駒沢公園 世田谷に東京2020オリンピックの聖火がやって来た!

コロナ禍をつないできた聖火、希望の光

7月9日、東京オリンピックの聖火が東京都に到着しました。新型コロナウイルス感染拡大を受け、公道での聖火リレーは残念ながら中止となりましたが、代わりに世田谷区駒沢オリンピック公園総合運動場でお披露目式が開催されました。

お披露目式が催された、世田谷区駒沢オリンピック公園総合運動場

聖火は9時ごろ、ランタンに入って会場に到着しました。お披露目式の会場となった駒沢オリンピック公園総合運動場は、1964年東京大会で競技会場となった場所です。64年大会のときに設立された東京都交響楽団がトランペット五重奏で迎えました。

東京都交響楽団トランペット五重奏による「東京オリンピック・ファンファーレ」の演奏

小池知事は「厳しい状況を全国の皆さんの強い思いと工夫によって乗り越え、希望の道としてここまでつながれてきました。それぞれの思いを聖火に込め、オリンピックスタジアムにしっかりつないでいただきたいです」と都内での聖火リレー開始を宣言しました。

続いて、元パラリンピック射撃選手の田口亜希さんが聖火のランタンを持って入場、聖火を小池知事に託しました。田口さんはパラリンピックに3大会連続出場した東京2020聖火リレー公式アンバサダー。田口さんは「オリンピックスタジアムに、ランナーだけではなく、周りの方々の様々な思いが込められた聖火がスタジアムにともるのを楽しみにしています」と話しました。

都内第一ランナーはスポーツ解説者で元プロテニス選手の松岡修三さん。「この聖火に『ありがとう』と言いたいです。オリンピックが1年延期され、心が途切れそうになっても、この聖火は諦めなかった。困難な状況の中で、世界中の皆さんが、日本中の皆さんが聖火に思いを乗せて次へ次へとつなげていたからこそ今ここにある。この状況下でやって来る全アスリートに対して本気で応援したいです。その思いを炎に託し、つなげていきます」と熱い想いを語ってくれました。

小池都知事が東京2020聖火リレー公式アンバサダーの田口亜希さん(中央)から聖火のランタンを受取りました。

コロナに負けない笑顔で聖火をつないだセレモニー

聖火のランタンは松岡さんの手で、町田にある会場”町田シバヒロ”へ移され、午後からランナーによる点火セレモニーが行われました。

世田谷区の保坂区長は「聖火のお披露目式があった駒沢オリンピック記念公園は1964年オリンピックで日本の女子バレーが金メダルを獲得した記念すべき場所。本日聖火ランナーの皆さんが笑顔でトーチの聖火をつないでいく姿が発信され、希望の光として、世田谷発全国へ平和の祭典・多文化共生の祭典としてスタートを切ることを心から願っています」とあいさつ。保坂区長から都内第一ランナー松岡さんのトーチに点火されました。

我ら世田谷区民の聖火ランナー!

世田谷区の番がくると、世田谷区民の聖火ランナーの皆さんは、笑顔で、聖火をトーチキス。聖火ランナーの皆さんが思い思いのポーズ、会場はたくさんの笑顔であふれました。

保坂区長から都内第一ランナー松岡修三さんのトーチに点火

左は田渕さん、右は齋藤さん

左は福井さん、右は藤原さん

中央は本澤さん

 

左は岡田さん、右は窪田さん

中央は森山さん、右は三輪さん

左は仲川さん、曾祖父の門馬さんは東京1964オリンピックで雨が降っても風が吹いても炎が消えないトーチの製造に携わった人。右は三輪さん

左)大野さん

三軒茶屋 追求し続ける、攻めの八百屋「佐藤青果店」

戦前からの老舗八百屋の変革!

三軒茶屋から茶沢通りを下北沢方面へ、烏山川緑道をこえた太子堂商店街。下北沢に向かって左手に、戦後から続く八百屋「佐藤青果店」があります。通りに面し、前を通れば、扉が無く明け放され、お店の中が全て見える、いわゆる八百屋さん。しかし、地域の学校や保育園へ野菜を届ける昔ながらの八百屋であるとともに、とても面白い変化をし続けています。

店頭にずらりと並んだ商品

もちろんお野菜はありますが、それはお店の一角。最前列にずらり並んでいるのは、様々な形の美しい瓶詰やパックや袋入りの商品。ひとつひとつに楽しいキャッチフレーズと、丁寧な説明書きが付けられています。

「天才が作ったマスタード」
「そのまま食べても美味しい切★大根」
「天才にしか思いつかない新しい唐辛子。」
「シナモンが効いた大人のシロップ ジンジャーシロップ」
「生で食べておいしいマッシュルーム」

どれも他では見たことのない商品ばかりです。雑貨のようにスタイリッシュで、キッチンに並んでいたら可愛いだろうと思えるほどです。

パッケージも可愛い商品

どれも製法や原料に一工夫されているものばかりだそうです。隅々まで眺めながら店内をぐるりと回ると、『やみつき本格やき肉はじめました』の看板がありました。

驚きの看板が出現!

こだわりの梨だれに付け込まれ、パウチされたお肉だそうです。とてもおいしそうだし、便利そうだし、主婦にとってはうれしい一品です。

たれ漬け肉は4種類

無農薬の野菜は旨い!でも、だからこその困難

青果店で、なぜ肉まで売ることになったのか、佐藤社長に聞くと「自分がサラリーマンを辞め、この店を任されることになり、徐々に野菜を学ぶ中で、無農薬や自然に育てた野菜は美味しいと知りました。味が全然違います」と、無農薬野菜の魅力を感じ、直農で取り扱いを始めたそうです。ところが、自然に近い形で育てられている無農薬野菜は、安定供給が難しく、普通の八百屋のように、いつでも何でも店頭に並べられないそうです。また、時期によっては並べられる野菜もない、という困難にぶつかったそうです。

自然野菜ゆえの難点に苦悩

それでも、佐藤社長は、何か美味しいものが手に入らないか、と探していくうちに、「これだ!」という商品に出会い、交渉し、一品ずつ、自信をもってお客様に勧められる品を店頭に並べていたそうです。“最高に美味しくて、とにかく体に良いもの”、徹底的にこだわって、野菜や果物という枠を飛び出して、調味料、卵、味噌、米、ジュース、油、乾物と揃えていくうちに、ついに肉までたどり着いたということです。

「天才が作ったマスタード」ゴールデン・マスタード

佐藤青果店のものは間違いがない。そう言っていただけるように

取り扱っているお米は、店内で精米したもの。卵は北海道から取り寄せたものです。調味料は、無添加。冷蔵庫に冷えているにんじんジュースは自然栽培100%。どれもこれも、こだわりの品ばかりです。

北海道から。モチツモタレツの卵

さらに佐藤社長は、自社開発のプライベートブランドの商品も作っています。店の奥にある、開発専用の工房で、商品を生み出します。店頭にずらりと並べられていた「マヌカレモンシロップ」も「マヌカジンジャー」も「ジンジャーシロップ」も自社開発商品です。お客様には、その美味しさから、とても評判高く、リピート率もある、おすすめ商品です。

細部までこだわり抜いた自社開発のシロップ

若者が遠くから目指してくる八百屋

佐藤青果店は、地域のシニアの方は、昔からの青果店として知られていますが、実は多くの若者が遠くからも買いに来ます。それはSNS発信をしているからだそうです。「詳しくないんですが、一生懸命やっています」と佐藤社長は言われますが、そのTwitterやインスタグラムはとても面白い。商品の魅力を分かりやすく、楽しく伝えていています。最近は、特徴的な商品を活かした調理法なども、レシピサイトで公開しています。ある芸能人がある商品を「美味しい!」とつぶやいた事をきっかけにして、瞬く間にSNSで広まり、そのファンが買いに押し寄せた事もありました。

今でもファンの方に愛され続けているドレッシング

肝心なのは準備。攻め続けます

「八百屋だって前に進まないと。その為には準備が大事ですから、準備を続けています」と佐藤社長はいいます。厳選した最高の直農野菜や果物。野菜に限らず「美味しいものを売る」がモットー。良いものは日本全国の情報網から取り寄せ、無ければ自社開発も厭わない、攻め続ける八百屋「佐藤青果店」。次は何が店頭に並ぶのか、目が離せません。

インスタグラム https://instagram.com/sato_vegetable?utm_medium=copy_link

ツイッター twitter.com/sato_vegetable?s=11

 

佐藤青果店の番付表

三軒茶屋 第5回多文化理解講座「やさしい日本語で伝えてみよう」参加者募集

せたがや国際交流センターでは、9/11に多文化理解を深めるための講座を開催します。第5回のテーマは、「やさしい日本語で伝えてみよう」。身近な外国人の方々にもわかりやすい日本語で、ことばで伝える力を上げてみませんか。

日 時 9/11(土)14:00~16:00

会 場 キャロットタワー5階 セミナールーム(太子堂4-1-1)

定 員 先着40名

参加費 500円(中学生以下無料)

申し込み 電話、または以下のHPにある、申込フォームにて受付

https://crossing-setagaya.com/course20210725_2334/

お問合せ・主催 (公財)せたがや文化財団 せたがや国際交流センター
(世田谷区太子堂4-1-1 2階)

電 話 03-5432-1538(10:00~18:00)※月曜日・年末年始は休館

HP https://crossing-setagaya.com/

後 援 世田谷区

 

三軒茶屋 生活工房「色覚を考える展 ヒトと動物の色世界」

生活工房では、夏休み期間に「色覚を考える展 ヒトと動物の色世界」を開催いたします。お子さんと一緒に多様な生き物の「色覚」を感じてみませんか?

展覧会概要

本展は、生き物の「色覚」をテーマにした、アートとテクノロジ―の融合による体験型展覧会です。動物の色覚を再現したVR映像、紫外線や赤外線を利用したアート作品など、色覚多様性とその仕組みについて楽しく体験しながら理解を深める作品を展示します。さまざまな生き物の色覚を体験することで、見慣れた世界に、知られざる景色が存在していることを感じていただければ幸いです。

ミツバチとヒトの色覚比較
©Dr.Schmitt,Weinheim Germany,uvir.eu

見どころ

◆親子で楽しめる体験型色の学習 ◆夏休みの自由研究にもピッタリ ◆より深く学ぶための関連イベント等、詳しくは下記HPにて詳細をご確認ください。

会 期 7/24(土)~8/29(日)(祝休日を除く月曜日休み)
※なお、緊急事態宣言発令により、7/24(土)~8/22(日)まで、開館時間は9:00~20:00となります。 8/23(火)~8/29(日)9:00~21:00の予定ですが、状況により変更する場合もあります。詳しくは下記にあるHPにて、最新情報をご確認ください。

会 場 生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3階)
入 場 無料
お問合せ 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
電 話 03-5432-1543 FAX 03-5432-1559
HP https://www.setagaya-ldc.net

共 催 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房、東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター
企画・監修 野口靖 監修協力 川端裕人
協 力 浅田一憲、株式会社ハコスコ、河村正二、中央大学 山口真美研究室、日常探検LABO、Klaus Shmitt、Martin Stevens、The Natural History Museum(London)
後 援 世田谷区、世田谷区教育委員会、東京工芸大学
助 成 令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

砧公園 世田谷美術館 ミュージアム コレクション特別篇「グローバル化時代の現代美術」

世田谷美術館では、8/22まで「グローバル化時代の現代美術」展を開催中です。

この展覧会は東京2020オリンピック/パラリンピックに併せて企画されたもので、出品作品はいずれも世田谷美術館のコレクションからの選りすぐりです。

出品作家は、いずれもグローバルに活躍する現代美術を代表する作家たち。ジャン=ミシェル・バスキアは、一見子どもの落書きのような作品で一度見たら忘れられない印象を残します。デイヴィッド・ナッシュは、森の倒木や立ち枯れた木をその場で彫刻作品に仕上げる自然にやさしい作品で知られています。デイヴィッド・ホックニーは、様々な角度から撮った写真を組合せて、目で見た世界とは別の風景を作り出します。

大人から子供まで楽しめる展覧会です。親子で、どんな作品が好きかお話ししながら観てはどうでしょうか。

会  期  2021年7月3日(土)~2021年8月22日(日)
開館時間  10:00~18:00(入場は17:30まで)

  毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
※海の日の移動により7月19日(月)は休館。8月9日(月)は開館、10日(火)は休館。

会  場  世田谷美術館1階&2階展示室

料 
個人 一般 200円/65歳以上 100円/大高生 150円/中小生 100円
団体 一般 160円/65歳以上 80円/大高生 120円/中小生 80円
※団体は20名以上小・中学生:土曜、日曜、祝・休日、夏休み期間は無料

障害者の方 個人は100円(団体は80円)。ただし小中高大学生の障害者は無料。
※介助者(当該障害者1名につき1名)は無料、学生証・障害者手帳など、確認できるものをご提示ください。

主  催 
お問合せ先 世田谷美術館(公益法人せたがや文化財団:世田谷区砧公園1-2)
TEL 03-3415-6011(代表)

展覧会のご案内
050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

ミュージアム コレクション特別編 「グローバル化時代の現代美術」
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00113

下北沢 食べることが社会貢献に キッチンカー「eat for…(イートフォー)」

コロナ禍とキッチンカー

最近、色々な所でキッチンカーを見かけませんか。
世田谷区では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた区内事業者への支援と、地域の利便性向上のため、区有地を使ったキッチンカーの出店が増えています。何か大きなイベントなどの時に現れるものだったキッチンカー。コロナ禍で、すっかり街に馴染み、利用することも多くなってきました。どのキッチンカーも個性満載で選ぶのに迷ってしまいます。そんな中、他とはちょっと違う雰囲気のキッチンカー「eat for…(イートフォー)」に出会いました。

「eat for…」の車両の様子

はじめたきっかけは令和元年の台風による農家への被害

車の前面いっぱいに張り紙がしてあり、車の前の看板メニューには『SAVE the FARMERS』と一番大きく書かれています。そばにはテーブルが置かれ、色々な本が何冊も並べられています。「小さなころから、教科書に書いてある地球全体の事に興味があったんです。温暖化?地雷撤去?飢餓?なぜなぜ?って。今もその想いは変わっていません。」と今関さん。

店主の今関さん

手作りの大きな看板

今関さんは、令和元年の台風被害に遭われても頑張っている農家さん達の声をきき、キッチンカーを始めるきっかけになったそうです。
イートフォーでは、ロスになってしまう傷や規格外の野菜を買い取り、美味しい料理にして販売しています。また、「1食5円が農家支援の寄付」となる取り組みもおこない、2カ月で100,000円の支援金を寄付したそうです。今関さんによる農家支援は、今も続き、その繋がりは今や日本各地に広がっています。

環境問題の発信の場でありたい

キッチンカーで移動しながら食の提供をする、という役割以外に、イートフォーはたくさんの社会問題に果敢に取り組んでいます。
容器やカトラリーはなるべくエコ素材。フェアトレード品を進んで使用し、車両に貼り出した企業広告の広告収入は、農家支援に全額まわる仕組み。店頭の本は、ブックシェアリングとして、今関さんがオススメする本コーナー。お客様に読んでもらえるよう並べています。返却は次に会える時で良いそうです。環境や食の事を知ってほしいという今関さんの気持ちが表れているようです。

ブックシェアリング

調味料は瓶に入ったリターナブルのもの、洗剤は動物実験されてないものを選んでいるそうです。使っているうちにマイクロプラスチックになってしまう食器用スポンジは植物由来のものを使用。イートフォーでは、キッチンカーの中のありとあらゆるものが、環境に配慮されています。そしてそれは店頭の張り紙を見れば一目瞭然。どれがメニューかな?と探すくらい、イートフォーには、今関さんからお客様に伝えたい事が農家支援をはじめいっぱいあって、まるで掲示板のようにメッセージが貼られています。

思いがいっぱいの店頭チラシ

「食べることが社会貢献に」農家支援

大学生二人組が、キッチンカーの前に来たのでお話を伺うと、「ビーガンのメニューがあったので、一度食べてみたかった。」とのこと。大豆ミートを使用したビーガンカレーはイートフォーさんの定番メニューです。また、今回のご注文が、農家支援に繋がると知ると二人とも「食べる事が社会貢献に」のメッセージと繋がり感心していました。

大学生のお客様

ビーガンカレーを受け取るお客様

近くの飲食店で働くスタッフの方も休憩中に来店されていました。
「どこの農家さんと繋がっているんですか?」と飲食店のスタッフが聞くと、今関さんは、キッチンカーの外へ出てショウガの生産農家のことを丁寧に説明していました。飲食店の方にも農家支援を知っていただく貴重な機会です。

農家支援丼を受け取るお客様

農家支援丼のジンジャーボウル

「さっき、初めてビーガンを食べると買ってくれた学生さん。嬉しいけれど、責任もすごく感じています。環境や体に良くても、やっぱり美味しくなくちゃいけないな。」と今関さんはいいます。
イートフォーはビーガン料理専門ではありませんが、ビーガンメニューを置いている理由は、「なるべく色々な人にバリアフリーでありたい」という今関さんの思いがあるからだそうです。同様に、英語のメニューも設置しています。これも「誰でも分け隔てなくあたりまえに健康的なものを食べてほしい」今関さんの思いからです。

英語のメニュー

これからも走り続ける「eat for…(イートフォー)」

令和元年2月に走り出したキッチンカーイートフォーは、スタート直後から緊急事態宣言の荒波の中で頑張ってきました。くじけそうになりながらも続けてきたのは「農家さんを助けたい」という思いがあったからだそうです。

続けたてきた事により、全国の頑張っている人と繋がり、お客様から共感の声をたくさんもらえるようになったそうです。社会貢献ができるキッチンカー、今日もどこかを走っています。

キッチンカーの前で、店主の今関さん

出店場所や営業詳細は、下記のHPやインスタグラムにてご確認ください。

インスタグラム:https://www.instagram.com/kitchencar_project/

 

[完売]北沢 宮川彬良のせたがや音楽研究所#13 ~ギューッとなって、ドーン!~

2014年にスタートし、今年で13回目を迎える、「せたがや音楽研究所」。アキラ所長による、大マジメかつ奇想天外な発想の音楽解釈で、懐かしいだけじゃない、「成熟」という視点で、昭和の音楽をお楽しみください。

音楽の秘密や仕掛けをアキラ所長のユーモアあふれるトークと音楽でお送りする「せたがや音楽研究所」。今回はラジオパーソナリティの玉川美沙さんをお迎えし、所長の頭と心、人生のすべてからあふれ出る音楽の楽しみ方、そして昭和歌謡の魅力をたっぷりとお届けいたします。

イベントHP https://www.setagayamusic-pd.com/event/4297.html

出  演 宮川彬良(作曲家・舞台音楽家)玉川美沙(ラジオパーソナリティ)
ダイナマイトしゃかりきサ~カス

構  成 白鳥美子

会  場 北沢タウンホール(世田谷区北沢2-8-18 2階)

料  金 全席指定・消費税込 ※未就学児入場不可
一般 4,000円
せたがやアーツカード 3,500円(前売のみ)
世田谷パブリックシアター友の会 3,500円(前売のみ)

発売開始 2021年7月26日(月)

チケット申込 世田谷パブリックシアターチケットセンター
TEL 03-5432‐1515 (10:00~19:00)
オンライン(要事前登録)https://setagaya-pt.jp/tickets/howtobuy.html

主催・問合せ (公財)せたがや文化財団 音楽事業部
T E L 03-5432‐1535(月~金 10:00~18:00)
H P https://www.setagayamusic-pd.com
後  援 世田谷区/世田谷区教育委員会
協  力 ㈱世田谷サービス公社 エフエム世田谷/松本記念音楽迎賓館/(有)太子堂楽器店

上北沢 楽しい買い物で、誰かの役に立つ「かみきたチャリティマルシェ」

いつもは静かな上北沢の住宅街が、賑やかになる日曜日

毎月第一と第三日曜日、上北沢では、「かみきたチャリティーマルシェ」が開催されています。京王線上北沢駅から線路沿いを桜上水駅方面へ、小さな踏切を右手に入り、しばらく行くとマルシェの会場である児童養護施設「福音寮」があります。上北沢駅から徒歩5分くらいです。福音尞の前は、普段は閑静な住宅街で静かですが、マルシェが開催される日はとても賑やかになります。マルシェのテントには、「かみきたチャリティマルシェ」と、大きく張り出され、新鮮な野菜、可愛い小物やアクセサリーが売られています。たくさんの人で賑わっています。
このマルシェは、NPO法人若者の自立支援Smile bouquet(すみれブーケ)とフィリピンの若者を支援するNPO法人SalamatAで共催運営されています。

今日も賑やか!

頼れる大人がいない若者を支援するために「Smile bouquet」

NPO法人若者の自立支援Smile bouquet(すみれブーケ)では、施設・里親を巣立った、実家や帰る場所を持たない若者達に対し、自立支援を行っています。児童養護施設退所後18歳から4~6年間安心して住める居場所(共に住む家)や、居住補助(一人暮らし家賃の半額程度の補助)を提供しているそうです。

実際、虐待など様々な事情により児童養護施設や里親家庭で育つ子どもは、44,000人(2018年調べ)。児童福祉法では、原則として18歳になると自立が求められます。退所後、約7割の子ども達が働き始めるのですが、その半数は契約社員やアルバイトなどの非正規雇用となっているそうです。(厚生労働省調べ。2019年)また、大学に進学した場合、学業と両立しながら学費や生活費をひとりで捻出する必要があります。

すみれブーケでは、世田谷区の「せたがや若者フェアスタート」という若者への支援事業がある中、ライフラインは少しでも多い方がいいという理由で、かみきたチャリティマルシェを開催し、シェアハウスの資金を確保しているそうです。「将来的には当事者の就労支援に繋がるスペースや若者たちの居場所や住居スペースを設けた混合住居を創りたいと思っています。」と代表の内田朝代さんは言います。

NPO法人若者の自立支援Smile bouquet代表内田朝代さん

貧しさで進学できないフィリピンの学生を応援したい「SalamatA」

一方、NPO法人SalamatAは、フィリピンの若者が、経済的理由を抱えていても大学へ進学できるように、日本から現地で出している奨学金に、寄付をしているそうです。SalamatAは、近隣の日本大学文理学部の学生が2006年に設立したサークルが始まりになっているNPO法人で、通常は年に1度20人ほどで渡比し、現地の大学生と小学校を訪ねるなど、交流活動をしているそうです。

NPO法人SalamatAの皆さん

「しかし、このコロナ禍で2年間活動が出来ない状況が続いているため、何とか支援を募って渡していきたい」と代表の小林さんは言います。マルシェで売っている新鮮な野菜は、応援してくれている農家さん直送のもの。小物やアクセサリーはフィリピンのお母さんたちの手作り。フェアトレードすることにより、経済的支援になっているそうです。

素朴でかわいい手作り小物

新鮮なキュウリや玉ねぎ

楽しく買い物するだけで社会貢献!

また、福祉作業所喫茶店パインは、焼き菓子と、リサイクル品を販売しています。

美味しそうな焼き菓子もたくさん

マルシェには、地域の皆さんが、たくさん立ち寄っていました。各NPOの活動紹介のパネルやパンフレットを読んだり、熱心に質問されている方もいらっしゃいました。かみきたチャリティマルシェはその売上の一部が、日本やフィリピンの若者への支援に繋がる素敵な取り組みです。月2回。第1・第3日曜日に開催しています(予定)。皆さんも、誰でも教育が受けられる環境を支援するこのマルシェへ出かけてみてはいかがでしょうか。

地域の皆さんで大盛況!

◆「かみきたチャリティマルシェ」へのお問合せ

NPO法人若者の自立支援Smile bouquet(すみれブーケ)

HP  https://smileselfsupport.jimdofree.com/

NPO法人SalamatA

HP    http://salamata.com/

弦巻 教育センター せたがやプラネタリウム 「星空CDコンサート」他

世田谷区立教育センター内にある、「せたがやプラネタリウム」は、1億4000万の星を映し、自然で美しい星空を再現しています。
この美しい星空のもと、専門スタッフによる一般投影では、当日の夜空に見られる月・惑星・星座の紹介や、特別投影による、「大人のための星空散歩」や「CDコンサート」など、星空解説の他、宇宙などの天文について親しむイベントも開催しています。

皆さんもぜひ、天の川煌めく夏の夜の星空のロマンに触れてみませんか。

【特別投影】

◆星空CDコンサート
満天の星の下で、CDによる音楽を聴くコンサートです。コンサートの中では、星空の紹介もお楽しみいただけます。

日 程
9月3月以外の毎月第2土曜日、
7/10「夏の星空をベートーベンとともに」
8/14「エリック・クラプトン -ギターの世界-」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 子ども100円 幼児無料(当日9:00~ 観覧券販売)
※小学生以下の方は保護者同伴でご覧ください。

【一般投影】
投影日時 
第3日曜 6/20、7/18、8/15を除く、土・日曜日
6月 土・日曜日
7月 土・日曜日・祝日と学校の夏休み期間 7/21(水)~31(土)
8月 土・日曜日・祝日・休日と学校の夏休み期間 8/1(日)~31(火)

・ちびっこタイム(幼児~小学校低学年向け) 11:00~(50分)
・一般投影(子ども~大人) 13:30~、15:30~(各60分)
※詳しくは以下のHPをごらんください。

定 員 各回70名。
※今後の状況により、変更する場合があります。

観覧料(ちびっこタイム・一般投影)
おとな 400円(高校生以上)
こども 100円(小学生・中学生)※土曜日・日曜日、祝日、休日は無料
幼児  無 料(小学生未満)

お問合せ 世田谷区立教育センター プラネタリウム(弦巻3-16-8)
TEL/FAX   03-3429-0780
HP https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/011/002/d00007490.html

松陰神社前 100マスの本棚で人と人を繋ぐ場所「100人の本屋さん」

「100人の本屋さん」とは

東急世田谷線「松陰神社前」駅近くのビルの2階、階段を登りきったところにある「100人の本屋さん」。ここでは、約130㎡の広い店内に、図書館のように高い棚がずらりと並び、棚は全て30cm四方に区切られて、様々な本が並べられています。その棚1マス1マスを100人が借り、マイクロ書店オーナー(=棚主)になる仕組み。それが「100人の本屋さん」です。来店した方は、棚の本を購入することが出来ます。

1マス1マスが個性的。

「100人の本屋さん」は、窓からの日が入り明るく、観葉植物が置かれ、インテリアには木がふんだんに使われています。音楽がかすかに流れ、とても居心地の良い空間です。

明るく心地よい空間

人がそこに集い利用してもらいたい

店主の吉澤卓さん。2019年5月、親族が所有していたこのスペースを、何か社会にとって有意義な場所として活用できないかと考えたそうです。イメージは色々な人がそこに集い利用してもらうこと。そんな中、吉祥寺にある「ブックマンション」その新しい発想やエネルギーの高さに強く魅かれ、自身でも世田谷区に作ってみたいと決意。クラウドファンディングで立上げ、100人以上もの方に応援をいただきながら、「100人の本屋さん」をオープンしたそうです。

店主の吉澤卓さん

 

親子が棚主の絵本のマス

「100人の本屋さん」がオープンしてこの約4か月(2021年6月現在)で、すでに70人もの本屋さん(棚主)が生まれました。カメラマン、会社員、自営業や政治家、NPO団体など多様な背景を持つ方々が棚主になっています。それぞれの本棚は、現在70人の棚主の生き方や自己表現、こだわりの場であり、個性が光ります。棚を見ていると、まるで棚主に話しかけられているようでワクワクしてきます。

吉澤さんは、それぞれの棚を丁寧に説明してくれます。どの棚についても、棚主の想いを受け止め、棚に来てくれた人へ届けているのです。育児中の筆者が、目を奪われたのは、絵本が並ぶマス。小さなお子さんとお母さんが棚主だそうです。お母さんのお気に入りだった本と、お子さんが読み終えた可愛い本。置く順番や値段を、真剣に考られていたそうです。親子のほほえましい様子が目に浮かび、並ぶ本たちがとても輝いて見えました。

人が繋がる場所をめざして

「この松陰神社に眠る、吉田松陰は大変な読書家で、本の入手、借り受けの過程を通し、明治維新に至るネットワークを広げたとされています。この場所もそういう縁にあやかり、本のパワーが街にしみだし、人々のネットワークが増幅する場所をめざしています」と吉澤さんは言います。

棚主さんワークショップ

この場所は、読みたい本に出会うだけでなく、同じ本を面白いと感じた人同士の繋がりを作れる場所です。人と人が繋がるための仕掛けとして、コワーキングやイベントなども出来るようにもなっています。棚主同士の繋がり、購読者との繋がり、地域の人々との繋がり。その繋がりの輪は、どんどん重なり広がっていく「100人の本屋さん」。本好きの方だけに限らず、是非みなさんも、訪れてみてはいかがでしょうか。

facebook https://www.facebook.com/100BOOKSELLERS

下北沢 大盛況の親子向けイベント「シモキタおやこのまちつどい市」

夏至の日に線路跡地で

梅雨なのに、晴れた日曜日。下北沢で、親子のイベントが開催されました。「シモキタおやこのまちつどい市」。下北沢といえば、古着屋などのファッションや居酒屋などで、どちらかというと若者向けの街という印象があります。この下北沢の、小田急さんが再開発している「下北線路街」という場所で、「シモキタおやこのまちつどい市」が開催されました。かつて地上を小田急線が走っていいた空間が、現在はイベントなどもできる広場になっています。

キリンも駆けつけるかわいいポスター

青空の元、親子でのびのび!

会場に着くと、たくさんの親子づれで賑わっていました。すでに、入り口付近のステージでは楽しい演奏の真っ最中です。

うたうヒゲとおどるマリオネットのジャグバンド「ザ・ワースレス」

子ども達はステージ前の原っぱにある“土管”の上でのびのび、お父さんやお母さんは、のんびりとステージの演奏を見ています。

ライブを楽しむ親子

たくさんの人が、思い思いの時間を過ごしている様子です。
屋外なので、気持ち良く開放感が抜群です。

特等席でライブ鑑賞する女の子

下北沢らしい出店が目白押し

メインの会場には、たくさんの団体のテントがズラリと並び、子どもから大人まで、体験や買い物を楽しんでいました。

街の皆で運営しています

主催は「シモキタおやこのまちつどい市実行委員会」によるもの。実行委員の斉藤さんは、「下北沢は、普段子どもの居場所が中々無いので、地域の子どもに来てもらえるこのイベントを2カ月に1度開催していきたい」と言います。

斉藤さんとスタッフの方々

また、斉藤さんは「北沢おせっかいクラブ」の代表でもあり、日頃より「おでかけひろば事業」や「フードバンク」の活動をしているそうです。新しくてピカピカのフードバンクのボックスには、寄付の食べ物がたくさん並べられていました。

cobacoフードバンクのボックス

一歩ずつ様子が違う、楽しい会場

個性的なものがたくさん並んでいます。
中心にある大きなテントの中では、靴を脱いでごろんとした子ども達が、自由に絵本を読んでいます。(「いどうとしょかんPARADISE BOOKS」)

大きなテントは広場の中心に

テントのお隣には、綱渡りするスポーツ「スラックライン」の体験コーナーがあり、子どもが何回も飽きることなく挑戦し続けています。

「スラックライン推進機構」による体験コーナー

そしてそれらを囲むようにぐるりとテントブースが並びます。下北沢らしい色合いのアクセサリーなどを販売しているお店がありました。お店の前にある顔はめパネルには「やなかまストリートマーケット」とあります。お店の方に聞いてみると、すぐ裏の路地で開催していたストリートイベントの事で、「おひるのかほり」というミュージシャンでもあるそうです。歌ありショッピングありと楽しそうな取り組みをされている方でした。

やなかまストリートマーケットのみなさん

会場には、大きなシャボン玉が飛び、子ども達は大喜び。

大きなシャボン玉と子ども達

あるテントの下で、真剣に子ども達がワークショップをしていました。

真剣にものづくりを楽しむお子さん

着やすそうなお洋服と、個性的な小物がたくさん並んでいます。ワークショップの「__ku_ko」さんは、自然素材で服を作り、余った端切れを捨てずに小物を作っているそうです。子ども達にも、ものづくりが楽しいと思ってほしいとワークショップを開催しているそうです。

端切れからも素敵な小物が生まれています。

会場には、大人気のクラウンがいました。この後キャンドルを灯すイベント「夏至の小径のノエル」があるよ、と教えてくれました。

案内してくれたクラウン

場所がないなら繋がろう

間もなく終了の時刻。親子が帰りはじめると、「楽しかったー!」「また来ようね!」子ども達の満足そうな声が聞こえてきました。パパ、ママ、子ども、家族みんな笑顔でした。来場されていた方に聞くと「すぐ近くに住んでいて、何度か来ていますが、出店で初めて知るお店も多く、大人も楽しめます。地域の誰かに出会ったり、地域の情報を得たり、地域のお店が出店しているので、別の日に訪ねたり、地域の交流も深まります。子供も大人も大満足です」と教えてくれました。

下北沢のこのイベントは、地域の交流、子どもの居場所づくりの、働きかけになっています。地域の親子が繋がるイベント。下北沢らしくて素敵な催しでした。

土管は子ども達のお気に入り

下北線路街 個性店が集まる街「reload(リロード)」

下北沢の文化を大切にする「reload

「reload」は、小田急線の下北沢駅と東北沢駅の中間にあります。茶沢通りと下北沢一番街商店街が交わるところにある、2階建の白い建物です。ここには気持ちのいいテラスや花が咲く中庭があり、24区画の個性的な店がひしめいています。”reload”という言葉には、下北沢の地域の文化を大切にしながらも、新たな歴史を創っていくという意味が込められているそうです。

立ち呑み居酒屋「立てば天国」2F

「立てば天国」は、下北沢で「カレーの惑星」などの人気店を経営する福家氏が手がける下北沢5番目のお店です。どこか昭和を感じさせるカウンター、調味料にアジアのエッセンスを入れた小皿料理。「もつ煮込み」を頂きました。なんとカレー味、スパイスも効いて美味しすぎます。その他「みそキュー タイのハーブと白味噌」や「しめ鯖と切り干し大根とパクチー和え」など美味しそうなものばかり。蔵元でしか飲めない焼酎や日本酒にもそそられます。福家氏は「30~40代のお酒の嗜みや食に対するアンテナの高いオトナの方をイメージしたお店にしてみました」と言います。ハイセンスながら、大衆居酒屋の定番サッポロ赤星があるところに肩ひじはらない下北沢の気安さがありました。

美しい小皿に盛られた一品一品にシェフの工夫とこだわりが

おなじみの居酒屋メニューもこのとおり!

水タバコのお店「chotto(シーシャ)」2F

ニコチンレスの無害な水タバコを愉しめるこのお店。筆者は、タバコを吸わないのですが、おそるおそる吸ってみると、ミントのフレーバーがアタマの中を吹き抜けるような爽快感を味わうことができました。他にも、ラズベリー、ライム、ピーチ、オレンジなど様々なフレーバーを愉しむことができるそうです。また、このお店のスタッフは、若手の劇団員やダンサー、ミュージシャンなど全員表現者で、スタッフによるパフォーマンスもあるそうです。ニコチンの無い、健康的なくつろぎ空間として皆さんも、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

スーっと一服。

ニコチン無しの水タバコの愉しみ方をスタッフが教えてくれます。

輸入文具店「DESK LABO」2F

「DESK LABO」は、文房具店。「下北沢にお店を出すのが夢でした」と語る金井さんのお店は三軒茶屋から引っ越してこられました。鉛筆、メモ帳、ペンケース、クリップなど、チャーミングな色づかいやカタチの輸入文具の品揃えに目を奪われます。「スマホ台」は、400円という安さ、実は書店やミュージアムで「本」を展示する台だとか。こういうところに目をつけるお店のセンスに脱帽です。文具を好きな方が、ついつい通ってしまうようなお店です。

日本にはない色づかいやカタチの鉛筆やペン皿

右の針金スマホ台?は実は書店やミュージアムで「本」を展示する台だそうです。

眼鏡店「MASUNAGA1905 下北沢店」1F

創業1905年、国産眼鏡製造の老舗・増永眼鏡の直営店は未来的なオフホワイトの空間です。ここに浮かぶように整然と並べられたスタイリッシュなオリジナル眼鏡の数々。個性的な下北沢にぴったりの眼鏡がここにあります。また、お店には最新のデジタル3D測定器があります。測定器を使ってデジタルな自分の3Dアバター(分身)を作り、眼鏡をスピーディーに試着し、様々な角度から確認することが出来ます。「下北沢で眼鏡をお探しの際は、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。」(荒川さん)とのことでした。

下北沢の街によく似合う個性的な眼鏡の数々

未来的なインテリアの店内

ボディメンテナンススタジオ「FLUX CONDITIONINGS」2F

ケイン・コスギさんや北島康介さんからの開店祝いの花が飾られていました。ここは体の姿勢や機能を整えたり、不調を改善するためのトレーニングとケアが受けられるサロンです。日本では珍しい筋膜リリース専用機器などを使用して、緊張している筋肉や筋膜の動きをトレーナーが調整してくれます。子どもから大人まで、種目、症状を問わず対応してもらえるそうです。

左奥の赤い台と天井からぶら下がった器具が「筋膜リリース専用機器」

ウェルネスカフェ「FLUX CAFE」2F

10種類以上のオリジナルプロテインドリンクを味わうことができます。ブラックマジックなるプロテインドリンクをいただきました。まっ黒な液体にもかかわらず爽やかなレモン味で飲みやすく美味しい。黒い炭の吸着力でデトックスを促すそうです。椅子のかわりにバランスボールやエアロバイクに座るなど、下北沢のフィットネス志向の方には、ぴったりです。ジムでのトレーニングや、ランニング後にいかがでしょうか。

左がブラックマジックという名のプロティンドリンク。「炭」が入っています!

カレー・ギャラリー「SANZOU TOKYO」1F

イソノ・コウイチ氏が新形態のお店、「SANZOU TOKYO」のプロデュースに関わり新たに創り上げたスペシャルカレーが楽しめるお店です。オススメの“カシミールカレー”をいただきました。ガツンと来る強烈な辛さの後に爽やかでかぐわしい色とりどりのスパイスの風が体を吹き抜けます。付合せのニンニクがほっこりと甘いデザートのようでした。他にも辛さマイルドで山椒が薫るペトラカレーもあります。カレーの街下北沢で、ただのカレーでは物足りなくなっている方には絶対おすすめのお店です。

カレーの聖地、下北沢の新しいヒーロー達!

カシミールカレー

ブックストア「GREAT BOOKS」1F

写真家の熊谷隆志氏がディレクションしたお店です。ディスプレイされた作品は全て購入することが出来ます。お店は、“写真のある生活”がテーマ。オーナーの部屋に遊びに行くような感覚で、街の本屋さんにはないような個性的な本や作品に出会うことができます。

オーナーの部屋に招かれたような居心地の良い空間

街から“オーナーの顔が見える店”が少なくなったといわれる近頃ですが、ここにはオーナーの顔が見える街、下北沢らしさがありました。皆さんも”reload”で新たな下北沢のお気に入り探しに行ってみてはいかがですか。

弦巻 教育センター せたがやプラネタリウム 「大人のための星空散歩」他

世田谷区立教育センター内にある、「せたがやプラネタリウム」は、1億4000万の星を映し、自然で美しい星空を再現しています。
この美しい星空のもと、専門スタッフによる一般投影では、当日の夜空に見られる月・惑星・星座の紹介や、特別投影による、「大人のための星空散歩」や「CDコンサート」など、星空解説の他、宇宙などの天文について親しむイベントも開催しています。

皆さんもぜひ、天の川煌めく夏の夜の星空のロマンに触れてみませんか。

【特別投影】
◆大人のための星空散歩
高校生以上を対象とする、大人向けの投影です。当日の夜空に見られる星空の解説の他、星や宇宙などの天文の話題を取り上げてお話しします。

日 程
毎月第4土曜日
6/26「望遠鏡の歴史 ガリレオから宇宙望遠鏡まで」
7/24「星に願いを-8月のペルセウス座流星群-」
8/28「お月見を楽しむ」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 先着70名(当日9:00~ 観覧券販売)
※中学生以下の方はご遠慮ください。

◆星空CDコンサート
満天の星の下で、CDによる音楽を聴くコンサートです。コンサートの中では、星空の紹介もお楽しみいただけます。

日 程
9月3月以外の毎月第2土曜日、
7/10「夏の星空をベートーベンとともに」
8/14「エリック・クラプトン -ギターの世界-」

時 間
18:30~19:30

観覧料
大人400円 子ども100円 幼児無料(当日9:00~ 観覧券販売)
※小学生以下の方は保護者同伴でご覧ください。

【一般投影】
投影日時 
第3日曜 6/20、7/18、8/15を除く、土・日曜日
6月 土・日曜日
7月 土・日曜日・祝日と学校の夏休み期間 7/21(水)~31(土)
8月 土・日曜日・祝日・休日と学校の夏休み期間 8/1(日)~31(火)

・ちびっこタイム(幼児~小学校低学年向け) 11:00~(50分)
・一般投影(子ども~大人) 13:30~、15:30~(各60分)
※詳しくは以下のHPをごらんください。

定 員 各回70名。
※今後の状況により、変更する場合があります。

観覧料(ちびっこタイム・一般投影)
おとな 400円(高校生以上)
こども 100円(小学生・中学生)※土曜日・日曜日、祝日、休日は無料
幼児  無 料(小学生未満)

お問合せ 世田谷区立教育センター プラネタリウム(弦巻3-16-8)
TEL/FAX   03-3429-0780
HP https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/011/002/d00007490.html

下北沢にぴったり 藍染めのお店ファクトリー藍

大河ドラマ「青天を衝け」の主役「渋沢栄一」の実家の家業や、7月に予定されているオリンピックのプレゼンターのユニフォームでも注目を集めるジャパンブルー”藍”。
今年の3月に、世田谷の下北沢に、藍染めのお店”Factory藍ショップ(以下ファクトリー藍)”がオープンしました。

シモキタでは藍はここだけ

下北沢駅小田急東口から北方向に歩いて4分、一番街商店街の路地を入ったところ、ガーデンテラス下北沢に”ファクトリー藍ショップ”はあります。
ここは個性的なファッションの街下北沢でも唯一の藍染めのお店。お店に入ると藍で染められた美しいデザインのマスクやTシャツ、ワンピース、小物が並べられています。こちらの商品は全て、若林にある社会福祉法人「藍」が運営する「就労継続支援B型事業所 *注釈1」であるファクトリー藍で作られ。精神障害、知的障害のある方々が通所し藍染め作業を行なっているそうです。

藍染めとは

店内には藍染の原料となる、「すくも」を見ることが出来ます。藍染めは、藍の葉を乾燥、発酵させた”すくも”から藍液をつくり、そこに糸や生地を浸します。そして、生地を空気にさらすとまず黄土色となり、そして徐々に酸化して青に発色します。この作業を繰り返して、青の濃淡で染め上げていくのが藍染めです。この作業を手作業で行なうため、大変手間がかかるそうです。

藍染の原料となる「すくも」

藍染め作業(若林の事業所ファクトリー藍)

シモキタには藍が似合う

自然由来の藍の色の美しさ、そして他には同じものが無いオリジナル一点ものの良さが藍染めの魅力です。ピカピカのブランド品よりもいぶし銀の古着を愛し、流行よりも個性を大切にする下北沢のイメージとも重なります。シンプルながら個性的な藍染めの様々なバリエーションには、時間を忘れて見入ってしまいます。

藍を手ごろな値段で気軽に楽しめる

同法人事務局長の中澤さんによると、今シーズンはワンピースが人気で、インスタにあげた途端に、お客様が買いに来られたこともあったそうです。シンプルでどれも自然にファッションに取り入れやすいのが、人気の理由でもあるようです。
親子がお揃いで楽しめる服や、夏でも涼し気なTシャツも人気だそうです。コロナ禍で、マスクも人気だそうです。
また、藍染めは大量生産できないため、一般的には高価なものとされている中で、ファクトリー藍では、手染めのTシャツが4400円~、ワンピースが9900円~ということで、お手頃な値段で買い物することが出来ます。

大人気のワンピース

豊富なバリエーションのTシャツ

誰もが豊かに暮らせる共生社会をめざして

同法人代表の大野さんによると、店名の「Factory」には“新しいものを発信する”という英語の意味があるとのことです。大野さんが目指しているのは、障害の有無に関わらず誰もが豊かに暮らせる共生社会の実現だそうです。ファッション文化のある下北沢で魅力的な商品を販売することで、障害者の感性や能力をPRしていきたい。このことがお店を下北沢に出した一番の理由ということです。作り手さん達は、週に2回、ショップへ出て販売も行っています。彼らにとっては、お客様の声が商品づくりにとても参考になり、励みになるそうです。

藍染めの事業所 ファクトリー藍(若林)

ファクトリー藍であなただけの一品を!

このお店の常連だという地元にお住まいのご婦人にお話をうかがうことができました。「ここは来るたびに発見があります。そして、手頃な値段で素晴らしい藍が手に入ります。お店が表通りに面していないので、静かに落ち着いて買い物ができます。でも一番気に入ってるのは、シモキタらしくスタッフの顔が見えるお店だから。」と、藍染めとお店について教えてくださいました。ここに来れば、小さなお子さんからお母さん、年配のご婦人まで、きっと下北沢にぴったりで、あなたの心をとらえる一品に出会えるはずです。皆さんもファクトリー藍を訪れてみてはいかがでしょうか。

マスクももちろん一品もの

キッズコーナーもあります。

さり気ないディスプレイに光るセンス

実は刺し子もオススメ商品とか

左から 法人代表の大野さん、法人事務局長の中澤さん

*注釈1
就労継続支援B型事業所とは
就労継続支援事業所は、障害者総合支援法に基づくサービスで、就労を希望する障害を持った方々のサポートを行う施設です。就労継続支援事業所には、A型とB型の2種類があります。利用者との雇用契約を結ぶかどうかが大きな違いで、A型は雇用関係のもと利用者には原則最低賃金以上が支払われます。就労継続支援B型では、利用者との雇用契約は結びません。障害の程度や体調、年齢などにより、雇用契約を結んで仕事をすることが難しい人でも自分のペースで働くことができます。

【募集終了】三軒茶屋 一から学ぶ健康マージャン教室

マージャンをこれから始めたいと思っている方や、ルールや役をもっと覚えたい初心者の方向けに【全8回】健康マージャン教室を開催します。

 


健康マージャンとは、「吸わない」「賭けない」「飲まない」をルールとし、「ゲーム」や「脳トレ」として楽しむマージャンです。
8回の講座を全部受講できる20歳以上の方が対象です。

【日程と内容】
※全て火曜日
午前コース:10時から12時・午後コース:13時から15時
1回目 7月13日 どんなゲーム?
2回目 7月20日 アガリ方とフリテン
3回目 8月  3日 1飜しばり 基本4段
4回目 8月10日 役(メンゼン系)
5回目 8月17日 食い仕掛け及び役
6回目 8月24日 カン・ドラ
7回目 8月31日 点数計算の基礎
8回目  10月26日 表による点数計算
【会場】
三茶しゃれなあどホール(世田谷区太子堂2-16-17)
【講師】
NPO法人健康麻将全国会
【参加費】
10,000円(8講座)
※「入門編」テキスト代2,000円が別途かかります。
※参加費は1回目の受講の際にテキスト代とともにお支払いいただきます。
【参加申込み】
5/25(火)10:00より電話受付開始
三茶しゃれなあどホール 03-3411-6636

《新型コロナウイルス感染症対策について》
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者の皆様が安心してご参加いただける取り組みを進めております。 開催時は感染症対策を講じながら実施いたしますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

等々力 開放感抜群!新緑の等々力渓谷を探索!

渓谷は等々力駅から歩いてすぐ!

東急大井町線等々力駅から用賀中町通りを南へ徒歩5分、等々力渓谷の入り口があります。等々力渓谷は、国分寺崖線の南端、多摩川の支流「谷沢川」が流れる渓谷です。全長は約1km、高低差が約10mあります。入口近くにある温度計は、渓谷上と渓谷下の気温を示しています。渓谷下は真夏でも2~3度涼しいそうです。

渓谷内で体感する気温差は、計測センサーでも実証されています。

階段を降りて、大自然の等々力渓谷へ

渓谷の最上流部に位置する、赤色の「ゴルフ橋」脇にある階段を下りて渓谷に入ります。高低差10mを50段くらいの階段を降りると、大自然の等々力渓谷です。
頭上に生い茂った緑の木々で、木洩れ日が落ち、目前には谷沢川が流れ、涼しい空間が広がっています。また、まるで渓谷上と遮断されたこの空間は、とても静かで、鳥のさえずりが聞こえました。“さやさや”と流れる谷沢川のせせらぎ、“ちらちら”と光る木漏れ日、すーっと木々を通り過ぎる風の中で、深呼吸すると、心が安らいできます。

木漏れ日に誘われながら、谷沢川のせせらぎ沿いを歩きます。

いくつも伸びる名所までの脇道

渓谷を下流へ進でいくと、脇道があります。渓谷の見どころは、渓谷以外にもあり、脇道の先にはお不動様や瀧などの名所があります。入口で居合わせた皆さんも、思い思いの脇道へ進んでいきます。

等々力渓谷遊歩道には自然と歴史を感じる見どころが点在しています。

私は、環状八号線の下を超え、橋を渡り左岸の広場へ、さらに脇道を進むと、「等々力渓谷3号横穴(東京都指定史跡)」があります。昭和48年に発掘された、古墳時代後期の崖に横穴を掘ったお墓の1つです。(ちなみに広場には、おトイレありました。)

この橋から東京都指定史跡「等々力渓谷3号横穴」の古墳群へ辿れます。

この橋から東京都指定史跡「等々力渓谷3号横穴」の古墳群へ辿れます。渓谷へ一旦戻り、右岸をさらに下流へ。脇道を進むと、1000年の歴史をもつ満願寺の「稚児大師御影堂」があります。学問の神様「弘法大師(空海)」の幼少時の姿「稚児大師」がまつられています。お子さんでも参拝しやすいように低い位置に拝殿が作られています。

さらに右岸を少し進むと、風情のある日本庭園があります。緑いっぱいの渓谷内から、一気に視界が開け、気持ちいいです。ちょっと疲れたのでベンチでひと休みしました。

また、等々力渓谷の西側にある「玉川野毛町公園」につながる脇道もありました。同公園には、「野毛大塚古墳(東京都指定史跡)」があります。約1600年前の南武蔵地域の大首長のお墓で、全長82m、高さ11mの帆立貝型で、国内有数の規模がある古墳だそうです。古墳には登ることも出来ます。渓谷とともに、お子さんと公園へ古墳を見に行くのも良いかもしれません。

等々力という地名の由来となった「不動の瀧」

「利剣の橋」で左岸へ渡ると「不動の瀧」という滝があります。800年前に湧出したといわれ、滝の水は霊水として信仰されているそうです。また、「等々力」という地名は、この滝の音が周囲に“轟(とどろ)いた”ことが由来になったといわれています。滝の水量はわずかですが、等々力の歴史を大きく感じることが出来ました。

かつて轟く瀧音で、地名の由来にもなった「不動の滝」。今も霊水として信仰されています。

瀧の向かいにあるのは甘味処「雪月花」。甘味メニューは、あんみつ、くずもちの他、かき氷、おしるこ、ところてん等もありました。ひと休みするのにちょうど良いです。お店は、ソーシャルディスタンスを保てるようベンチを増やし、しっかりコロナ対策されていました。「不動の瀧」の音を聞きながら、美味しい「あんみつ」をゆっくり食べる。とても素敵な時間が過ごすことが出来ました。

甘味処「雪月花」で一服。脚の疲れも癒す至福のひととき。

明王台、そして1200年の歴史がある等々力不動尊へ

渓谷の階段から直接境内に繋がっている等々力不動尊。途中、右に下る道があり「明王台(みょうおうだい)」と名付けられたこのエリアがあります。ここでは、今の季節ならではの新緑の木々の姿を、木の上から眺めることができました。

樹々生い茂る「明王台」からの眺望は、都市部に居ることを忘れそうです。

階段を上ると、「等々力不動尊」が現れます。静寂の中に、威風堂々とした佇まいの不動尊は、1200年の歴史を感じます。等々力不動尊のご住職は「等々力不動尊は四季折々に花が咲き、鳥が訪れ、自然の変化を楽しむことができます。また年間を通して節分の豆まき・花まつり・菊まつり等を行っていますので、自然の変化を楽しみながら、日本の伝統や文化に触れていただければ幸いです」とおっしゃられていました。

今は遠くに出かけるのも難しい時期ですが、世田谷区内のこんな素晴らしい渓谷を探訪てはいかがでしょうか。大自然の等々力渓谷をゆっくり歩き、甘味処でひと休みして、歴史ある等々力不動様で未来を願う。リフレッシュになること間違いありません。今度また家族で探索したいと思っています。