

ミュージカルを行う劇団東少は、毎年夏と冬の2回、日本橋の三越劇場にて公演を行っています。今回の「白雪姫」は、世田谷区民の幼児から小学生の親子に質の高いミュージカルを鑑賞してもらうことを目的に、(株)世田谷サービス公社と共催し開催に至りました。

ミュージカル「白雪姫」の魅力は、白雪姫のやさしさや、美しい心。平和を願い白雪姫を守る王子、白雪姫の美しさに嫉妬するお妃、妃の言いなりの大臣、森や自然を守る個性豊かな7人の小人達、白雪姫を助ける森の狩人等、多彩な登場人物と白雪姫の物語。表現豊かで、演技力、歌唱力、ダンス力のある俳優たちが、迫真の演技で観客を魅了します。また、終演後、キャストがロビーにてお見送りをし、握手をしてくれます。

劇団東少の方は、「この作品を通して、現代社会に希薄な『愛と思いやり』の大切さを伝え、子ども達に豊かな感性が育まれてほしい」と話します。ぜひ親子一緒にお越しください。

3月3日(日)14:00開演(開場13:30)
入場料 前売2,500円 当日2,800円
(全席指定/税込/大人・子ども同一料金/3才以上有料)
チケットの申し込みは劇団東少迄  
TEL予約 03-3377-7483・3376-8231(平日10:00~17:00 土日祝日休み)
FAX予約 03-3377-7592
ネット予約 http//www.tohshou.jp/
お名前・住所・連絡先(電話番号)・枚数をお知らせ下さい。
※世田谷区民会館でも、販売いたしております。
 
・公式ホームページ:http://www.tohshou.jp/
・問い合わせ先:03-3377-7483・03-3376-8231
・開催場所(世田谷区民会館・世田谷区世田谷4-21-27・03-5432-2837)
      東急世田谷線 松陰神社前駅下車徒歩5分 世田谷区役所隣り

【終了】世田谷パブリックシアター『マクベス』

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三軒茶屋駅前のランドマーク、キャロットタワーの中にある世田谷パブリックシアターは、現代演劇と舞踊を中心とした専門的な活動と、市民の自由な創作や体験を通して新しい舞台芸術の可能性を探っている劇場です。世田谷パブリックシアターとシアタートラムの2つの劇場のほか、稽古場や作業場、音響スタジオなどのスペースも併設され、芸術監督や制作・学芸・技術分野の専門スタッフを配置した運営スタイルは、全国の公共劇場から注目されています。

その世田谷パブリックシアターで、2月22日から3月4日まで芸術監督でもある狂言師・野村萬斎氏の構成・演出・主演による『マクベス』が上演されます。

『マクベス』は、1040年のスコットランドが舞台です。ノルウェー軍との戦いに勝利を収めた帰り道、三人の魔女と出会った将軍マクベスは、「やがて王となるお方」と予言されます。マクベスとマクベス夫人はその言葉に魅了され、時の王ダンカンを暗殺し自ら王位につきました。しかし、良心の呵責(かしゃく)に苛(さいな)まれ錯乱状態に陥ったマクベス。再び魔女たちと会い、新たな予言を聞くことになります。

3年前の初演ではたった五人で演じる『マクベス』を上演し、「古典悲劇に新たな世界観を吹き込んだ」と高い評価を得た作品です。繰り返し上演することで作品を洗練させていくことを目指し、この度の再演となりました。今回はソウル、ニューヨークと海外公演も決定し、「今の日本人として世界各国の人に訴えうる、でも日本人にしかなしえない『マクベス』」をご覧いただきたく新演出で挑みます。

野村萬斎氏は『マクベス』の魅力をこう語っています。
「物語で描かれる怨霊や魔女の存在を、近代的には“自己の欲望の投影”として見ることが多いですが、私は“人間が本来持つ、神や運命、森羅万象に対する畏れを象徴する”と解釈しています。魔女や魑魅(ちみ)魍魎(もうりょう)が登場するスケール感は能の世界に通ずるようであり、ひとりの人間の滑稽なまでの生き様を描く点は狂言的。俯瞰(ふかん)しながらミクロとマクロの両側から迫る、実は能・狂言の発想を存分に活かすことのできる作品に思えます。古典といわれるシェイクスピアを、いま現在、共感を得られるシェイクスピアに。しかし手法は能・狂言を用いるという(笑)。古くて新しい、新しくて古い。その真骨頂をご覧いただきたいと思います」

社会も個人も大きな変化を遂げた現代。野村萬斎氏はマクベスとその夫人、そして魔女をどのような存在と捉え、われわれの前に立ち上がらせるのでしょうか。狂言のDNA と名作戯曲、そして現在を生きる感性の融合をお見逃しなく。

公演期間:2013年2月22日(金)~3月4日(月)
チケットお申し込み方法:世田谷パブリックシアターチケットセンター
03-5432-1515(10:00~19:00 年末年始休)

世田谷パブリックシアターオンラインチケット(要事前登録。24時間受付)
P C:http://setagaya-pt.jp/ticket_buy/
携帯:http://setagaya-pt.jp/m/ 他

公演に関する詳細のホームページ
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/02/post_307.html