「しあわ世」を届けるコミュニティーカフェ BA-WA
世田谷公園の入り口の向かい側、下馬すずかけ公園の横道から数分のところにある、世田谷福祉作業所の別館1Fが「BA-WA」です。門を入ると、カフェの入り口があります。
コミュニティカフェBA-WA
「BA-WA」は、世田谷福祉作業所が、地域とのつながりの「場」として、実際に作業に使用していたスペースをおしゃれに改装し、コミュニティカフェとしてオープンしました。「場」と「輪」の提供をコンセプトに、しあわせをお届けするCafeです。
NYにありそうなDIYカフェの雰囲気。奥の既存の作業用流し台も布をかけるだけでオブジェに変身。
スタイリッシュなカウンター席
広々とした店内は、席の間隔がとられ、カウンター席にはアクリル板があり、コロナ対策もばっちりです。席は、ミニソファーやテーブルもあり、「今日は赤ちゃんと二人だから、ゆったりソファ席にしようかな」など、お客さんの好みに合わせて座ることが出来ます。BGMも落ち着いた曲が流れ、ゆったり、まったりくつろげます。
座る椅子によっても気分も景色も変わります。
壁のペインティングに味わいある組木フローリングも映えます。
店内には、誰でも自由に読める雑誌や絵本、またチョークで落書き出来るカラフルな黒板コーナー、さらに弾けるピアノ(スタッフさんもときどき弾いてくれます)もあり、小さなお子さんでも楽しむことができます。
ちょうどご来店された親子が、スタッフのピアノ演奏で、一緒に手あそび唄で体をゆらしながら楽しんでいました。
そして、なんと2階には、子どものための「ひみつきち」スペースがあります。使い方は自由。用意されている、道具を使ってオリジナルの秘密基地をつくり、楽しむことが出来ます。
2階秘密基地スペース。時にはイベントやワークショップの会場になったりもします。
スプーンひとくち の「しあわ世」
「BA-WA」のメニューは、“誰でもスプーンで食らべれる手軽で美味しい料理”がテーマ。一味違う美味しさにこだわったカレーやリゾット、世田谷福祉作業所で焼かれた濃厚で食べ応えのある絶品ケーキ、オーダー毎に豆を挽きハンドドリップで丁寧に淹れるコーヒーなどを手頃な価格で味わうことが出来ます。また、離乳食も用意されおり、赤ちゃんと一緒でも大丈夫。親子、友達、おひとりでも、どんな方でもくつろぐことができます。
「BA-WAで何かひとくち、口にすることで、あぁ、よかった、いいことあった・・・と感じてもらえたらと、ひと手間、ふた手間を掛けて丁寧にお出しています。」(世田谷福祉作業所施設長の伊藤さん)
オリジナルの「おじや風トマトリゾット」。ふっくら炊き上がり、ジューシーなトマト味です。焼きチーズがクリスピーな香ばしさを添えます。
チキンかビーフか選べるカレーとハヤシライスは、一口、スプーンで食べた瞬間に、芳醇なルーと柔らかく効いたスパイスの余韻がコクとなって口に広がります。
トッピングがキュート。チョコケーキにはミニSLが!チョコケーキにはパウダーシュガーで世田谷公園のミニS Lとマカロン、ご近所のショコラ専門店のカカオニブをトッピング。チーズケーキもサクサクのこだわりの土台が絶品です。
自家製レモネードは、アイスもホットもビターなレモンにふんわりスパイスが効きいています。ドリンクに添えられたクッキーは抜き型のアーティストさんのオリジナル。
地域のなかで世代、ジャンルを問わず、出会い、つながる「場」と「輪」
BA-WAの近隣には公園や都営住宅、大学等があります。公園で遊んだ後の親子連れや、グラウンドゴルフのクラブの方々、散歩の途中のご夫婦などが立ち寄られます。また、フリーWi-Fiもあるため、若い大学生やクリエーター、リモートワークされる方にも好評です。
カフェメニューはテイクアウトもでき、おみやげにもぴったりです。
世田谷公園ミニSLもクッキーに
伊藤施設長とコミュニティカフェBA-WAスタッフのみなさん
現在、世田谷福祉作業所では、施設利用者が、「BA-WA」の清掃やキッチンの後片付けの作業を担っています。今後は、カフェのお料理や接客にも携わってもらいたいと考えているそうです。スプーン一杯から美味しく、その「しあわ世」がいろんなひととのつながりや出会いにつながっていく「BA-WA」。三宿、世田谷公園にお越しの際は、みなさんも立ち寄ってみませんか。
アクセス
電車 東急田園都市線または東急世田谷線「三軒茶屋駅」下車より徒歩約15分
※国道246号線 三宿交差点から都道420号線沿い、「世田谷公園」入り口の向かい側、「下馬すずかけ公園」横の道から数分の角地、白い2階建ての建物
バス 渋谷駅発 東急バス「自衛隊中央病院前」バス停下車より徒歩すぐ
※渋31「下馬一丁目(循環)」および渋32「野沢龍雲寺(循環)」